世界保健機関(WHO)がサル痘に対する国際的な公衆衛生上の緊急事態を宣言してから1週間、タイとフィリピンで新たな症例が確認され、アジア各国が感染拡大の防止策を強化している。
タイとフィリピンで新型サル痘の症例が相次いで報告され、アジア各国が警戒を強めている。WHOによれば、新たに確認された「変異株1b」は特に感染力が強く、既存の対策を再検討する必要がある。
タイの疾病管理部門は、66歳のヨーロッパ人男性が新型サル痘に感染した疑いがあると報告している。この男性はアフリカからの旅行者であり、タイへ入国後に症状が現れた。現在、患者と同乗していた43人の追跡調査が行われており、感染が拡大する可能性に備えて警戒が強まっている。
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