春 夏 秋 冬

めぐり来る 春夏秋 麗しき 大和し護れ 民草いとえ 
          

ブログ休止のお知らせ

このブログの表題に入れた短歌の、春夏秋冬の中の冬の字が、誰かによって削られて、修正不能になって久しいのですが、昨日から編集画面までが、誰かにいじられたようで、出す事が出来なくなっています。 この記事作成画面も、何時使用不能になるかもしれない状況にありますので、 春夏秋冬はこの記事をもって、しばらく休ませていただく事にしました。(2010年3月) * * * * * * *  Fc2ブログに不祥事が起き、広告主が引き上げたそうです。 Fc2は何時終了になるか予断を許さない状況かと思い、 気になる過去記事を少しずつ、こちらのブログに写す事にしました。(2015・4・24)

詐欺論者誕生

2010年02月14日 16時34分19秒 | 思想信条
やった事の証拠は出せても、やってない事の証拠を出す事は難しい。
[騙され続けた民主主義」という記事に寄せられたコメントに対して書いた、私の返事コメントの一部を御紹介させていただきたいと思います。

何度も言いますが、人はやっていない事をどう説明するのですか?
悪い事は何もやっていないと言うしか無いのではありませんか?
貴方がもし、やっていない事でつかまったとき、何をどう説明しますか?
冤罪で懲役までさせられて、
DNA鑑定の不備が明白となり、無罪が確定した菅家さんの場合もそうですが、
やっていない事をやっていないと言っても、耳を貸さず、何十時間もやったと言え、やったと言えと言われ続けて、
ついにその脅迫に負けて検察の言うとおりの自白なる事をさせられたと言うケースの情報は後を絶ちません。

それなのに検察が事情聴取しただけで、
起訴するに足る証拠が出なかったために、起訴すらできなかったような、事件とも言えないような事件について、馬鹿の一つ覚えのように「説明責任、説明責任」と繰り返すマスコミは、
小沢幹事長が最初の事情聴取の後やった記者会見の、中継さえやらなかったのですよ。

今回の事件については、検察だけでなく、
言うことには耳を貸す気も無いのに、
「説明責任、説明責任」と繰り返すマスコミにも、何故そんなにしつこいのかの、説明責任があるように感じられますね。

貴方が何処から聞かれたか知りませんが、小沢幹事長の持っていると言われる、お金の証拠はあるのですか?
マスコミが勝手に悪意をこめて流した情報を、丸信じしているだけなのでしょう?
私にそれが嘘であるという証拠を出せと言われても、どうやって、示す事ができるでしょう。

そんな事小沢氏本人にだって出来はしないでしょう。
例え貯金通帳を全部出したとしても、それが全部であると信じないものには、
まだ隠していると疑われたままになるしか有りません。

有るという証拠は、それを見せればそれで済みますが、無いと言う証拠は、見せる事などできないでしょう。

イラクのフセインが、核疑惑で無いと言う証拠を見せよと言って責め立てられ、
国連の視察にも応じたのに、
どこかに隠しているに違いないと言って、
とうとう米軍は攻め込んで行きましたね。

無いと言う証拠など、出せるわけが無いではありませんか。

イラクを爆撃し、国中を蹂躙しても尚、
アメリカ軍は、フセインが隠したと言っていた核兵器を見つけ出したと言う情報は聞きません。

やっぱり、核兵器を隠していると言うのは、因縁をつけるための言いがかりに過ぎず、イラクのフセインを潰したかっただけという、情報通の読みは外れていないと思います。
それを否定したい人々は、只陰謀論と言って否定しますが・・・・・

小沢問題について、貴方は、裏金問題が小沢にばれたから、それで小沢を潰そうとしているという陰謀論か、と言われましたが、
そんな事でマスコミが検察に協力したりはしないと思います。
マスコミの金主(経営者とスポンサー)にとって、小沢が邪魔なのだと、私は思っています。

