数年前からナポリタンがブームになっているとかで、いろいろなお店でそのお店独自のナポリタンが出されています。
ナポリタン・・・といえば、わたしの場合は思い浮かぶのは、
給食のあのベッチョリとしたケチャップ味でフォークですくえばブチブチと切れるふやけたスパゲティー。
でも、最近のブームですぱじろうとかで出されるナポリタンはカナリ洗練されていて。
具もタップリで中には海老が入っていたりして豪華だし、ケチャップソースもトマトソースの中にケチャップの風味が加わって、パスタもアルデンテ。。
という、スパゲティと呼ぶよりはパスタと呼ぶ方がしっくりくるとてもスマートなものが多い。
これも時代の変化。。
というより、進化。。
今やエスニックも中華もフレンチもイタリアンも・・・
本国でも引けを取らないくらい本格的な料理をだすお店が多々。
さらに、日本人の味覚に合わせたり、独自のテイストを加えて本国以上に進化したレストランも。。
でも、そんな時流にはまったく我関せず
頑ななまでに昔の味を守っているお店もあります。
それが横浜は野毛にあるセンターグリル
そう
こちらのお店こそ、ナポリタン発祥のお店なのです
店内に入ると昭和の匂いが漂うレトロな雰囲気。
入口にはタイピング使用のレトロなレジスターが置かれ、昭和な食堂そのままのテーブルが2卓。
でも、こちらのテーブル席はウエイティングスペースで飲食スペースは2階。
古い建物特有の狭く急な階段を上がって2階に上がります。
2階も昭和の食堂といった雰囲気満点
映画、『三丁目の夕日』の世界を彷彿させます。
因みに、おしぼり、紙ナフキンはありません
お水もテーブルにコップとポットが置かれていてセルフ。
サービスも装備も最低限。
オーダーしたのはモチロンお店の看板メニューナポリタン(¥700)
見てください
この照り
極太の麺とデロデロ~ンなケチャップソース
これぞ昔ながらのケチャップスパゲティーナポリタン
具は玉ねぎ、ピーマン、マッシュルームとハムが申し訳ない程度にチョビチョビ。
付け合せのポテトサラダと千切りキャベツが意外といい仕事をしています。
食べ続けると単調なケチャップ味に飽きが来てしまいますが、そこにアクセントとして働くのです。
特に、イモだけのポテトサラダがナポリタンに合って意外と美味
まっ、あくまでB級の美味しさですが。。
味は見た目通りの昔懐かし、給食のナポリタン。
懐かしさを求めて・・・ならお店の雰囲気といい、充分、懐かしさを満喫できます。
ただ、
わざわざ電車に乗ってまで遠方から訪れるほど美味しいか
というと、わたしはあまりおススメはできません。
近くに寄ったついでの話のネタに・・・
くらいがちょうどいいのかも。。
因みに、以前こちらに来て、旦那がお店のオススメメニューのオムハヤシライス(¥850)を頼んだ時は
日曜日で混んでいたからなのか
ご飯を先に盛って用意していたようで、冷めていました。
こちらのオムレツのご飯はチキンライスではなく、ただの白飯。
モチロン具ナシ
なんだかなぁ~
な印象でした。
横浜の老舗って鰻のわかなといい、ただ歴史があるだけで中身が伴わないところが多いですね。