10年前、小さく目立たない脳サンプルがハーバード大学のジェフ・リクトマン博士(Dr. Jeff Lichtman)の研究室に届きました。米粒よりも小さい1立方ミリの組織には、5万7千個の細胞と1億5千万のシナプスが含まれており、それぞれが脳の複雑な通信ネットワークの重要な一部となっています。
Googleの科学者たちとの10年にわたる共同作業を経て、1400テラバイトという膨大なデータセットが、これまでで最も詳細なヒトの脳の地図となりました。
「テラバイトは、ほとんどの人にとって巨大な数字ですが、ヒトの脳のほんのわずかな部分、つまりごくごくわずかな部分でも、数千テラバイトに相当します」と、リクトマン氏は米国立衛生研究所の報告書で述べています。
【続きはこちら】
新技術で脳の謎に迫る!驚きの観察方法とは
人間の脳の驚くべき詳細地図が公開!ニューロンとシナプスの複雑なネットワークが明らかに。精神疾患や認知の理解に向けた一歩となる革新的な研究成果をご紹介します。
【関連記事】
天文学者、謎の天体を次々と発見―「暗黒彗星」
謎多き天体「暗黒彗星」の正体が次々と明らかに!小惑星と彗星の特徴を持つこの天体が、地球の起源や生命の発展にどう関わるのか、最新の研究結果に迫ります。
N=1で科学を変える! シチズンサイエンスの新展開
「N=1サイエンス」アプローチを通じて、自分自身を実験台にして健康を改善する方法を探求した実験の話。科学の力を活かし、健康に対する主体的なアプローチを促進します。
健康な人も注意! 高血糖と脳へのリスク
高血糖が脳の健康に与える影響は糖尿病の人だけでなく、健康な人にも関わる問題です。食事や運動で血糖値を管理し、脳と体の健康を守る方法をご紹介します。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます