人民解放軍空軍(PLAAF)向けの成都飛機公司のJ-10Cのカバー(Photo by NOEL CELIS/AFP via Getty Images)
垂直離着陸(VTOL)戦闘機を取得・開発するという中国軍の野心は、1970年代初頭に遡る。スパイ活動と国産開発に40年を費やした後、中国の成都飛機工業公司(CAC)は、その野望を実現するための戦闘機計画を持っているかもしれない。
1970年代、ホーカーシドレー・ハリアーGR.1/3は英国空軍(RAF)、アメリカ海兵隊(AV-8A)、スペイン海軍で運用されていた。当時、英国では、それを中国に売るかどうかについて、長い間、政策論争が繰り広げられた。
ハリアーは、重さ11トン、亜音速で、5000ポンドの兵装搭載能力と380マイルの戦闘半径を持つ。控えめな性能だったが、その革新的な点は、ペガサスターボファンエンジンの低圧と高圧の推力が、4つの旋回式排気ノズルを介して、垂直飛行と水平飛行を実現したことだった。
英国はハリアーをドイツに配備し、分散した小型のサポートパッドからソ連の侵攻を阻止することに役立った。米国海兵隊は、強襲揚陸艦(LHD)にAV-8Aを配備し、初めて海兵隊への「長距離」戦闘航空支援を可能にし、アメリカ海軍の空母航空支援への依存度を低下させた。
1970年代、中国共産党(中共)はその覇権復活を考え始め、南シナ海の制圧から始めた。
【続きはこちら】
中国の垂直離着陸機(VTOL)への野心
垂直離着陸(VTOL)戦闘機を取得・開発するという中国軍の野心は、1970年代初頭に遡る。スパイ活動と国産開発 […]
◎合わせて読みたい:
日本の大学に計39人が留学 中国国防七校から 参政党・神谷議員、日本学術会議の矛盾を指摘
政府は2日閣議決定した答弁書で、中国国防七校に計39人が日本の国公私立大計10校に留学していると答えた。質問し […]
◎おすすめ:
「給料を払ってください」 しかし返ってくるのは暴力ばかり、理不尽すぎる末世の中国
中国の新語「悪意討薪」は、雇用側が「悪意をもって、給料を要求するな」という恣意的な意味で、労働者の権利を抑圧することに使われている。
「出所後」も続く人権派弁護士への弾圧 執拗な嫌がらせに、数カ月間で十数回の転居=中国
中国で国家政権転覆罪に問われ4年以上服役した人権派弁護士、王全璋氏。出所後も警察当局からの執拗な嫌がらせが続く。王氏は、その嫌がらせを公開している。
中国の官製プロパガンダに総ブーイング ネット民が起こした「中指立て」運動
このごろ、中国版TikTokなどに投稿された官製プロパガンダ動画に対して、ネットユーザーから「中指立て」写真で不満を示すコメントが相次いでいる。
◎トップニュース:
ドイツでメディア改革 編集者に人工知能を起用
ドイツ最大の新聞社「ビルト(Bild)」では、抜本的な改革の一環として、人工知能が編集業務の大部分を担当するこ […]
金正恩の信頼が低下? スパイ衛星打ち上げ失敗で北朝鮮メディア報道に現れた異変
北朝鮮のメディアは19日に、先月、軍事偵察衛星が打ち上げに失敗したのは「最も深刻な欠陥」が原因であったと報じた […]
地熱発電、発展の鍵は? 地域を豊かにした「ふるさと熱電」を訪ねて
火山国日本で拡大が期待される地熱発電。しかし、なかなか量が増えない。地元との調整、投資回収の不透明さが課題だ。 […]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます