「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

持って生まれた遺伝的知能を教育でどうにかできるのか

2023年03月29日 | 子育て

孫ちゃん
狭いところが大好きみたい(^。^)
どの動画もかわゆすぎるぅ!


今日はこの記事を読んで思ったことを書きました。
> 私が問題だと思うのは、SESを開発した研究者(教育学者)たちは、当然、知能と遺伝の関係を知っているはずだからです。親の学歴と経済力を混ぜたのは、意図的に遺伝の影響を見えにくくするためでしょう。

  SES(Socioeconomic status )社会経済的地位のこと
親の学歴、世帯収入、職業などの社会的、経済的、文化的な要素を統合したもの


 持って生まれた遺伝的知能を教育でどうにかできるのか

人間持って生まれた遺伝的な知能は確かにあると思う。教育云々で向上させる事はできるが、どうしたって遺伝的要素が勝る。背の高い親から背の高い子が生まれるように、競争だけに特化したサラブレッドは血統が全てであるように、知能も遺伝的な要素が深く関わっているのは間違いない。

それを教育学者は教育のあり方で遺伝的格差を埋める事ができると考える。私は親に似て気立てはとても優れている。しかし遺伝的知能があるとは思っていない。だから「教育は遺伝的要素を超越する」と力強く宣言してもらいたいとこらろなのだが、本物の秀才を垣間見、その差を教育ではどうこうできない事実を既に知っている。そもそも高学歴の、それもそこら辺の大学ではなく、東大に準ずるような大学の出身者は、子どもの前でも学びを継続している人が多い。それも高度にそして楽しく。親の姿を見ていれば、勉強する習慣が自ずとつくというもの。そのような環境と遺伝的要素が合わされば、秀才になるのは当然だ。大学で取った第2外国語のフランス語が面白くてフランス人作家のなんちゃらを原書で読んでいる理系技術者だとか、趣味が古文書の解読だとか数学だとか、バイオリンとバレエをずっとしてて、語学も英語とスペイン語(だったか?)ができ、それでいて東大にストレートという子だとか。知的レベルの高い人のほとんどが親の出身大学は相当なのは紛れもない事実だと思う。

私が遺伝的要素と知能の関係についてその通りだと思うくらいなのだから、橘氏の言うとおり教育学者もその事を知っているはずだ。だからその乗り越える事のできない知能の格差があることは認識しておくべきなのだが、国の教育研究機関からしてSESという、知能を親の学歴や経済力といったベールに包みこんで話をぼやかす体たらく、話をややこしくして好ましくないと思うのだ。

親兄弟親戚の学歴と子どもの知能、我が家は義父の天才的頭脳が遺伝されているかもしれないのでまだ諦めてはいない。だが子ども達は今のところ知能的な優秀性は隠している模様。ベールを脱ぐ日を楽しみにしているのだが、本人達はすでに来世の頭脳に期待を寄せ始めている。そんなこんなで知能的な部分ではないところで勝負するべく、本人たちの生きやすさを一緒に模索してきたわけなのだ。だが、だからといって学びを諦めさせたわけではない。学習に時間のかかる子にどう寄り添うか。現に高校までは学力は伸びなかったが、高校を卒業して自衛隊に就職し、そこから時間をかけて知力体力をつけ、今や幹部候補生学校に通う子どももいる。そんなゆっくり成長する子もいるので、親はその子の歩みにどう寄り添うかがとても重要だと思うのだ(自衛官候補生)

要するに、短い時間で深く理解する子もいれば、時間をかけて学ぶ子もいるので、その子の時間で学ぶ工夫を親は求められているのではないかということだ。結局社会は人としての総合力を求めてくる。浪人しようが留年しようが、社会人になった後に大学に進学しようが関係ない、社会は人を見るのだから。ゆっくり育つ子もいれば飛び級ができる子もいる、同級生と同じく一律に18歳で大学に行くことだけに目が眩めば、その子の総合力を削る事にもなりかねない。

とにかく子どもを急かさない。その子の歩みに合わせる。それができれば子どもの「今」を許すことができるし「今のままでいい、いや今のままがいい」と胸を張って子どもに伝えることができる(今のままがいい)。心に苦しみを抱えている子や自殺する子が増えている今、皆が同じ年に大学に行かなければいけないという妄想は捨てる。皆と同じを求めることが悪になることもあると自覚すれば、子どもの心の健康も少しは違ってくると思うのだ(子どもの自殺増加)


長男が長男でよかったとつくづく思う。彼が長男だったから、良い意味で子どもへの期待を少なくすることができた。もしも彼が出木杉くんだったとしたら、子育てに勘違いが起こったかもしれない。そんな彼が進路について考えていた時に起きた東北の地震、、、、、、、、、


「生きててくれてありがとう」
そして
「そのままでいいんだよ」
よりも
「そのままがいいんだよ」
という気持ち。
今目の前にいてくれるだけで、「そのままがいい!」と思うだけで、いろいろと許せるのではないかと思うのです。


少子化が進む中、2022年に自殺した小中高生は統計を取り始めた1980年以降で最も多い514人だったとの発表があった。仮に1980年で15歳の子どもを例にすると、その出生年齢は1965年で出生数は180万人、2022年で15歳の子ども(2007年生まれ)の出生数が109万人なので、出生数はかなり少なくなっているにもかかわらず、子ども自殺が増えている現状、これはあまりに破壊力がありすぎる。


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