今回はこのブログのサブタイトルでもある『エピキュリアン』について。
『エピキュリアン』とは、古代ギリシャの哲学者エピクロスが提唱した思想に由来します。日本語に訳すと『快楽主義』。こう書くと「酒池肉林」という言葉をつい、連想してしまいがちですが、エピクロスの説く「快楽」とは「欲望をむさぼる」という意味の快楽ではなく「魂の平穏」を意味します。
「魂の平穏」というとなんだか漠然として良く意味がつかめないですが、私なりの解釈としては「魂が充実した状態」つまり、「満たされた状態」ではないかと思うのです。
もともと魂自体が快楽主義(この場合の快楽は「歓び」)で、つまり、魂は楽しいこと、心躍ることが大好き。逆につらいこと、悲しいことなどのネガティブな要素は好きじゃない。
とういことで、このブログ内でのエピキュリアン的快楽とは「魂が歓びで満たされた状態」とします。つまり、ここでのエピキュリアンとは『魂の歓びを追求する道楽者』と定義します。
では、どういったものが『魂の歓び』になるのでしょう?
一言で言えば、
「自分が本当にしたいことを何よりも優先する」
「後々後悔するようなことはしない」
この2点。
わかりやすく例えると、夜中に突然シュークリームが食べたくなったとします。冷蔵庫には幸か不幸か、シュークリームがあります。さぁ、どうしましょう?
体重が増えるのを気にして食べるのをグッと堪えられるならいいけど、欲求のままに食べてしまい、でも、食べ終わった後に体重を気にして後悔したら、NG。
欲求のままに食べてしまっても、「あー美味しかった」で満足して終わることができればこれこそ『エピキュリアン』。
実は、実際に夜遅くケーキなどのカロリーが高いものを食べても、そのときに後悔せずに満足して終われば体重が増えることはない、という研究結果もあります。
これは『引き寄せの法則』が大いに関係していて、
夜中に食べる→太るという概念を持つ→太ることへの恐れと食べてしまった後悔→実際に体重が増える現実を引き寄せる
という構図ができ、まんまとその構図が現実となってしまうのです。
一方で満足して終われば、後々残るのは「夜中にシュークリームを食べた」という事実だけ。更に言えば、満足度が高いほど「満足する出来事」が多く引き寄せられることになります。
つまり、『エピキュリアン(魂の快楽主義者・道楽者)』を目指すことによって、より豊かな人生を引き寄せることになります。
如何ですか?あなたも『エピキュリアン』を目指してみませんか?