しかし検察の今回の大騒ぎは、陰謀と言うには値しないのではないでしょうか。
陰謀とはもっと隠微で巧妙なものです。

あれでは検察の目的がばればれではありませんか。
真の目的(小沢潰し)を隠して、
不正を捜査すると国民を騙している、検察のあれは、詐欺と呼んでもよい種類の、不法行為であると私は思います。
もしこの件に関して、私のことを貶めたいのなら、
「詐欺論者」と言っていただきたいものですね。

バンクーバーオリンピック開催

2010年02月13日 13時10分46秒 | 思想信条
バンクーバー五輪開幕=日本選手団、岡崎先頭に行進〔五輪・開会式〕
環境保護、先住民との融和をテーマにした。バンクーバーオリンピックが始まった。

カナダでは先住民が協力的に受け容れてくれなかったら、オリンピックを開けないのだからという趣旨で、準備段階から先住民に深く関わってもらってきたということだった。

「先住民、インディアンの事を、今はファーストネーチャーと言います。」とテレビの解説者は言っていた。
ファーストネーチャーと言ったって、一辺に移住して来た人たちではなく、
何段階にも何十段階にも分かれての、旧大陸からの移住であったはずである。
日本列島に、北から南からそして西から来た人々が集まって、国を形成してきたように、
近世のヨーロッパ人がやってくる前のカナダ地域でも、
いろんな人々が、それぞれの地にそれぞれの国を形成していたのではないだろうか?
種族代表と呼ばれる人たちが出ていたけれど、
種族とは何ぞや?という気がしてきた。

ヨーロッパと言う狭い地域でも、あれだけ沢山の国々が有ると言うのはどうしてなのだろうか?
人々が種族単位で独立したいからなのではないのだろうか?
大きな権力で無理やりヨーロッパを一つの国としてまとめ、それぞれの国民を先住民として統治する新しい権力体が現れ、有無を言わさず統一してしまったら、ヨーロッパ人はどう思うだろう?
そして何かのイベントで、敬意を表した振りをして、
種族代表として式典に出してもらうような事があったとしたら、
ベルギーやオランダ、リヒテンシュタイン、モナコ、ドイツ、フランス、スペイン、イタリアその他諸々の国々が、種族代表として紹介されるのである。

そんな事を想像する時、カナダの先住民の種族代表の先祖達は、草葉の陰でどんな気がしているだろう?と、その悲しみを想像してしまうのだった。

彼らにとっては、それぞれの種族が、祖国そのものであったはずである。
それを十把一絡げに、ファーストネーチャーと言われたって、
「俺のところが一番に来たんだぜ」と本音で言えば、部族間で喧嘩したいところかも知れない。
しかし占領されてしまった弱者の国々は、
敬意を表してくれる征服者のお情けに、涙して喜ぶしかないののだし・・・・・


ヨーロッパから来た人たちは、勝手にカナダ地域を一つの国としてまとめて、
元から有ったそれぞれの国々は、国では無かったことにして、種族と決め付けている。

尤も、人間がやってくる前のカナダは、動物達の天下であったはずである。
その動物達を退治して、人間の天下にしたのだから、
強い人間社会が、弱い人間社会を蹂躙するのも、
自然界のおきての繰り返しのひとつなのかもしれない。
そして今ヨーロッパ人種が、世界中に君臨しており、
その価値観の下、世界中の正義が論われている・・・・・

正義って何?
自分達の勢力を維持する為に、邪魔をするものが不正義で、守るものが正義。

私達は現在の覇者の正義に従うのが良い事で、それに逆らうのは悪い事。
と言うことなのだろうか?

私達は今ある秩序の下で生きていくしか、どうしようもない者なのだから、
今の秩序を維持しようとするのは、そう間違った事ではないのかもしれない。
でも其処に、お釈迦様の言われた、「惻隠の情」は絶対に必要だと思う。
「可愛そうな、そんな可愛そうな事をするもんじゃない」という気持ちを失ったら、
この世は地獄のようになってしまうだろう。

資本主義と言うのは、自由競争を基本としているから、
「惻隠の情などと中途半端なことを言っていたら負けてしまうぞ」とばかりに、
情け容赦の無い社会になってしまうという要素を、本質において持っているのではないだろうか?
禿たかファンドの跋扈から、金融破綻の21世紀、
軍事産業の営業目的と思われる、長期にわたる残虐な戦争。
資本主義はもう、修正せねばならない瀬戸際まで行き着いてしまった。と言うことなのではないだろうか。

