今回は、浜松北部の地図を10分ほど眺めておりましたが、どこで3回目のソロキャンプをしたかが全く思い出せなかったので、道中の話は書けません・・。
浜松市の北にある秋葉ダムの方に向かったような気がしてるんですが、何しろ航空自衛隊の航空機整備員は結構頻繁に浜松に研修で長期出張するので、20年もたつと記憶がごちゃごちゃになっています。
ちなみに、私は中級航空機整備員で半年弱、機種転換過程で1ヶ月強、上級航空機整備員課程で半年強。自衛隊には9年とちょっとおりましたが、そのうちの約1年間は浜松で勉強していたことになります。
2回のソロキャンプを経て、もっと奥深い(と言うか人の来ない)場所でのキャンプをしたい思いが強くなった私は、浜松周辺の地図やガイドブックを買いあさってコース選びに取り組みました。
とはいっても、使えるのは土日の2日間。しかも、移動は公共交通機関。浜松基地はバスに恵まれているとはいえ、バスの出る時間じゃ無いとどこにも移動ができないのがネックでした。早朝発ができないんです。
当然、行ける範囲も浜松周辺になってしまいます。浜松から遠州鉄道で北に向かうと、山深い地域の入り口まで行けます。そこからどこへどう向かうか。
3回目のキャンプは、神社の参道から脇道にそれて、名も無い山の細い道をのんびり歩いて、手頃なところでキャンプ泊をする予定でスタートしました。
はじめて、山に入ったわけです。中学生ぐらいまでは、家の周りの山でサンショウウオを捕ったり、蝉を捕ったり、山菜を採ったりしていたので、山には慣れているつもりでしたが、捕りに入る山と、泊に入る山ではまったく視点が変わることに気がつきました。
特に目的地があるわけでも無く、快適に一夜を過ごせる場所を求めての山歩きですが、自分で山の中に入ったと思っていても、思いがけずに大きな林道にあたったり、怪しい宗教施設と思われる建物があったりで、なかなか「平ら」な場所が見つかりません。
普通に家で寝ていると、「平ら」ことはあたりまえですが、自然の中では「平ら」な場所は不自然です。特に、山の中で「平ら」な場所は、なかなか見つかりません。
このときも、「平ら」で人が来そうに無い場所を探して、結局夕方まで歩いたのを覚えています。
テン場(テントを張る場所)に選んだのは、大きな杉の木のある小道の脇の平場(ひらば・平らなところ)で、高校生のカップルはもちろん、散歩が好きな人生の大先輩達も来そうに無い雰囲気の場所でした。少なくとも、朝はもんびり寝てられるはずです
。
テントを張って、夕食の支度をして、持参したお酒を飲んで極楽気分。料理が終わってガソリンストーブを消した瞬間の静寂が何ともいえません。今ならたき火もするところですが、キャンプビギナーだった私は欧米のローインパクトキャンプの記事なんぞに影響を受けていたので、キャンドルランタンの明かりで過ごすのでした。
肌寒くなって、テントに入り、今は懐かしい電球のヘッドランプで読書をしてすごし、寝袋の中で心地よく眠りにつきました。
翌朝、はぁはぁという息づかいの音で目を覚ますと・・・・・・。犬を連れたご夫婦が散歩中・・・・。うーん、週末日中2日間、門限(日曜20時30分)付きの旅では思った通りの旅はできないなーと思った瞬間でした。もちろん、人嫌いなわけでは無いので、挨拶を交わしてテントの話などで盛り上がりはするんですが、やはりちょっと寂しさのような気持ちがこみ上げてきました。
私は、山の中に入っていたつもりでしたが、登った方とは反対側の集落に近づいていたようでした・・・。なかなか、イメージ通りのキャンプができません。
秋が深まり、そろそろ手持ちの装備では心許なく、かといって冬用の装備を買う予算も無く・・・。浜松でのアウトドアはこれで終了かなと思った3回目のソロキャンプでした。
今にして思えば、このキャンプの朝の出来事が、私をシーカヤックの道に結びつけたと思っています。
