当時の私は、航空自衛隊に勤めていました。
隊舎(いわゆる寮)は、2段ベットが整然と並ぶ大部屋。ベットの間隔は80cmぐらい。6人ほどが座れるテーブル以外は、ベットの縁に腰掛けるしか無い部屋でした。
慣れてしまえばなんと言うことも無いんですが、他人との距離が近い生活を送っていることもあり、週末に人気の無いところを目指すのは、ごく普通の流れだと思っていました。(多くの同期は繁華街を目指していましたが・・・。)
話は前回の続きに戻って、買い込んだキャンプ道具達をどうするか。幸いコンパクトな道具だったので、使用頻度の低いものを倉庫の衣納(大きなバック。直径60cm、幅1m20ぐらいの分厚いキャンバス製。異動時に、制服その他一式の支給品を入れるためのバック。)にしまい直して、なんとかロッカーに詰め込むことができました。使用頻度が低いのは、明らかにキャンプ道具だけど、手元から離すのは考えられませんでした。
翌週は、ほとんどの同期達が外出しているタイミングで、ザックに荷物を詰めたり、テントを立ててみたりのトレーニング。巡察に回ってきた先輩には、「1年目の隊員で、テントをもちこんでるのは、初めて見た・・・。」とあきれられたことが印象に残っています。
さて、いよいよ初キャンプの週末。平日は、通院とか通学とか理由が無いと外出できない学生達は、金曜日の夜から日曜日の夜までの外出を唯一と言っていい楽しみにしていた。もっとも、月曜日には作業服や制服をぴしっとしておかなければいけないので、そららの洗濯やアイロンがけをいつ行うかも悩ましかった。私の場合は、キャンプに出かけるときは金曜日の夜のうちに洗濯を済ませて、日曜日に帰ってきてからアイロンがけをするパターンが多かった。
そんな生活を送りつつ、ようやく2日間キャンプに行く準備が整った。
最初は、浜北森林公園へ。詳細なルートは忘れたけど、浜松基地からバスを乗り継いで、今にして思えばものすごくシンプルな装備を(それでも、買ったザックにはめいっぱい)背負って、遊歩道を散歩して、夕暮れの森林公園内で、係員の許可をもらって初キャンプ。ご飯は、アルファ化米と丸新ハンバーグだったと思う。季節は秋。テントを立てていると、散歩中の方々に、いろいろ話しかけられるのが多少面倒でしたが、日が暮れるころには人通りも無くなり、あたりが一気に静かになりました。
その夜は、静かな環境で、一人でのんびり過ごせるありがたさを味わえた一晩でした。久々に、静かな夜を過ごしました。翌朝は、犬の散歩なんかでけっこうな人が行き交って、朝はのんびりできませんでしたが・。
無事ソロキャンプデビューを果たした後、すっかりキャンプの雰囲気にはまった私は、次なるコースを考えて、そわそわする日々を送るのでした。
つづく
隊舎(いわゆる寮)は、2段ベットが整然と並ぶ大部屋。ベットの間隔は80cmぐらい。6人ほどが座れるテーブル以外は、ベットの縁に腰掛けるしか無い部屋でした。
慣れてしまえばなんと言うことも無いんですが、他人との距離が近い生活を送っていることもあり、週末に人気の無いところを目指すのは、ごく普通の流れだと思っていました。(多くの同期は繁華街を目指していましたが・・・。)
話は前回の続きに戻って、買い込んだキャンプ道具達をどうするか。幸いコンパクトな道具だったので、使用頻度の低いものを倉庫の衣納(大きなバック。直径60cm、幅1m20ぐらいの分厚いキャンバス製。異動時に、制服その他一式の支給品を入れるためのバック。)にしまい直して、なんとかロッカーに詰め込むことができました。使用頻度が低いのは、明らかにキャンプ道具だけど、手元から離すのは考えられませんでした。
翌週は、ほとんどの同期達が外出しているタイミングで、ザックに荷物を詰めたり、テントを立ててみたりのトレーニング。巡察に回ってきた先輩には、「1年目の隊員で、テントをもちこんでるのは、初めて見た・・・。」とあきれられたことが印象に残っています。
さて、いよいよ初キャンプの週末。平日は、通院とか通学とか理由が無いと外出できない学生達は、金曜日の夜から日曜日の夜までの外出を唯一と言っていい楽しみにしていた。もっとも、月曜日には作業服や制服をぴしっとしておかなければいけないので、そららの洗濯やアイロンがけをいつ行うかも悩ましかった。私の場合は、キャンプに出かけるときは金曜日の夜のうちに洗濯を済ませて、日曜日に帰ってきてからアイロンがけをするパターンが多かった。
そんな生活を送りつつ、ようやく2日間キャンプに行く準備が整った。
最初は、浜北森林公園へ。詳細なルートは忘れたけど、浜松基地からバスを乗り継いで、今にして思えばものすごくシンプルな装備を(それでも、買ったザックにはめいっぱい)背負って、遊歩道を散歩して、夕暮れの森林公園内で、係員の許可をもらって初キャンプ。ご飯は、アルファ化米と丸新ハンバーグだったと思う。季節は秋。テントを立てていると、散歩中の方々に、いろいろ話しかけられるのが多少面倒でしたが、日が暮れるころには人通りも無くなり、あたりが一気に静かになりました。
その夜は、静かな環境で、一人でのんびり過ごせるありがたさを味わえた一晩でした。久々に、静かな夜を過ごしました。翌朝は、犬の散歩なんかでけっこうな人が行き交って、朝はのんびりできませんでしたが・。
無事ソロキャンプデビューを果たした後、すっかりキャンプの雰囲気にはまった私は、次なるコースを考えて、そわそわする日々を送るのでした。
つづく
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