平和の祭典のオリンピックの開会式を見ながら、私はあらぬことを連想してしまったのだった。

詐欺論

2010年02月06日 11時06分19秒 | 思想信条
関係者の話によりますと、最近巷では詐欺論と言う言葉が流行っているそうです。
詐欺論で思い出しますのは、陰謀論と言う言葉ですね。
陰謀論と言う言葉は、陰謀家達が五月蝿い政治評論家達に、
国民に隠したい企みを、色々言われて国民が疑いだしたら、折角の名案もやりにくくなるので、考え出したのだそうです。
「辺野古の海を埋め立てて、飛行場を造成する事にしたら、ゼネコンが何千億円儲ける事になるから、リベートとして政治家には大体何億円くらいは見返りが来るはずだ。
アメリカはヘリポートをと言っているが、この際飛行場を進呈しようじゃないか。」
と自民党の政治家達が相談して、アメリカに持ちかけたら、
アメリカにとって損になる事は何も無いので、
「日本がそうしたいのなら、良きに計らえ」とアメリカが返答したのだそうです。
この事を評論家に書きたてられたら、
国民は「税金の無駄使い」と大反対するでしょう。
幸い自民党政権はアメリカの支えも有って、マスコミを握っていましたから、
マスコミ報道は抑える事が出来ます。
でもネットで色々書かれて、広く知れるところとなったら、自民党としては迷惑至極です。
こんな時に便利な言葉をアメリカでは使っていたと、思い出したのです。
そう「陰謀論」これで行こうと言うことで、
配下のブログを使って、陰謀論と言う言葉を流行らせ始めたと言うわけです。

アメリカでも9・11の時、政府の謀略を疑うものに対して、
陰謀論と言う言葉が盛んに使われましたが、
政府を疑う様な論を張る者を見つけたら、
陰謀論と言って誹りさえすれば、
その議論の信憑性について、議論する必要もなく、
「陰謀論」と言うだけで、論敵を言い負かしたことになるのですから、「こんな便利なことばは無い」とばかりに、今ブログ界では陰謀論という言葉が大流行しているらしいです。
そして政府の闇の部分を暴く者に「陰謀論者」というレッテルを貼るのも、流行っているらしいです。

この陰謀論と言う言葉が、以前からうらやましくて仕方なかったのが、詐欺師達です。
最近よいルートを見つけた詐欺師達は、
「詐欺論」という言葉の普及を手がける事に決めた模様です。
これで詐欺師達が頭をひねって作り出した詐欺の手法を、知らない者にまで広めて,
本来なら騙す事が出来たかもしれない者を、余計な情報で騙せなくなるという不都合に合うと言う、詐欺師共通の悩みが解消されるかもしれないと、
今詐欺師仲間では、期待に胸を膨らませていると言うことです。
これからは「おれおれ詐欺」の事など話題にしたら、
「詐欺論者」とレッテルを貼られることになるかもしれませんので、御注意ください。

以上「嘘八百垂れ流し情報局」からの情報でした。

朝鮮通信使 和解の為に

2010年02月01日 15時35分41秒 | 思想信条
昨日NHKの教育テレビで、
「ETV特集 日本と朝鮮半島2千年」と言う特集番組を放送をしていました。
私はその中の「⑨”朝鮮通信使”和解の為に」と言う番組を見ました。

朝鮮通信使が始まった事情は、途絶えていた日朝間の交易を再開したい対馬の宗氏が、
家康の名を騙って朝鮮王朝に謝罪文を送ったのがきっかけであったそうです。
朝鮮王朝の方も家康の手紙ではない事を承知の上で、
日本の謝罪を受け容れた事にして、交流の再開を図ったのだそうです。