つづく
浜松市の北にある秋葉ダムの方に向かったような気がしてるんですが、何しろ航空自衛隊の航空機整備員は結構頻繁に浜松に研修で長期出張するので、20年もたつと記憶がごちゃごちゃになっています。
ちなみに、私は中級航空機整備員で半年弱、機種転換過程で1ヶ月強、上級航空機整備員課程で半年強。自衛隊には9年とちょっとおりましたが、そのうちの約1年間は浜松で勉強していたことになります。
2回のソロキャンプを経て、もっと奥深い(と言うか人の来ない)場所でのキャンプをしたい思いが強くなった私は、浜松周辺の地図やガイドブックを買いあさってコース選びに取り組みました。
とはいっても、使えるのは土日の2日間。しかも、移動は公共交通機関。浜松基地はバスに恵まれているとはいえ、バスの出る時間じゃ無いとどこにも移動ができないのがネックでした。早朝発ができないんです。
当然、行ける範囲も浜松周辺になってしまいます。浜松から遠州鉄道で北に向かうと、山深い地域の入り口まで行けます。そこからどこへどう向かうか。
3回目のキャンプは、神社の参道から脇道にそれて、名も無い山の細い道をのんびり歩いて、手頃なところでキャンプ泊をする予定でスタートしました。
はじめて、山に入ったわけです。中学生ぐらいまでは、家の周りの山でサンショウウオを捕ったり、蝉を捕ったり、山菜を採ったりしていたので、山には慣れているつもりでしたが、捕りに入る山と、泊に入る山ではまったく視点が変わることに気がつきました。
特に目的地があるわけでも無く、快適に一夜を過ごせる場所を求めての山歩きですが、自分で山の中に入ったと思っていても、思いがけずに大きな林道にあたったり、怪しい宗教施設と思われる建物があったりで、なかなか「平ら」な場所が見つかりません。
普通に家で寝ていると、「平ら」ことはあたりまえですが、自然の中では「平ら」な場所は不自然です。特に、山の中で「平ら」な場所は、なかなか見つかりません。
このときも、「平ら」で人が来そうに無い場所を探して、結局夕方まで歩いたのを覚えています。
テン場(テントを張る場所)に選んだのは、大きな杉の木のある小道の脇の平場(ひらば・平らなところ)で、高校生のカップルはもちろん、散歩が好きな人生の大先輩達も来そうに無い雰囲気の場所でした。少なくとも、朝はもんびり寝てられるはずです
。
テントを張って、夕食の支度をして、持参したお酒を飲んで極楽気分。料理が終わってガソリンストーブを消した瞬間の静寂が何ともいえません。今ならたき火もするところですが、キャンプビギナーだった私は欧米のローインパクトキャンプの記事なんぞに影響を受けていたので、キャンドルランタンの明かりで過ごすのでした。
肌寒くなって、テントに入り、今は懐かしい電球のヘッドランプで読書をしてすごし、寝袋の中で心地よく眠りにつきました。
翌朝、はぁはぁという息づかいの音で目を覚ますと・・・・・・。犬を連れたご夫婦が散歩中・・・・。うーん、週末日中2日間、門限(日曜20時30分)付きの旅では思った通りの旅はできないなーと思った瞬間でした。もちろん、人嫌いなわけでは無いので、挨拶を交わしてテントの話などで盛り上がりはするんですが、やはりちょっと寂しさのような気持ちがこみ上げてきました。
私は、山の中に入っていたつもりでしたが、登った方とは反対側の集落に近づいていたようでした・・・。なかなか、イメージ通りのキャンプができません。
秋が深まり、そろそろ手持ちの装備では心許なく、かといって冬用の装備を買う予算も無く・・・。浜松でのアウトドアはこれで終了かなと思った3回目のソロキャンプでした。
今にして思えば、このキャンプの朝の出来事が、私をシーカヤックの道に結びつけたと思っています。
つづく
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