なす日々

何かを成すつもりが、気がつけばこの歳に・・・でも、生きていれば何かは成している。

作画の躓き

2025-02-22 08:25:57 | 仕事

講座仕事やら、資料探しに手間取り、漸く作画に着手。

 

骨折してから、久々の原稿である。

特に利き手である右手の違和感はないが、ちょっと細かいコマが描きにくい。

 

私はアナログ派なのだが、本格的に漫画を描き始めて40年近く

シャーペン0.5ミリBで下絵を描いているが

何だか、いやに太くなるのだ。

芯を新しいものに取り替えたが、あまり変わらない。

 

骨折の影響で、思わぬ力が入っているのか?

あまり自覚はないのだけれど・・・

 

大ゴマは問題無いので、細かいところは芯をHBか0.3にするか・・・

でも、HBだと線が多い私は掘れたり、消しゴム掛けが大変そうなので

とりあえず細さを変えてみる方が良いかな。

 

長年描いてきて、こういう問題に当たったのは久しぶりなので

(本格漫画を描き始めた高校生くらいの時、HBだと先の問題が出たので

B芯に変えた時くらい)

ちょっと戸惑っているが、まぁ、これを機にデジタルにするのも良いかも・・・

でも、今のシリーズはアナログで何とか終了させたい。

(どうしても移行中は絵が変わってしまうので)

 

まぁ、まだ、老眼で・・・ではないのが救いか。

そうなったら、デジタルに否応なく変更しないと難しそうだしね。

老眼は全く無い訳じゃないけれど、日常生活には問題無い。

ただ、漫画罫線が見えにくくなってしまったのはあるので

(印刷に載らないように薄い色で印刷されている)

近いうちに考えないといけない問題だ。

 

さて、明日は文房具を買いに行こう。


楽しい仕事

2025-02-21 07:48:56 | 仕事

私は現在2種類の仕事があるのだが

1つは子どもの美術講師、もう1つは漫画家。

 

会社員と違って、好きな事が仕事で良いね、などと

言われることもあるのだが

(会社員だって、好きな仕事をしている人はいると思うけれど)

仕事である限り、全て楽しい仕事ではない。

 

ただ、勿論、楽しかったり、ある程度適性があるから

この仕事をしているのも事実。

 

今日は、講師仕事の作業をしたのだが、2番目に好きな仕事だった。

 

内容は、次回のプログラムに向けての下地作り。

自分が作った型を画用紙に写して、ひたすら切り分ける。

画用紙を切って印を付けて切る。

単純作業の繰り返しだ。

こういうの好きなのでライン仕事向いてると思うのだけれどなぁ・・・

 

漫画の場合、好きなのは1つだけ。

これは講師仕事にもいえるのだが所謂「アイディア出し」だ。

 

講師仕事の場合、園児だったり小学生だったりが

無理なく、ある程度納得できるクオリティで

時間内、予算内で出来るプログラムを考えないといけない。

勿論、課程や出来上がりも満足して貰えるのも忘れてはいけない。

と、まぁ、結構制約があるのだが、それを思いついて

頭で形を考え、試作して、自分の中で「これだ」と思えた時。

 

アイディアを思いついて形にしていく時の楽しさは

何物にも代えがたい。

 

漫画も、ストーリーを思いつき、色々なエピソードがモヤモヤとした雲になり

頭に集まってきて、プロットとして骨組みが吐き出され、

ネームとして完全に話として成立する時。

 

講師仕事の場合、内容的に単純な物が多いので

作る過程もそう大変では無いのだが

漫画の場合、後の作業は、ひたすら苦行である。

 

原作者になって作画者を募って描いて貰いたいくらいだが

現状無理なので、自分で描くしかない。

 

描く作業も、瞬間的に楽しいと思える時もあるのだが

とにかく、私にとっては大変。

 

だからと言って、絵を無くして、小説にすれば良いかと言えば

文章で全てを表現できるスキルがない。

私の場合、そもそも漫画で表現するようにストーリーが浮かぶというのもある。

 

そのために、いつもアンテナを張っている(無意識に)

日常の些末なこと、社会情勢のような大きなこと、

様々なことで、自分の琴線に触れたり、ちょっとした引っかかりで

アイディアが膨らんだりする。

 

今日は、単純作業をしていたのだが、作業が終わって片付けをしている時

近くにあった綿棒が空になっていたので、新しいのを出した際、

空になったケースを捨てようとして、夏休み宿題講座のアイディアを思いついた。

 

そうなると、もう、夢中になって、展開を考えてしまう。

もう、夕方の家事を始めないといけないのに・・・

 

このアイディアの神様が降臨してくると

もう、僕の私は従うしかない。

 

この瞬間のために、この仕事しているんだよなぁ。


2024A3期2回目(土)

2025-02-15 10:35:49 | 仕事

今日は昨日に引き続き講座仕事の2回目。

昨日の段階で、具合が悪くてお休みのお子さんが1名。

 

段取りが多いプログラムだったが

昨日で流れが分かったので、混乱も無くスムーズに進行できた。

 

概ね喜んで貰えたようで良かったが

手が汚れる(濡れる)のを嫌うお子さんが今日は多かったかな。

でも、作品に夢中になってしまえば、

最後は汚れた手を嬉しそうに見せてくれたりして

気質的なことではなかったようで良かった。

それによって、アドバイスの仕方も違ってくるので。

 

器質的な場合は仕方が無いけれど

全体的に、やはり、昔より汚れることを嫌うお子さんが増えた。

親も園も、衛生観念が徹底しているという事でもあるが

お子さんだと、TPOが分からないので、

とにかく汚れること全てにNGになってしまう場合がある。

 