朝鮮王朝にとって日本側と交流を再開したい訳の一つが、
秀吉軍が拉致して帰った、自国民の奪還であったのだそうです。
日中歴史共同研究でも、南京事件で殺害された人の数について、日中間の認識において、大幅な違いが有りその認識の違いを埋めることは出来なかったそうですが、
秀吉軍に拉致されたとする人数も、5万人~20万人と、はなはだ幅が大きかったようです。

朝鮮人の中には、各藩にとって重用されていた技能者なども多数有って、返還ははかばかしい成果を上げる事はできなかったようです。

朝鮮王朝のもう一つの目的に、日本人の文化性を高めて、
朝鮮に対してもう侵略行為を起さなくさせたいというものが有ったそうで、
王の意を受けて、通信使の人々は文化的交流に勤めたそうです。

それで朝鮮通信使は江戸までの道中、楽団を編成して音楽を演奏しながら進んで行ったのだそうです。
大名行列の様に、土下座を強いられる事もなかったので、庶民は喜んで行列を見に集まったそうです。
沿道の住民にしたら華やかで異国情緒豊かなパレードに、興奮させられた事でしょう。
全行程歩いて移動するしか無い時代ですから、沿道の住民への宣伝効果は絶大だったかと思われます。

瀬戸内海に入った通信使が最初に泊まったのが、上関だったと言っているのを聞いて、
「あ~ あの上関だ!」と思って、私は今昔の感に打たれたのでした。
こんな歴史ある地区も、原発を造られたら大変な事になってしまうのに、
行政は地域の住民の意思を踏みにじってでも、原発を造る積りなのでしょうか?

それはさておき、朝鮮通信使は上関の美しさに感心し、
続いて広島県の鞆の浦の美しさに更に感心し、
鞆の浦では感激して、鞆の浦の風景を讃える詩を書いて、土地の人に贈ったそうです。

その後噂を聞いた道々の宿舎で通信使は次々と、詩を書いて欲しいと依頼される様になってしまったそうです。
更にその上、道筋で通行人が通信使に「書」を書いて欲しいとねだったりするようになったそうですが、
どんなに疲れていても、通信使は国王の期待しておられることが、日本人との文化的交流である事であったので、快く依頼を引き受けて書いていたそうです。

こんな訳で江戸時代に12回有った朝鮮通信使の行列は、華やかな行事として沿道の人々の楽しみな存在となっていたのだそうです。

日本側も江戸幕府の命令もあって、沿道の各藩の朝鮮通信使に対するもてなしは、心のこもったものとなり、
ご馳走も文字どうり・馳せ・走り回って集めて、整えられたものであったそうです。

江戸幕府は武士の政権であったけれど、平和を守る意志の強い政権であったと思いました。
近隣の友好がこんなに長く、平和的に続いたのは世界史でも珍しい事だったのだそうです。

江戸時代265年間は、近隣国との平和と友好を守っていたのでした。
現代日本も戦後65年目に入りましたが、後200年間の平和も、
かつての日本に実績が無い訳ではないし、夢ではないのかもしれないと思います。
是非江戸時代にあやかりたいと思いました。

アメリカの失業率解消法

2010年01月31日 14時45分06秒 | 思想信条
アメリカのGDP(=国内総生産)は5.7%増と6年ぶりの高い伸び率だそうであるが、失業率は依然10%と高い水準のままであると言う。
今朝の毎日放送「サンデーモーニング」で解説者の一人が言っておられたのによると、
現在のアメリカの工業と言ったら、武器製造業しか無い状態にあるから、売り上げを伸ばして景気回復を図るとしたら、武器輸出しか無い状態にあるのだそうである。
一頃のアメリカではいろんな産業が有ったのに、安い賃金を求めて漸次生産拠点を外国に移していったために、今や武器が唯一の工業生産品となっているそうである。

以前私は「恐竜を育ててしまったアメリカ」と言う記事を書いたことがあるが、アメリカ人の雇用は武器を増産するしか対策が無いのだろうか?
武器でも何でも作り続けているだけでは、在庫の山になってしまうだろう。
在庫の山を抱えたら、生産は縮小せざるを得なくなる。
在庫を処分したくても、平和時に調える武器の数には限度があり、いつか飽和状態となるだろう。
武器をどんどん消費させるには戦争しかない。

