前回:スタチン系薬剤がCOVID-19感染の土台を築いた(上)
- スタチン系製剤の働き
スタチン系薬剤は、コレステロールの形成に必要な酵素を標的として阻害します。その酵素とは、血液と肝臓にあるHMG-CoA還元酵素です。これがないと、コレステロールを生成できません。
スタチンはLDLコレステロールを減らすのに特に効果的です。LDLコレステロールは「悪玉コレステロール」と呼ばれてきましたが、その呼称は正しくありません。
英国で最も有名な心臓専門医であるアシーム・マルホートラ博士は、LDLコレステロールについて、「心臓病のリスクを予測するという点では役に立たないバイオマーカーなので、下げることに執着すべきではありません」と述べています。マルホートラ博士は著書『A Statin-Free Life(仮訳:スタチンのない生活)』で、スタチンは心臓病予防には不適切であると論じています。
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