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「低価格なのに一発限り」 中国の武器輸出国としての実力は?

2023-07-18 | オピニオン

一部の国々は、一時的に中国の武器を購入した後、それを止めてしまった。エジプト、イラン、スリランカ、トルコは2000年代に中国から武器を購入し、2010年代~2020年代にかけては購入を停止した。2018年4月14日、写真は中国空母「遼寧」に着陸する準備をしている中国軍戦闘機・殲15(AFP/Getty Images)

 

 武器輸出ビジネスの成功の鍵はリピート顧客が確保できるかどうか。
 
武器輸出ビジネスの成功は、特定の要素に依存する。それらには武器の性能、供給者の信頼性、購入コスト、同盟政策などが含まれる。大量の信頼できる(つまり、年々その武器を購入し続ける)海外顧客を確立することが、ビジネス成功の重要な指標だ。
 
しかしながら、武器輸出国である中国は、この点で問題を抱えている。スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)のデータによれば、中国の武器輸出額は常に全体の約5%を占め、英国、仏、伊、独とほぼ同等である。しかし、露(16%)や米国(40%)と比較すると大きく見劣りする。
 
中国は現在もなお全世界の武器市場において小さな役割を果たしており、その大部分の武器は数少ない国々に売られている。例えば、過去20年間で中国が販売した武器のうち60%以上が、バングラデシュ、ミャンマー、パキスタンの3か国によって購入されている。

  • 中国の武器輸出は単発取引
  • 顧客による中国製武器の評価
  • 中国の防衛産業は基準を満さず
  • 中国武器の唯一の利点は低価格

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「低価格なのに一発限り」 中国の武器輸出国としての実力は?

もし中国の武器が本当に優れているのであれば、なぜその魅力は限定的なのだろうか? なぜリピート顧客が少ないのだろうか? 実際、大量の「一発限りの取引」から推測する...

 

 


 

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