アメリカ人の雇用を守るために、アメリカは世界に紛争を起させ、争い続けさせると言うのが、
アメリカ大統領に期待されている職務であると、
現在のアメリカの失業者解消を模索する人達は考えているのだろうか?
最近アメリカが台湾に武器を輸出したと言うことで、中国政府が不快感を示していると言う報道が有った。
アメリカ人の雇用を守るために、オバマ大統領が(武器輸出をする事に)譲歩したのだろうと言う話である。
武器産業の雇用を守るために、更なる需要を武器産業側は期待し、政府に圧力をかけて来はしないだろうか?
そうしてアメリカの産業が活発に維持される為に、世界の人達は武器の餌食にされ続けねばならないと言うことになりはしないだろうか?

こんな産業を野放しに成長させたら、最後はどうなるか?
オバマ大統領がその言葉通り、チェンジを考えていた人であったならば、
現在のアメリカの恐ろしい現実に、慄いておられるのではないだろうか?

辺野古の海を守ることは鳩山政権の使命のはず

2010年01月27日 08時15分44秒 | 思想信条
鳩山さんは辺野古の海を埋め立てない為に、引き伸ばし戦術を取っておられると私は信じていた。
だから名護市長選挙で与党の押す市長が勝利したら、アメリカに辺野古の海の埋め立ては白紙に戻すとはっきり言って、初志を貫徹してくださるものと思っていた。
それなのに名護市長選挙が与党その他の押す稲峰氏の勝利に終わったと言うのに、鳩山政権の発言は期待外れの、歯切れの悪いものばかりである。
このことについて天木直人さんがブログに書いておられたので、ここに引用させて頂く。
このブログを鳩山さんも見ておられると良いのにと思う。
(引用)
米国の意図が読めない鳩山首相の外交オンチ 
名護市民ならずとも怒るだろう。
 名護市長選挙の結果を「斟酌しなければならない理由はない」と言った平野官房長官の言葉についてである。その後も暴言が続いている。