私の講座では、手も絵を描く道具と言って最初から汚れることを肯定したり

私自ら手を汚したのを楽しんでいるのを見せ、

最後にまとめて洗う事を伝えるようにしている。

(汚れる度に、手洗い場へ行く子がいるからだ)

 

ただ、水彩絵の具は結構汚れると水で洗っても

中々落ちにくいので、家に帰ってお湯と石けんを使ったり

お風呂でゆっくり落とさないと落ちないし

後、これは顔料の問題だと思うけれど

昔より、落ちにくくなっている気がする。

 

私は、最後に画材道具を洗ってから施設を後にするが

完全に落ちていることは少なく

その帰りに買い物などをすると、お金を渡すときに汚い手で

恥ずかしい思いをする事が結構ある。

 

まさか還暦近いオバサンが、水彩絵の具で手を汚しているとは

多分店員さんも思わないだろうから、ただ「汚い不潔な手」と

思われているだろうなぁ・・・

 

昨日と今日は、講座内容よりも、お子さん達自身について

改めて考えさせられることが多かった。


2024A3期2回目(金)

2025-02-14 08:07:50 | 仕事

今日は水彩の講座。

技法を3つ試すので、画用紙も3枚(内2枚は変形サイズ)

水彩の他にクレヨンも使用するし

水彩も筆の他に技法用画材も使う。

 

そんな訳で、子ども達が悩まずかつスムーズに

作品作りだけを集中して貰えるように

進行、とくに画材を出したり引っ込めたりのタイミングが重要だ。

 

先にお手伝い頂く職員さんに進行表をLINEしていたが

今日は紙媒体にして渡した。

(スマホは子どもがいる前では基本的に使わないようにしている。

関心がそちらに向いてしまう可能性があるからね)

 

直近で進行表を作ったおかげか

かなりスムーズにできて、時間に余裕があった。

 

お子さん達もかなり楽しんで貰えたようで良かった。

 

その分、最後に、技法の解説を保護者向けに話したのだが

(話さないと、何じゃこらという見た目の作品なので)

お子さんの1人に「話が長い」と言われてしまった。

 

うーん、今後に繋げるために、結構必要な話だったのだが

5分も話を聞くのが難しいお子さんだったようだ。

(今まで、この程度の長さで文句が出たことが無かったので

少々驚いた)

一応、お子さん達に技法の確認をしながらだったので

私としては、お子さんにも一方的に話を聞いて貰う形にしないよう

配慮したつもりだったのだが、今後は、やはり3分以内を心がけよう。

 

お子さんから指摘があった時に、必要性がある事をやんわり伝えて

場の空気を悪くしないように対処したのだが

これが前担当(職員)さんだったら厳しくお子さんに指導が入りそう。

今の担当さんは新しい方で、優しい人なのでやんわり窘めてくれたので

こちらでも空気が悪くなることがなかった。

 

こういう場合の対処というのは結構難しく

私のスタンスとしては、お子さんが楽しむ為の講座なので

危険なこと、余程進行の妨げになる以外は、基本的にスルーしている。

ただ、職員さんは運営側なので、

お子さんの管理に関しては口を出す事ができるので

担当者次第という事になる。

 

厳しい人、優しい人、それぞれの良さがあり

どちらが良いと言う訳ではないが

近年、こうしたトラブルとはいかないまでも

我慢が出来なかったり、暴走するお子さんが増えたし、

技術の低下(ハサミが全く使えない)や

そして、何よりも、保護者が挨拶の際私語を止められなかったりと

保護者もどうなの?という人が増えたので

ある程度、空気が悪くなってもキッチリ伝える事は必要なのかも。

 

私はあまりアートと関係ない事はやりたくないのだけれどね・・・

教育機関ではないという事もあるけれど

「解放」と「暴走」は紙一重なので、ある程度は寛大でいたい。

しかし、それはやはり園児といえど最低限の社会生活ルールが

守られてこその上に成り立つ訳で・・・

 

児童館側でも、最初にルール(しかも保護者向け)の紙を配布したり

私の講座以外でも、ちょっと目に余る事が増えたようで

必ずその講座にあったルールを配る事になったようだ。

(コロナ明けくらいからかな)

 

毎回、注意しなければ進行できない状況になった時が

もしかしたら、私の引退時期なのかもしれないなぁ。


あやふやな記憶

2025-02-13 08:53:07 | 仕事

今回の講師仕事では、手順が多いのと、

新担当者で不安感が強い方なので

事前に手順表を作っておくことにした。

 

勿論、私の動きの再確認にもなるので

今回だけでは無く、自分のために作る事もある。

 

一通り書いて、さて、プリントするか、と思った時

挟むために書類用クリアファイルを手に取ったら

前回同じように手順表を作っていたらしく、それが目に入った。

 

あらら、2年前にも作っていたか。

多分、夫がPCのどこかに保存してくれていると思うが

私は、つい、目に付いたファイルに無ければ探さずに新しく作ってしまう。

(そして適当なファイルに保存し・・・PC内も机と同じだな)

そもそも2年前だと作った事さえ忘れているし・・・

 

それを見ると、真逆の手順の箇所があり

そこは、実は、今回参作を作った中で悩んだ場所であった。

(どちらがより技法として効果的か)

でも、最初に考えていた方が、やはり良いと思い修正した。

 

後、今回より丁寧な箇所があったが

今回のお子さん達は、そこまで丁寧にしなくても大丈夫そうなので

(これは毎回お子さん達によるのだ)

前回のでは無く、今回ので進めてみようと思った。

 

うーん、こういう事があるので、やはり整理って大切だよね。

机のように目に見えないだけで、ちゃんと整理しないと

PCだって有効に使えやしない。

 

つくづく自分の事務能力の低さを感じるのであった。