なす日々

何かを成すつもりが、気がつけばこの歳に・・・でも、生きていれば何かは成している。

チャーハン

2025-02-19 08:05:38 | グルメ

今日、息子は週に一度の登校日。

心療内科が12時台に入っていて微妙。

登校後直で行くには早いし、家にいったん帰ると遅い?

 

昼ご飯の問題もあるので息子に聞いてみると

最初は、弁当を持って、学校後、近めの塾の自習室へ行って

勉強して弁当食べてから心療内科へ行くと言っていたが

時間的に弁当食べるだけで終わりそう。

 

少し悩んで、やはり、一旦家に帰ってくるというので

弁当作りは無し、その代わり、結構タイトな時間になるので

必ず家に着く時間が分かったら教えて、と伝えた。

 

結局、学校が長目だったのか、そのまま直に心療内科へ行くと言う。

そこから家に戻って昼食委食べてから塾(都内)へ行く予定らしい。

 

時間に合わせて作ったのは、チャーハン。

息子の好物である。

 

私の得意料理という訳ではないが、何故か好評。

チャーハン嫌いな姉も、私が作ったチャーハンだけは美味しいと

姉が独身の頃、一人暮らしの家に遊びに行くたびに作らされた。

後、亡き姑も、いつも美味しいと食べてくれた。

パラッとできる訳じゃないし、普通の家庭焼きめしって感じなのだけれどね。

 

私自身、チャーハンは好きでも嫌いでもなく・・・

土曜の半ドンの時に母が家に帰ると作っておいてあるのを見ると

ちょっとガッカリ、でも食べると美味しい、という感じ。

(同じテンションだと素麺も)

特別感はないが、食べると、そこそこ美味しさを感じられるメニューだ。

 

そんな訳で、自分一人の時にチャーハンを作る事は殆ど無いなぁ。

外食でも、わざわざ自分だけの為に頼む事はしないし。

(セットで半チャーハンとか、シェアで頼むのはあるけれど)

 

後、母が最初に長期入院した私が小学生の頃

父の作るメニューが、チャーハンと焼きそばだけだったのだが

このチャーハンに牛脂が使われており(少し小さめに切ってある)

これは食べないといけないのだろうと、頑張って食べたのだが

後で知ったことだが、父の大好物で、父用に入れていたらしい。

(勿論、炒め油の代わりとしての役割もある)

 

土曜日の昼は父と二人だけで食べる事が多かったのだが

よそうとき私は肉嫌いだし嫌だろうなぁ、と思って

父の皿には牛脂を入れなかった。

 

でも、父は一度も「牛脂好物だから入れてくれ」と

言う事はなかった。

私も好きだと思ったのかしら?

考えてみれば、1個で良いところ、段々数が増えた気がするので

もしかしたら、その内1個くらいは自分にも入れてくれるかと

思ったのかもしれない。

(私は、増える牛脂に辟易しながら食べていたのだが

作ってくれる父に文句を言ってはいけないと遠慮していた)

 

ギフテッドの父とは、あまり、父娘としての普通の思い出が少ないが

チャーハンというと、この時の事を思い出す。

 

父の牛脂好きを知ったのは、入院していた母が一時帰宅(1日だけ)した時

作り置きに、鶏皮の煮物を作っていて「これ、パパの好物だから」と言い

続けて「パパは肉は牛以外食べないけれど、鶏皮とか脂っこいのは大好きなのよ」と。

 

その後、私が父に牛脂を譲ったのは言うまでも無い。

 

そして、意外にも夫に作る事が殆どないメニューでもある。

 

チャーハンって家庭の場合、やはり昼メニューだからだ。

姉みたいにリクエストがなければ夜には作らないし

姑や息子も昼一緒に食べることが多かったから作っていたが

平日勤め人の夫は、弁当だし、休日の昼は外食したり

それこそ、姑や息子が好きじゃなくてたまに食べたいもの

(姑は、辛い物やエスニック、癖のある物などを好まず、

息子は鶏肉料理やトマト料理、小さいときはパスタが苦手だった)

にする事が多かったからね。

 

息子が大口をあけて、吸い込まれるチャーハンを見ていると

たまに、自分も食べてみようかなぁ、と、ちょっと思う今日この頃。