前回から続きます。
『愛の翻訳を上手くやらなければ。』
『 この人、問題だらけだ。何とかこの人を気づかせなければ。』
『愛の翻訳ができない。どうやって翻訳したらいいのか。』等々
カウンセリングの最中に、真我のプロカウンセラーが相談者に、
「何かを伝えないといけない。」という意識が強くなればなるほど、
「愛の翻訳をしなければ。」というカウンセラーの思いが大きくなればなるほど、
相手の言葉、相手の心の中の言葉、相手の真我が、全く見えなくなってしまいます。
じゃあ、どうすればいいのか。
私が、思うのは
相手の話を「聴かせて頂く」だけ。「聴かせて頂く事」に徹することだと捉えています。
佐藤学長の仰る「真我の傾聴」です。
佐藤学長の言葉で、「聴話で調和する。」という言葉があったと記憶していますが、
真我プロカウンセリングでは、まず「聞く」「聴く」に徹するのです。
そして、聞く、聴くために「訊く(きく)(尋ねる、質問する、投げかける)」のです。
自分の考えや価値観を外し、自分の心を透明にして、ただ「聴く」のです。
ただ相手の話を「聴く」「聴かせて頂く」
相手の話を聴かせて頂こうという心の姿勢だけがあればいい。
そこ「だけ」に集中することだと思うのです。
このブログを書いていましたら、
たまたまYouTubeで毎朝配信される、佐藤学長の動画のテーマが何と「真我の傾聴」でした。
久々のシンクロを実感し、びっくりです。
そこでは佐藤学長は、こう仰っていました。
「真我の傾聴って言ってね、相手の話を三日月で話を聞いているのに、皆さん、満月で捉えるようになったら、それだけで相手は変わっていきます。相手が愚痴を言いながら、1人で変わっていく世界。聴くだけなら、他の能力が無くてもできるでしょ。」
私はまず、この言葉に尽きると思っています。
ポイントは「相手が愚痴を言いながら、1人で変わっていく。」ということ。
真我プロカウンセラーの存在が無いのです。
相手1人だけ一人称の世界なのです。
相手と真我カウンセラーの二人称の世界ではないのです。
「相手」と、真我プロカウンセラーという「鏡」があるだけです。
真我プロカウンセリングとは、相手が1人で鏡に向かって、話しているような感じだと思うのです。
「相手の鏡になる」のが真我プロカウンセラーの役割であり、
真我プロカウンセラーが、愛の翻訳をすることは目的ではないということです。
カウンセラーの役割は、聴くに徹すること。鏡になり切ること。
さらに言えば「神鏡」になり切ること。
ここに最大のポイントがあると思っています。
このことを次回、もう少し深堀していきたいと思います。
次回に続きます。
ありがとうございました。