昔のことを思い出しながら、キーボードをたたいていると、記憶がすごく曖昧になっていることに気がつきます。
この話も、よーく考えると季節がどうだったかとか、ほんとうにこのできごとは、このタイミングだったのかとか、悩むことが多いのが正直なところです。なにしろ、写真も残っていない、記憶だけが頼りの状態なので・・・。
このときの私が、浜松で何をしていたかというと、ジェット機整備員の養成コースに入っておりました。6時起床、点呼、食事、掃除、午前の課業(勉強)、昼食、午後の課業(勉強)、訓練(体育と言う名の体力錬成など。)の日々を送っておりました。
浜北森林公園での初ソロキャンプを終え、次はいよいよ天竜川を遡る旅。地図を買って、ルートを調べて、キャンプ地の目星を付けて・・・。整備の勉強はもちろん、アウトドアを楽しむには、天気や装備、地図など、結構幅広い勉強が必要だと思いました。
様々な準備を整えて、天竜川遡上の旅。スタート地点など、細かい部分は覚えていませんが、やたら広くて大きな石が転がる河原を、のんびり歩いていて上流を目指していきました。確か、川沿いの堤防の上を歩くのに飽きて、川をめがけて歩いたものの、あまりの河原の広さに仕方なく河原を歩くことにしたと思います。
歩き始めてからしばらくすると、白いグライダーが音も無く着陸するのを目撃しました。普段見慣れているジェット機とは次元の違う「揚力」を意識したデザインと静かさに衝撃を受けました。
無動力の滑空飛行、とても気持ちよさそうでした。同時に、エンジンが無いって事は着陸も一発勝負なんだな-とも思いましたが・・。
歩いている河原からは、グライダーの着陸場そのものは見えませんでしたが、ウィンチで引っ張られて上昇していくグライダーの風を切る音、ワイヤーの外れる音がとても印象深かったことを覚えています。
しばらくグライダーの離着陸を眺めて、また河原を歩きます。すると、雷鳴が遠くから聞こえてきました・・・・・。だだっぴろい河原の真ん中で、雷・・・。絵に描いたようなハイリスクな状況になりました。
まもなくあたりが暗くなり、大粒の雨が・・・。立っていると、雷に打たれそうだったので、とりあえず河原にテントを張って、雨宿り・・・・、今思えば、相当ハイリスクな雨宿りですが、当時はその程度の知識だったんでしょう。今なら必死に建物の中か電柱の下を目指します。最悪は、ツェルトをかぶって、窪地でビバークです。
幸い、落雷にも増水にも合わず、30分ほどで雨も上がって晴れてきたので、テントを乾かしつつ道具を仕舞って、再出発です。晴れていると、テントは以外に乾きやすいもんだと思った記憶があります。
予定していた天竜浜名湖鉄道の鉄橋の下についたのは、日が傾き始めた時間でした。
予定通りの快適そうなテントサイト。早速テントを張って、マットを敷いて、寝袋を敷いてご飯でも、っと思ったそのとき、30mほどさきの堤防沿いに、高校生のカップルを見つけてしまいました・・。
寝床の設置に夢中になって、気がつかなかったのか・・・。二人は、このブログには書けないほどに密着した状態で、なにやらささやき合っているようでした。とてもガソリンバーナーの大音量でご飯を作るのは無粋な気がしたので、しばらくテントの中で待機することにしました。
一日歩いた後で、お腹が空いてるし、何よりも日が暮れる前に食事を済ませたかったのですが・・、相当暗くなるまで、二人はその場を離れず・・・・。
ソロキャンプ2回目にして、民家の近くでキャンプをする別な意味での難しさを思い知りました。結局、日が暮れてからご飯を作って、持ってきたお酒を飲んで、川の音を聞きながら眠りについたんですが、水音が想像以上に大きく聞こえて、なかなか寝付けず・・・。
のんびりはできましたが、水の流れる音が以外に睡眠の妨げになるんだと、良い経験をした夜になりました。結局は爆睡するんですが・・。
つづく
