2018年3月20日、中国・北京の人民大会堂で、第13期全国人民代表大会(NPC)第1回会議閉幕後の記者会見で発言する李克強氏 (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)
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横河氏はまた以下のように指摘している。
「もし李克強氏が実際にプールで事故に遇ったのであれば、その場所での即時の救助が可能であったことは自明の理であり、病院までの輸送も何の問題もないはずだ」
「病院への移動距離や交通の信号機に関する問題とは無関係に、ヘリコプターを用いて迅速に患者を輸送することができる」
「中国における緊急医療の体制は、優れている病院にはヘリコプターの駐機スペースが存在しており、これは米国のシステムと似ている。実際には、そのインフラは米国をも上回るものであると評価される」
これらの問題を深掘りすると、李克強氏が最寄りの曙光病院に運ばれたという事実が疑問視される。彼らの主張に従えば、様々な手続きにおいて問題が生じたということになるが、これは信じがたい。
加えて横河氏は、曙光病院が上海中医薬大学に付属しており、主として中国伝統医学を専門としている点を指摘している。
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