写真は、遼寧省で開催された自動車展示会に出展したWMモーター。2019年6月8日撮影。 (Photo credit should read STR/AFP via Getty Images)
中国の電気自動車(EV)メーカー「威馬汽車科技集団(WMモーター)」の創業者である沈暉会長が、出国したまま帰国していない。国外へ逃亡したと見られる。
沈会長は最近、ドイツ国際モーターショー(IAA)への出席のため出国した。ところがその後、米ニューヨークへ向かい「そのまま(中国へ)帰国しなくなった」と中国メディア「財経狐頭條」が報じた。
威馬汽車(2015年設立)は中国の新興EVメーカーのなかでも注目株だったが、その後、販売の低迷や上場計画が頓挫するなど、資金不足の苦境に直面していた。
その間、従業員の賃金カットや解雇、生産の一部を停止するなどで対応しようとしてきた。しかし今月10日に「破産申請に向けた調整に入る」と発表。沈暉会長の「失踪」は、その直後のことである。
威馬汽車は、事実上倒産した。
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