なす日々

何かを成すつもりが、気がつけばこの歳に・・・でも、生きていれば何かは成している。

爆発

2024-09-30 10:41:39 | 子ども

今日、とうとう爆発してしまった。

また、息子が塾に行かなくなり、

その上、諸々、今まで積み上げてきた物を

反古にする振る舞いに、もう、耐えられなくなってしまったのだ。

 

私は、基本的にヒステリックに怒ることはしない。

怒りがマックスだと低い声で言葉が丁寧になる。

そして、とことん理詰めで相手の反論を潰し責め立てる。

 

息子と同じようなタイプの私の兄は

家族で一番怖いのは私だと言っていた。

母や姉はヒステリックに支離滅裂だろうが

とにかく大声でわめき散らし人格攻撃をするタイプで

兄には、そういうタイプよりも私のようなタイプの方が

胸をえぐられるようだった。

 

人格攻撃は、兄にとって「おまえの母さんデーベーソ」みたいな

それ自体に意味を持たないからだが

私が言うのは、一つ一つ事実を積み重ねて、だからあなたが悪いのだと

逃げ場をなくし、非を認めざるを得ないからだ。

 

ただ、私は、母や姉のような、非を責めるのでは無く

ひたすら人格攻撃を大きな声でわめき立てられる怒られ方が

本当に辛くて仕方が無く、私自身は、そういう怒り方は

子どもができてもしないようにしたかった。

 

それが、息子にとっては、一番嫌な怒られ方になっているのかも。

皮肉な物だ。

 

勿論、息子のようなタイプは怒られる事自体受け入れが難しく

特に、感情で怒るとパニックになり、全く意味が無いのだが

だからと言って、理路整然と注意する形で叱るのも

今回の私のように、攻撃型になると、感情そのままよりも

ダメージが大きくなる。

 

今回の事で、二次障碍やメンタルクリニックの薬が増えたとしても

仕方が無いかもしれない。

 

まぁ、ここまで追い詰めるようなやり方は滅多にしないが

私も未熟で完璧な人間ではないので、たまにやらかしてしまう。

 

怒りと言うよりも、今回の場合は「疲れ」だ。

徒労感

ドンキホーテのよう。

 

ひたすら空しい。

 

しかし、最後は、なけなしの親としての責任感を振り絞って

息子と和解の歩み寄りをした。

 

今は、それだけでもできて良かったと思う。

明日からの事は、明日また対応するしかない。


味覚障害

2024-09-29 06:46:38 | 

夫のコロナが比較的軽度なまま終息に向かい、

寧ろ、高熱が引いてからは、息子の問題の方が

私の気持ちを波立たせていたが、息子がようやく落ち着いた頃

今度は夫が・・・

 

「味がよく分からなくなってきた」

 

え?今になって味覚障害?

 

高熱の時なども旺盛な(高熱にしては)食欲を見せ

こんなにコッテリした物良いのかしらん?と思いつつ

(一応量は抑え気味にしたけれど)

毎回「美味しかった」と完食していた夫が

平熱が続くようになり、少しあった咳も殆ど無くなり

総合感冒薬すら飲まなくなったのに・・・

 

調べると、後遺症として出る事があるようだ。

私はてっきり、コロナに罹って味覚障害が出て

治ってからも後遺症として続くのかと思っていた。

(勿論、そういう場合もある)

 

2週間内くらいで治まる人が多いみたいだけれど・・・

食べる事が大好きな夫には、高熱より辛いかも。

 

朝食から?と思ったらしい。

いつもより味が薄く感じたそうだ。

 

このときのメニューは、昨日お向かいさんから頂いた

手作りのサンドイッチ(玉子とハム)

それを冷蔵庫に入れたので、オーブントースターで焼き

ホットサンドにした物。

昨日作ったカボチャの冷製スープ。

サンドイッチは、確かに味が薄めだったけれど

スープはしっかり塩分があったと思う。

 

お昼は、更に味がハッキリしたペ○ングと

トッピング用に、キャベツとピーマンとソーセージのソテー。

 

それも焼きそばも味が薄く、野菜炒めでも野菜はともかく

ソーセージの味が薄く感じたのがおかしいと思ったそうだ。

 

それらを、3時過ぎに聞いた私。

(時間があるときに、離れた部屋で電話で会話している)

 

ちゃんと吟味したいとの事でオヤツを要求された。

(ただ食べたいだけでは?)

 

そこで、バナナとチョコ数粒を持って行くと

やはり、味が薄く感じるとの事。

 

この「薄い」というのが、どういう感覚か分からず

全く味がしないのか、薄いけれど個々の味はするのか、

一定の味が感じられないのか・・・

色々聞いても、夫も上手く説明できないらしい。

 

夕飯は、開花丼と温野菜サラダにしたのだが

玉子でとじると味が弱いだろうからと

夫には玉子でとじないで、そのまま牛丼ならぬ豚丼(汁だく)にし

韓国海苔のフレークをトッピングした物を出した。

茹で人参とブロッコリーの温野菜サラダにはマヨネーズを添えた。

 

すると「全く味がしないわけではない。

マヨネーズの酸味と人参の甘さは感じた」とLINEで感想が来た。

 

うーん、マヨと人参以外は味がしないという事?

他もうっすら味はするけれど、特に味としてそれなりにしっかりしたのは

マヨと人参って事?

とりあえず、5大要素の中で、甘みと酸味は感じるらしいので、

後の3大要素の、塩、苦み、旨味が分からないのかな。

それも完全に分からないのか、少しは分かるのか・・・

 

調べると亜鉛が良いらしいのだが、それも完璧な治療法ではないらしく

基本的には自然治癒を待つ感じみたいだ。

 

それでなくても、高熱や隔離、家に引きこもりで

ストレス溜まっているのに、ご飯が美味しくないなんて可哀想だ。

 

ただ、明日からは出社できるので(一応体力を考えて半ドン予定)

外に出るのが少しでも気分転換になれば良いのだが・・・


ペイシェンス

2024-09-28 09:34:25 | 子ども

夫は平熱が多くなり、風邪薬もストップ。

医師からは月曜から出社OKとの事で順調で何より。

 

さて、問題は息子である。

塾をサボり始めている。

その直近に、塾自体が2日休みがあり、

そういう事も影響しているのかもしれない。

 

息子は自閉症スペクトラムの診断も幼少期に下り

療育なども経て、私も自分ができる限りのことはしてきたつもりだが

思わぬ二次障碍が何度も色々な形で出たり

今では心療内科のお世話になっているので

調子がよく見えても、ちょっとした事で普通の生活が困難になる。

 

ただ、息子も高校三年生になり、

社会に出て自立する時間が迫ってきているので

それまでには、何とか、社会性を身につけさせたいと

最低限の事はしてきたと思う。

 

それでも、まぁ、難しいかな、と懸念材料はいくつかある。

とはいえ、今の状況(軽度)だと、手帳取得もできないだろうし

特別枠で働くような道もなさそうなので

何とか息子にあった、ストレスが少なめの道に行って欲しいと願っている。

 

本来ならば、塾に通わないと入れない大学なんて行かなくても良いのだが

(選ばなければ入れる大学はあるのだし)

当人が定めてしまった以上、それを止めるのが最大のストレスになるし、と

何が正解か分からないままここまで来た。

 

そもそも、勉強嫌い、集中力が持たない、我慢が出来ない、という

大学受験に最も向いていない性質のくせに

知的好奇心旺盛(好きな勉強は自主的に何でもやる)

高度な学術環境を求める、という

それはギフテッドだけに与えられた特権

(さして勉強しなくても入ってしまうくらいの能力)を

たかが、多少知能が高いだけの息子に与えられる訳はないので

やはり、継続的で質の高い勉強は不可欠。

 

流石に息子も自分の能力の限界を知り

ようやく高3から重い腰を上げて

親からしたら驚く程勉強しているのだが

(それでも塾で夏休み2時間寝ていた、というのは衝撃だった)

多分、普通の受験生(少なくても息子の目指す国立大学志望者)は

息子の2倍以上は勉強していると思われる。

(そもそもスタートも遅いし)

 

正直、今の成績では息子の第一志望校は難しいと思う。

目標が高いのは悪くないが、そこに至るまでの努力を

息子の性質で乗り切れるのかが心配だった。

 

この塾をサボり始めている現状に

あぁ、やっぱりね・・・と、どこかで思う自分がいる。

私としては、このまま塾に行かなくなるのが心配なのではなく

それによって引き起こされるかもしれない

二次障碍の方が余程心配なのである。

 

今も続くメンタルペインの悪化の他に行動制限がかかる可能性・・・

つまり社会生活が送れなくなる事だ。

 