この話も、よーく考えると季節がどうだったかとか、ほんとうにこのできごとは、このタイミングだったのかとか、悩むことが多いのが正直なところです。なにしろ、写真も残っていない、記憶だけが頼りの状態なので・・・。
このときの私が、浜松で何をしていたかというと、ジェット機整備員の養成コースに入っておりました。6時起床、点呼、食事、掃除、午前の課業(勉強)、昼食、午後の課業(勉強)、訓練(体育と言う名の体力錬成など。)の日々を送っておりました。
浜北森林公園での初ソロキャンプを終え、次はいよいよ天竜川を遡る旅。地図を買って、ルートを調べて、キャンプ地の目星を付けて・・・。整備の勉強はもちろん、アウトドアを楽しむには、天気や装備、地図など、結構幅広い勉強が必要だと思いました。
様々な準備を整えて、天竜川遡上の旅。スタート地点など、細かい部分は覚えていませんが、やたら広くて大きな石が転がる河原を、のんびり歩いていて上流を目指していきました。確か、川沿いの堤防の上を歩くのに飽きて、川をめがけて歩いたものの、あまりの河原の広さに仕方なく河原を歩くことにしたと思います。
歩き始めてからしばらくすると、白いグライダーが音も無く着陸するのを目撃しました。普段見慣れているジェット機とは次元の違う「揚力」を意識したデザインと静かさに衝撃を受けました。
無動力の滑空飛行、とても気持ちよさそうでした。同時に、エンジンが無いって事は着陸も一発勝負なんだな-とも思いましたが・・。
歩いている河原からは、グライダーの着陸場そのものは見えませんでしたが、ウィンチで引っ張られて上昇していくグライダーの風を切る音、ワイヤーの外れる音がとても印象深かったことを覚えています。
しばらくグライダーの離着陸を眺めて、また河原を歩きます。すると、雷鳴が遠くから聞こえてきました・・・・・。だだっぴろい河原の真ん中で、雷・・・。絵に描いたようなハイリスクな状況になりました。
まもなくあたりが暗くなり、大粒の雨が・・・。立っていると、雷に打たれそうだったので、とりあえず河原にテントを張って、雨宿り・・・・、今思えば、相当ハイリスクな雨宿りですが、当時はその程度の知識だったんでしょう。今なら必死に建物の中か電柱の下を目指します。最悪は、ツェルトをかぶって、窪地でビバークです。
幸い、落雷にも増水にも合わず、30分ほどで雨も上がって晴れてきたので、テントを乾かしつつ道具を仕舞って、再出発です。晴れていると、テントは以外に乾きやすいもんだと思った記憶があります。
予定していた天竜浜名湖鉄道の鉄橋の下についたのは、日が傾き始めた時間でした。
予定通りの快適そうなテントサイト。早速テントを張って、マットを敷いて、寝袋を敷いてご飯でも、っと思ったそのとき、30mほどさきの堤防沿いに、高校生のカップルを見つけてしまいました・・。
寝床の設置に夢中になって、気がつかなかったのか・・・。二人は、このブログには書けないほどに密着した状態で、なにやらささやき合っているようでした。とてもガソリンバーナーの大音量でご飯を作るのは無粋な気がしたので、しばらくテントの中で待機することにしました。
一日歩いた後で、お腹が空いてるし、何よりも日が暮れる前に食事を済ませたかったのですが・・、相当暗くなるまで、二人はその場を離れず・・・・。
ソロキャンプ2回目にして、民家の近くでキャンプをする別な意味での難しさを思い知りました。結局、日が暮れてからご飯を作って、持ってきたお酒を飲んで、川の音を聞きながら眠りについたんですが、水音が想像以上に大きく聞こえて、なかなか寝付けず・・・。
のんびりはできましたが、水の流れる音が以外に睡眠の妨げになるんだと、良い経験をした夜になりました。結局は爆睡するんですが・・。
つづく
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