インドの中国国境付近の街でブロックを運ぶ労働者、参考写真 (Photo by SANJAY KANOJIA/AFP via Getty Images)
インドと中国の領有権紛争の引火点となってきたアルナーチャル・プラデーシュ州が、その火種としての運命を逃れられないような事態が最近発生した。
インド北東部に位置する高標高の同州は、中印国境紛争が発生している地域の南部に当たる。 この9万平方キロにわたる地域は中国側の呼称を「藏南(南チベット)」と言い、中国が領有権を主張している。
アルナーチャル・プラデーシュ州については長年にわたり中印が領有権を争っているが、ザ・インディアン・エクスプレス紙が報じたところでは、4月上旬に中国がアルナーチャル・プラデーシュ州に含まれる土地2か所、住宅地2か所、山頂5か所、河川2か所、合計11か所の場所の名称変更を発表したのだ。
同紙によると、中国が同州内の場所に中国語名を付けたのは2017年以来これが3度目であり、その度にインドがその行為を一笑に付して拒否してきたという過去がある。
同紙が伝えたところでは、中国が今回の名称変更を発表した後、インド外務省のアリンダム・バグチ報道官は......
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