息子が謎のメンタルペインになる度に

まずは専門医に受診させ、機能的な問題がなければ精神的だから、と

なだめすかしたり、医師に進言して貰ったり・・・

行動できなくなれば、それはそれで、押したり引いたり

毎回何の試練かと思うほど、親力を試されてきた。

 

忍耐・・・

 

今回もまた試されている。

 

「今日こそは行くよ」と息子。

「とりあえず、塾に顔だけ出して、勉強できなかったら

帰ってきていいから」と私。

せめて、その場にさえ行ければ、行き渋りのひとつになる

敷居が高くなるのを少しは防げるだろうからね。

(塾自体は映像授業で個々だから周りは気にしなくて良い)

 

今日は土曜日で学校は半ドン。

それでも学校は都内なので、地元塾に入るのは3時過ぎが多い。

弁当は遅くなるので、惣菜パンを持たせる。

 

3時、塾から入塾のメールなし、

4時、5時・・・塾からも息子からも連絡無し。

 

6時になり、夫に食事を作って隔離部屋に運び

大体7時頃、私もご飯を食べようとして

その前にスマホを確認したら

 

「登校しました」

 

塾からのメール。(タイムカード的な物を受講者は持っていて

入室退室の際にかざすと、自動的に親に連絡が入る)

 

学校を半ドンで終わってから今まで何をしていたかは謎だが

とりあえず、塾に顔出しだけはできたので良かった。

 

それまで、息子に何度連絡しようかと思ったか、

でも、それは追い詰めることになるので我慢していた。

 

すぐに帰ってくるかと思いきや

塾が終わる10時くらいまでしっかりいてから帰ってきた。

 

帰ってきた息子は、この数日にはない晴れ晴れとした笑顔で

「学校の後、学校の友達と7人でファミレスでご飯食べてた」

「塾でしっかり勉強できた」と嬉しそうに報告。

 

良かった

 

上手く気分転換できたのもそうだが

そのきっかけが友人同士との交流というのが嬉しい。

 

社会性(コミュニケーション)

これがずっと課題だった息子。

中学あたりから、段々良くなってきたのだが

こうして、メンタルを救うのに人との関わりで持ち直せると

この先明るい希望が見えてくる。

 

良い大学、それも勿論素晴らしい事だけれど

それよりも、社会性の動物として生き抜ける力の方が大切。

 

人は一人では生きられない。

それならば、人とどう自分が上手く付き合って、嫌な事は流したり、

そして、人と交流する事の喜び素晴らしさを享受できた方が

人生楽だし楽しいのである。

 

それが、簡単に手に入らない人もいるし

まさに息子はそのタイプなのだが、

その性質が分かった後に、試行錯誤しながら親として関わってきた事が

少しでも、息子の人生を照らしていたのだとしたら

それは親冥利に尽きる。

 

賽の河原

 

何度そう思った事だろうか。

でも、着実に、息子は成長している。

 

また、明日は心配で胸が潰れそうになるかもしれないが

今日はゆっくり眠れそうだ。


楽しい事を考えよう

2024-09-27 07:32:08 | 家族

夫の熱も段々37度台から36度後半になる事もあり

順調な回復ぶりだと思う。

高血圧の基礎疾患があるし、コロナで重篤になる人が減ってきたとはいえ

やはり、心配だったのでホッとしている。

 

息子は、昨日に引き続き塾に行かずに帰ってきた。

夫曰く、塾の模試がふるわなかったのも要因の一つかも、との事。

今までは、本当に何もしてこなかったので

基礎的なことを勉強すればするほど、スポンジのように吸収したが

演習の段階に入ってきて、今まで頑張って来た人の一日の長が

ここにきて差として出てきたのかもしれない。

 

自分のIQが高いこと、今まではちょっと勉強すれば結果が出たこと、

それらが息子に悪い意味で自信になっていたのが

やはり大学受験というのは、もう、そんな多少の地頭の良さや

小手先などでは対抗できないのを実感したのではないか?

