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ガーデン博物記

2013-05-26 | ガーデン博物記
新しいカテゴリ―(タグ)を作った。その名もガーデン博物記。
今回はそのスタートに、これまでの我が家の訪問者を紹介しよう。

まずはこんなストーリーから。
2012年6月6日。小雨のこの日、僕はリビングの窓際でパソコンに向かっていた。すると、後ろから変な声が聞こえてくる。
生き物に関わる仕事をしている僕は、パソコンに向かいながらも、真横の窓の外に何かが動くと、瞬時に身体が反応して、その者の正体を確かめようとしてしまう。音もそうだ、TVの雑音にまぎれて、鳥の声でも聞こえようものなら、すぐに音源を確認しようとしてしまうのだ。
この時もそうだった。声は、真後ろに置いてあったTVから聞こえてきたのかと思った。しかし、番組の内容とは程遠い。なにしろ、その声はカワセミの声なのだから…。
「おかしい」と思いさらに音源を探索する。窓の外を見ると、同じ庭に面した、隣の部屋の前の物干し竿に、その姿を見つけた。
あわててカメラを取り出し、急いで撮ったのがこの写真。

カワセミ 2012-06-06 庭

小雨の中、さらに、かなり角度のあるガラス越しのため、画質は今一つだが、かなり貴重な画像となった。
これが、我が家の24番目(種類)の訪問者(鳥)であった。

鳥の話題をもうひとつ。メジロの話し。
庭のアセビや、サザンカの蜜を吸いによくやってくる。きれいな色だが、目つきは結構きつい。
繁殖期には、巣材にちょうど良いらしく、上さんが育てているハンギングボールのシュロ材を引き抜いてゆく。

メジロ 2009-06-26 庭
上さんは、気が付いていない様子。そのまま黙っていることにした。

次は、野ネコ。
我が家の猫の額ほどの庭に、代々居付いているノラ猫がいる。それも恐らく3世代は居続けている。


2010年。この年は、5匹の子猫が生まれた。
我がもの顔で庭を駆け回り、窓越しに目を合わせても平気のくせに、サッシを開けると、すぐに逃げて行く。
「大屋に挨拶くらいせんか!」と言いたくなってしまう。
今も、この年に生まれた仔ネコと思われる1匹が、庭を闊歩している。挨拶はまだない。

最後はタヌキ
世田谷にも、タヌキがでる。
我が家は、テラスハウスで、8軒の庭が続いている。さらに、その向こうは、造園会社の樹木の仮移植地。リビングから外を見ると、緑しか見えない贅沢な環境だ。この庭沿いに側溝があるが、我が家の前だけ2枚分蓋がない。そのため、側溝を移動路として使うタヌキには、貴重な出入口になっているようだ。

タヌキの親子 2012-03-23 庭
しかし、残念なことに、写真の仔ダヌキは、疥癬症にやられ、毛が抜け落ちている。さらに、交通事故にでもあったのか、あと足をけがしており、うまく歩けない様子だ。いつも、他の兄弟において行かれ、側溝の出入り口から出てきても、我が家の庭をぶらぶらするだけなのだ。
可愛くもあり、悲しくもあり。

我が家の訪問者。次は誰が来るのだろうか。