JUON NETWORK イベント報告

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キノコの森 森林の楽校2019

2019-11-23 | キノコの森 森林の楽校
11月23日(土・祝)に京都府亀岡市で行われた「キノコの森 森林の楽校」の報告です。
21名(内地元1名)の参加がありました。

参加者の声

 11月23日、亀岡市宮前町神崎で「キノコの森 森林の楽校」が開催されました。
今回、年齢も出身地もさまざまな参加者の方々とともに、大学生の私も活動に参加しました。

 午前中は間伐体験。
間伐とは、木の生育を助けるために育ちの良くない木を伐ってすき間(ギャップ)を生みだすこと。
地表にまで差しこむ光は下草などの生育をも助け、災害に強い環境が形成されるそうです。
亀岡のフィールドの近くには、台風でなぎ倒された木々がありました。
その多くは放置林。
災害の恐ろしさを感じるとともに、だからこそ、自分のできることをしよう、と思いました。
木を伐るにも、ロープを引いて木を倒すにも、間伐では参加者が息を合わせることが不可欠。
慣れない斜面の移動に戸惑いながらも、作業は終始和気あいあいと行われました。

 午後は枝打ち体験。
午前中は日光が秋の里山を美しく照らし出していましたが、午後になると陽は少しずつ傾き、薄暗い森のなかでの作業となりました。
「ギコギコ、ギコギコ」と静かな森にのこぎりの音が響きわたったあと、「ボトッ」と伐られた枝が落ちる。
この作業を枝打ちと呼びます。
繰り返していると、次第に楽しく感じられてきました。

 作業後の交流会で、JUONのスタッフの方が「森で活動をしていると、季節の変化や、自然災害の厳しさがよく分かる」と話してくれました。
災害の爪あとの残る森のそばで談笑に花を咲かせる参加者。
その人びとを見守るように、焚き火の火花が暗闇の中で真っ赤にきらめいていて、とても綺麗でした。
慣れない作業に疲れましたが、この一日の活動を通して、秋の美しい里山の景観も、団らんする老若男女の姿も、自然に生まれたものではなく、森で地道な作業を続ける人々のおかげなのだ、と気づくことができました。

 JUONの活動は、大学生協の呼びかけで阪神・淡路大震災の支援活動をすることから始まった、と聞きました。
スタッフにも、学生時代から活動に参加しているという人が少なくないそうです。
だから、豊かな自然を守るのは特別なだれかではなくて、私たち一人ひとりなんだ、と思いました。
これから、森を見る目が変わりそうです。
貴重な経験を、どうもありがとうございました。


▼この感想文を書いてくれた参加者の記事が、
同志社学生新聞に載っています♪
樹に触れ、森を知る」 On: 2020年2月5日


 

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