 

努力、勤勉こそが、大抵の社会生活においては

大きな果実をもぎ取れる要因なのだが、

最初に苦労せず、そこそこの実を食べられると

益々辛い事はしたくなくなるからね。

後は、息子もそうだが、我慢したり集中し続けるのが難しい特性もあるので

まぁ、今の結果は仕方が無いとも言える。

 

そもそも、自分の向上心と能力のバランスを保ちながら

最適解を出すのは、とても難しい事だが

息子のように、中途半端(ギフテッドほどではない)に

能力があると、それを引き出す能力に欠ける事を認めたり

諦めたりするのに時間が掛かる。

若いと特に未熟なので、この辺の折り合いは大変だと思う。

 

この凸凹さが大きければ大きいほど、

人生を生きづらくしてしまうのは自分も実感としてあるので

(まぁ、私は父のようなギフテッドでも

姉や兄ほどのIQの高さもないけれど)

「普通」である事の憧れが劣等感にならないと良いなぁと思う。

(そもそも「普通」とは何ぞや、ではあるが)

 

まぁ、息子の場合は、私と違って自分の能力に関しては

自信があるので「まだ、本気出してないだけ」系かもしれないが。

 

親としては見守る事しかできない。

(他は学校や病院や療育に繋げるくらい)

今の私にできるのは、美味しいご飯を作って穏やかに接する事。

 

今日も、時間の掛かるご飯・・・久しぶりに豚の角煮を作った。

美味しいと頬張る息子に、結局の所

「ご飯を食べられる、しかも美味しいと思えるなら更に大丈夫」と

思うしかない。

 

夜には大分回復してきた夫と、1階と2階で

互いにPCをにらめっこしながら、10月の遊びの予定を話し合う。

やっぱり、人生、楽しみがないとね。

 

親が明るい気持ちじゃないと、益々、子どもを暗くしちゃうしね。


重い

2024-09-26 10:08:50 | 家族

コロナとはいえ、比較的軽症の夫。

熱も37度台がメインになってきて

昼からは総合感冒薬(熱冷ましも入っているしね)に切り替えた。

丁度、コロナにも効くと言われている風邪薬のストックがあって良かった。

 

後は、味覚障害もなく、たまに咳が出るくらいで

食欲もあり(勿論寝てばかりなので普段よりは少なめだが)

毎回完食してくれるのも安心材料だ。

やはり、人間(動物)は食べられないと厳しいことは

親やペットを見送ってきたので実感としてある。

 

中々スッキリ熱が下がらないのがもどかしい。

でも、ずっと残業続きで、休みも遠出が多かったので

今回は、身体を休めるチャンスと思って欲しい。

 

私の方は、特に体調変化もなく

(発熱するまでは寝室も同じ、休みは車で長距離ドライブと

一番の濃厚接触者だからね)

たまに喉のいがらっぽさはあるものの、

一過性で(私は元々喉が弱いようで風邪もここが一番酷い)

特に酷くなったり他の症状はない。

 

ただ、仕事をする気にならず、

ひたすら手間(時間)の掛かる食事を作っている。

 

そんな中、10月から始まる秋コースの講座について

新担当から打ち合わせがしたいとの連絡あり。

今までは、新しい人でも、基本的にはメールでやりとり

(準備品、必要ならば進行表など)

当日軽く進行打ち合わせで済んでいたのだが

前回の夏休み特別講座等でお会いした時にも感じたのだが

不安感が強い方なのかもしれない。

 

勿論、それだけ、真摯に取り組んでくださっていると思うので

それは有り難い事なのだけれど、もっと、いいかげん・・・

もとい、力を抜いてくださっても何とかなる講座なんだけどね。

 

ただ、今回は、夫がコロナ、もしかしたら、次に息子が罹って

最後に私・・・てな事になると、講座ギリギリな感じなので

事前打ち合わせは確約できないなぁ、と思い、その旨メールした。

メールでのやりとりで納得して貰えるかしらん。

 

息子は、学校と塾に行っていれば、家には寝るのと

遅い夕食&朝食くらいで、夫とも接触しないのも勿論

家に居る時間も少なくて済むので、大丈夫そうと思いきや

いつまで経っても塾に入った連絡がなく

(塾の出入りは、塾からメールが自動で送られてくる)

心配していたら7時半くらいに帰ってきて

何かあったか心配した。

 

勉強する気になれなくて、との事だったのだが

こんな時間までどうしていたのか、果たして勉強の問題なのか

他の問題なのか・・・

心療内科に通っていて、投薬もして、少し安定していると思っていたが

何が彼の闇に繋がっているか分からないので

(今までも何回も二次障碍があったし)気に掛かる。

救いは、やはり夕飯はしっかり食べたことと

話自体はちゃんと普通に受け答えするので

そこまで深刻ではないと思うのだが・・・

 

この、何となく停滞し重苦しい空気。

夫が回復し、家中の換気ができる10月には

新鮮で気持ちが良い風が吹くだろう。