2010年代から、中国の労働コストの上昇が、企業に他の製造拠点を探させる一因となっている。近年、米中貿易摩擦、新型コロナのパンデミック、ロシアへの国際的制裁などが、企業に中国への依存を見直す契機を与えた。報告書には、アジアのサプライチェーンが、変動していると記されている。
アジアの非営利団体、ヒンリッヒ財団は、グローバルとアジアのサプライチェーンについて新しい報告書を発表した。この報告書は、2018年と2022年の市場データをもとに、中間財の輸出入の変化を比較分析している。
報告書によると、「脱グローバル化」や「ニアショアアウトソーシング」の動きがある一方で、世界のサプライチェーンはまだ拡大していることが確認されている。また、アジアのサプライチェーンは大きく変わりつつあり、中国と米国、中国と日本とのそれぞれの二国間の貿易関係は、ますます経済的依存を減らしている事が現実となっている。
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