楊氏一族の女将軍が、遼の擁する鉄甲騎兵を撃破した(清玉/大紀元)
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そこで楊延昭は、諸将を集めて作戦計画を立てました。楊延昭が部隊の要員を組織してまもなく、敵である遼軍の韓昌も再び大軍を率いて淤口関(おこうかん)に迫ってきました。これを迎え撃つ宋軍は、岳勝、楊興、陳林などの諸将が軍勢を率いて関から出撃。女将軍の楊延琪も、女兵数百人を連れて、その一翼を担っています。
これを見た韓昌は、大声で笑いました。「楊六郎(楊延昭)め。そのような女兵を送り込んでくるとは、よほど我が鉄甲騎兵を恐れているのか。われらを倒せないとみて、いよいよ美女を献上して降伏するつもりらしい!」
女将軍の楊延琪が、これに応えて曰く。「韓昌よ。気でも触れたのか。その減らず口を塞ぐため、今おまえに一泡ふかせてやろう」そう大音(だいおん)を上げると、楊延琪は女兵を率いて、韓昌へまっすぐに突進しました。これに対して、韓昌が出る前に、そばに控えていた麻里と招吉の二将が前へ飛び出し、楊延琪の軍勢と戦い始めます。
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