楽しい余韻もそのままに、名残惜しく1日が終わろうとしている時も
悲しい思いで遠くを眺めていた時だって
その夕暮れはいつも優しく、溶かす色
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あれだけ撮り込んでたから、そりゃあ続くよね
前回は半島の突端でひねりを入れたと思ったら、
今回は「花札の坊主」ね
適度に雲があって、その表情がすごくいいなぁ...
夕陽の写真って(朝日もそうだけど)、
見てる側としては太陽は当然止まって見えるけど、
撮る側としてはかなり速く移動する天体なんだよね。
夕陽はどんどん沈んでっちゃう。
列車の通過時刻と夕陽の位置を刻々と計算し続けて、
小刻みに場所を動きつつ、
ようやくこの作品にたどりついてるよね。
で、
この作品のすごいとこ。
手前の窓の向こうに反対側の窓を抜いて、
海からの夕陽の反射をフルに取り入れてるんだけど、
これを真横でやらずに左右で窓１枚分ずつピタリとずらしてるんだよね
列車が真横だと構図が単調で「ただ撮りました」になっちゃうけど、
キハ40を斜めに置いたことによってすばらしい立体感が生まれてる。
対角線表現やバランスに長けたこがねっちだから、
その辺を見てるのは当然っていえば当然だけど
それにしてもさ、
この日高シリーズは中央D51の試運転と本運転の間にやってのけてるんだよね
一度こっちから飛行機で戻って、
車で出直してくるまでのわずかな間。
その車も、今となってはなつかしいね
連絡を貰ってもいっつも「日高本線に来てるよー」って返事をしていたような気がする
この時はこの場所で初めて夕焼けを眺めて、下見を兼ねた1枚だったんだけど
あまりにも雲が夕焼けをいい感じに演出してくれていて
結果としては下見じゃなくなっちゃった（笑）
そうそう、朝日や夕日って撮影しようとする目で見ると
思った以上にその動きって速いんだよね
この場所に来たのは初めてってこともあって余計に太陽の位置に合わせて
列車の通過のイメージを考えながらジリジリ場所を動きつつ待ってたよ
この夕焼け、気に入っちゃってその後も何度か空模様を眺めてこの場所に来てるよ
なので夕焼けシリーズはもうちょっと続くのだ
あ、言われてみればそうだわ、中央D51の試運転と本運転の合間に集中的に出かけてた
慌しい感じだったけれど、逆に動き回って撮影のテンションが落ちなかったおかげで
そのままの勢いで本運転もいい気持ちで望めたよ
その時に乱暴に乗りまわった車は最後までしっかり乗り通したよ
次にお師匠を乗せてあげる時には新顔君だから
こっちの子もよろしくね