2023年1月16日、ダボスで開催された世界経済フォーラム年次総会の「クリスタル賞」授賞式で演説するWEF創設者のクラウス・シュワブ。 (Fabrice Coffrini/AFP via Getty Images)
世界経済フォーラム(WEF)の創設者であり、長年にわたり会長職を務めてきたクラウス・シュワブ氏が、会長職を退任することが確認された。シュワブ氏の後任はまだ明らかにされておらず、WEFは2025年1月に開催される予定の年次総会までに役職の入れ替えを完了するとしている。WEFによると、この変動は、創設者主導の組織から非創設者による運営への移行と示している。
シュワブ氏は、「グレート・リセット(Great Reset)」の理念と頻繁に結び付けられる論争の的となる人物である。「グレート・リセット」は、現在の社会全体を構成するさまざまなシステムをすべてリセットすることを示す。今年初め、一部の米共和党議員は、WEFへの米国納税者の資金提供を禁止する法案を提案し、この組織とその目標が誤導的でエリート主義的かつ「反米的」であると批判した。
議員のトム・ティファニー氏(共和党、ウィスコンシン州)は、「この資金提供を停止する法案は、アメリカの税金がWEF、およびその我々の生活様式をリセットする試みに使われないようにするものである」と述べた。ヘリテージ財団(The Heritage Foundation)の会長であるケビン・ロバーツ氏は、シュワブ氏の退任を「グローバルエリート主義の時代の到来」を示しているとXで投稿した。
【続きはこちら】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます