※その1から続けて読みたい方はこちら
その9 海のリスク
シーカヤックを手に入れた当時の私は、通称「ブルーインパルス」と呼ばれる、各地の基地公開日に展示飛行を行うことを主な任務にしている部隊に所属していました。各地で基地が公開される4月から11月にかけては週末の出張が多くて、艇を買った「エコマリン宮城」のスクールやツアーになかなか参加できないでいました。
インターネットはもちろん、携帯電話も普及していなかった当時、天気予報はテレビ・ラジオ・新聞・電話で入手していました。前の日の夜のテレビの天気予報で天気図を見て、道中のラジオで天気予報を聞いて、心配な時は現場近くの公衆電話で177に電話して、ツーリング中は、休憩時間にラジオで。それでも、特に不便は感じていませんでした。ネットで様々な情報が入るようになったとはいえ、最終判断は現場での観天望気。これだけは変わりません。
実際にシーカヤックを初めてみると、改めて海のリスクの高さを感じるようになりました。まず、水の上。ライフジャケットが必須なことでも分かると通り、そもそも水の上に浮かんでいること自体がリスク。さらに、手こぎ。限界点は体力に左右されてしまいます。そして、風。自転車以上に風の影響を受けるのがシーカヤック。特に、追い風や横風はカヤックの進路が安定しないので、慣れるまでは苦労しました。波に関しては、現場で実際の状況を見ながら漕げるので、たいして問題にはなりませんでしたが、風に関しては雲を見たり、崖の上の木を見たり、トンビの飛び方を見たりと、強風の兆候には常に注意を払っていました。さらに、始めたばかりで自分の限界がイメージできなかったことが、一番怖かったと思います。
それでも、漕ぐ回数を重ねて様々な経験をしていくうちに、だんだん自信がついてきました。
つづく
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/81/d848f48028b3791313da8aa4c0777231.jpg)
↑2006年・御前浜付近の山桜とSeaward Quest※写真と本文とは関係ありません。
☆☆お知らせ☆☆
シーカヤックスクール、ツアーは1名様より開催しております。
お気軽にお問い合わせ下さい。
Mail:equest@k5.dion.ne.jp
Tel:090-9743-2077【紺野】
その9 海のリスク
シーカヤックを手に入れた当時の私は、通称「ブルーインパルス」と呼ばれる、各地の基地公開日に展示飛行を行うことを主な任務にしている部隊に所属していました。各地で基地が公開される4月から11月にかけては週末の出張が多くて、艇を買った「エコマリン宮城」のスクールやツアーになかなか参加できないでいました。
インターネットはもちろん、携帯電話も普及していなかった当時、天気予報はテレビ・ラジオ・新聞・電話で入手していました。前の日の夜のテレビの天気予報で天気図を見て、道中のラジオで天気予報を聞いて、心配な時は現場近くの公衆電話で177に電話して、ツーリング中は、休憩時間にラジオで。それでも、特に不便は感じていませんでした。ネットで様々な情報が入るようになったとはいえ、最終判断は現場での観天望気。これだけは変わりません。
実際にシーカヤックを初めてみると、改めて海のリスクの高さを感じるようになりました。まず、水の上。ライフジャケットが必須なことでも分かると通り、そもそも水の上に浮かんでいること自体がリスク。さらに、手こぎ。限界点は体力に左右されてしまいます。そして、風。自転車以上に風の影響を受けるのがシーカヤック。特に、追い風や横風はカヤックの進路が安定しないので、慣れるまでは苦労しました。波に関しては、現場で実際の状況を見ながら漕げるので、たいして問題にはなりませんでしたが、風に関しては雲を見たり、崖の上の木を見たり、トンビの飛び方を見たりと、強風の兆候には常に注意を払っていました。さらに、始めたばかりで自分の限界がイメージできなかったことが、一番怖かったと思います。
それでも、漕ぐ回数を重ねて様々な経験をしていくうちに、だんだん自信がついてきました。
つづく
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↑2006年・御前浜付近の山桜とSeaward Quest※写真と本文とは関係ありません。
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