前回の続きです。
このように『引き寄せの法則』を説明するといろいろと納得ができるのではないでしょうか?
なぜ、「不幸になりたくない」と願うよりも「幸せになりたい」と願ったほうがいいのか。それは全て「宇宙の真理」によるものだから。
でも、何故、宇宙の本質は『ワンネス(一元)』なのに、わたしたちは『二元』の世界に生きているのでしょうか?
このことは話せば長くなるのでまたの機会にしますが、いまわたしたちがいる『二元』の世界は実は広い宇宙の中でも特別で、言い換えれば「鎖国をして独自のローカルルールに沿って存在していた」といえるでしょう。
そして、今までエラく長いこと「鎖国」をしていたのが、外部からの圧力により、ではなく、自らの選択によって「開国」しようという時期に来ています。
つまり、いままでのローカルルールであった「二元」の世界から今度は宇宙の公式ルールである「ワンネス(一元)」の世界へと移行する時期がきているのです。
こう言われると、なんだか途方もないように聞こえますが、実際はみんな肌身で良く感じられていると思います。
すごく顕著でわかりやすいのは書店に並ぶ本のタイトルで、ほんの20年ほど前までは「如何に他人を押しのけて優位に立つか」といった類のHow to本がとても多く並んでいました。ところが2000年を迎えると「Win-Win(互いが勝利する)」といった内容のHow-to本が主流になり、いままでの「他人を蹴落とす」みたいな内容の本は姿を消しました。社会でも個人や企業にはじまり、国家まで様々な不正が発覚し、今までは考えられなかった位どんどん公になり、いままでのあり方を反省し変えざるを得ない状況になるなど、明らかに今までとは違った時代の何かを実感しているのではないでしょうか。
そう、新しい時代がもうはじまっているのです。
対立のない世界、時代です。
ワクワクしませんか?
今日は宇宙の本質について書こうと思います。
過去、7回に渡って、『これは押さえておきたい!宇宙の法則』シリーズを書いてきました。この中で3つの法則を紹介し説明してきましたが、この3つの法則をはじめ、全ての法則の根幹となるもの。それが『ワンネス』あるいは『一元』といわれる宇宙の本質です。
『ワンネス』、『一元』聞いたことあるでしょうか?
「宇宙の本質はワンネス(一元)である」
こういわれて、ピンと来る人は少ないと思います。むしろ、「なんのこっちゃい?」と思う人の方が多いのではないでしょうか?
この言葉、「ワンネス」、「一元」に馴染みがないのは当然と言えば当然のことで、何故ならわたしたちが今、住んでいるこの世界は「二元性」に基づいたものだから。
「二元」とは、「善と悪」「光と影」「過去と未来」「男と女」「わたしとあなた」など、相反する二つの勢力が対立して成り立つ世界。
それに対して「一元」とは、「善であり悪でもある」「光であり闇でもある」「過去であり未来である」「男であり女せもある」「わたしでありあなたである」。あるいは「善もなく悪もない」「光もなく影もない」「過去もなく未来もない」「男もなく女もない」「わたしもなくあなたもない」、という全てが一つで成り立ったいる世界。
ここで「善であり悪でもある」と言う言葉をわたし的には「全てはそれでよい」と言い換えたいと思います。
「一元」の説明で「光であり闇である」に対して「光もなく闇もない」という相反するものが同じという所で疑問に思うかもしれません。でも、それは見方の問題で「静と動」のどちらか一方の視点でみるとこのような言い方になる、というだけで、本来は「一元=一つなるもの(ワンネス)」の視点で見ればどちらも同じことになります。それは「全てそれでよい」ということに他なりません。
この説明が混乱を招いてしまう場合は、あまり説明の部分は気にしないでください。
ただ、わたしたちの今いる世界は「善か悪か」といった相反する(対立する)ことで成り立っている世界で、それに対して宇宙の本質は「善も悪もない」対立ではなく「同じもの」であるということを押さえればOKです。
で、大切なことは、『創造は全て想いからなされる(引き寄せの法則)』にあるように、思ったこと全てが現実に現れる(現象化する)と言う点で、その思いは「良い」も「悪いも」関係ないということ。ただ、より強い思いが優先されるということで、その原理も「宇宙の本質はワンネス(一元)である」ということに起因します。