 しかし、平野官房長官のあきれた発言は、平野官房長の考えから出たものではない。

そういう考えを鳩山首相自身が持っていて、その代弁を、鳩山首相に忠実な平野官房長が先取りして行っただけなのだ。

 責任は鳩山首相にある。

 しかし、もし鳩山首相が、米国との関係を重視して辺野古移転の可能性を残そうと考えているのであれば、それは大きな勘違いだ。

 米国は、鳩山首相以上に今度の選挙結果を深刻に受け止めている。辺野古移設に固執できなくなると思い始めている。

 1月26日の産経新聞は、25日の米主要紙が今度の選挙結果を見て米政府が危機感を抱いていると一斉に書いている、と報じているが、それはそういう事なのだ。

 さらに1月27日の産経新聞は、キャンベル国務次官補がワシントンで記者団に「新たな要因が加わったのは確かだ」の述べたと報じている。

 名護市民の反対の意見が明らかになった以上鳩山首相が辺野古移転を強行できない。

 無理をしてそうすれば鳩山政権はつぶれる。

 鳩山政権がつぶれても米国はもちろん構わない。

 しかしその事によって日本国民が反米になっては困るのだ。

 日米同盟までも日本国民が疑義を持つようになっては困るのだ。

 日本の報道は、「米国は辺野古移転に固執している。鳩山首相は苦しい立場に立たされる」、そう一斉に書き立てている。

 しかしそうならないだろう。

 辺野古移設の現行案に固執する振りをして最後で譲歩する形をとる。

 それで鳩山政権に貸しをつくり、日本国民に米国は譲歩したと思わせて、もっと大きい実をとる。

 「日米同盟を深化させる」といううたい文句の蔭で、非核三原則の変更とテロとの戦いへの更なる協力を取り付ける、これである。

 その片棒を必死で担ごうとしているのが外務官僚である。

 そこには岡田外相の姿は見えない。

 辺野古移転の可能性を残したいばかりに名護市住民の気持ちを逆撫でするような発言を繰り返す鳩山政権を、米国は度し難い外交オンチと笑っているに違いない。

マスコミのクロスオーナーシップ禁止法を

2010年01月22日 14時23分39秒 | 思想信条
衆議院予算委員会は、国民の生活に直結しているはずの補正予算来年度予算の審議をそっちのけにして、小沢民主党幹事長の政治資金規正法違反と言う政敵つぶしを目的とした自民党の、執拗なあら捜し質問に終始している。
国会中継を見ていたらひねくれた意地の悪い質問攻めに、素直なお坊ちゃまの鳩山総理が攻め立てられている。
つい心のうちの正直な思い(石川議員は起訴されない事を望む)を発露したら、首相にあるまじき発言とマスコミにいっせいに書き立てられ、
前言について誤解を招くのだったらと、撤回を申し入れたら、
総理の言葉が軽すぎる」とまたまた攻め立てられておられる。

思い返すに、イラク派兵を決める国会で、時の総理小泉純一郎の、
「自衛隊は絶対に安全な地域に送ります。」との答弁に対し質問者が、
「安全な地域とは何処ですか?」と重ねて質問したら、小泉(元)総理は、
「そんなこと聞かれたって、私に分かるわけが無い!」としゃあしゃあと、
答弁していたのであるが、
このことをテレビも新聞も殆ど報道もせず、テレビ報道したとしても、さらっと言っただけだったり、新聞なら目立たないような場所に小さな記事でしか、報道してはいなかったのであった。

小泉純一郎氏に比べて、安倍、麻生両(元)首相のアメリカへの忠誠心は、
アメリカにとって物足りなかったものと見え、
両内閣のときには、色々と意地の悪い事が書きたてられていたのだったが・・・・・

原口総務相が、マスコミのクロスオーナーシップ禁止を法制化しようとされたのには、理由があると思う。
新聞もテレビも全くおんなじことを言っていたら、庶民はそれが正論なのであろうと思い込んでしまう。やっぱり色々な主張があってこそ、国民は自分の頭で考えねばならないと言うことに気がつくのではないだろうか。

マスコミに関しては、テレビの経営は殆どがアメリカ資本に握られており、
又テレビ局の収入源のコマーシャル受付の元締めのような「電通」なども、アメリカ資本のものであるそうである。
これではテレビが、日本人の為の報道をしないで、アメリカにとって都合の好い日本を作るための報道に終始するのは、当然の結果であるだろう。

日本人の為の政治を取り戻す為には、マスコミの経営権も日本人に取り戻す必要があるのではないだろうか?
そうでなかったら安倍政権のとき、狂牛病の牛肉阻止の為に力を尽くした、農水大臣が次々に失脚させられたように、国民の為に働く政治家が、微罪を言い立てられて、国民から笑いものにされた挙句に、失脚(松岡農水大臣の場合は自殺にまで追い込まれたのだったが)させられてしまって、国民の為の政治が事実上出来なくなってしまいかねない。

尤も、国民が賢くなってマスコミになど乗せられなくさえなったらよいのではあるが、人間段々年をとり死んで行く。
次々に、青い正義感だけの人間が、選挙権を持つことになり、
権力の謀略に気づかないまま、好いようにされると言うのが、この問題が何時までも続く理由の一つなのかもしれない。

勿論民主主義ではマスコミからだけではなく、
政治権力の欺瞞からも、気づかないまま騙されて
国民に平気で犠牲を強要する政治家に投票し続けて、
国民の権利をどんどん狭められているという面も有るのかもしれないが・・・・・

自民党に魂を売っていた検察庁

2010年01月21日 12時49分31秒 | 思想信条
「晴耕雨読」「国策捜査の原点は検察・法務省・内閣のズブズブの関係を作り出した検察の「けもの道」にある」  小泉政権の足跡 に 検察の裏金づくりの実態を告発しようとして、冤罪を仕掛けられ逮捕された元大阪高等検察庁公安部長検事の三井環氏が2006年中小企業経営者の相互扶助団体 KU会第4回勉強会でされた講演記録の一部を御紹介させていただきます。
(引用始め前略)

平成13年の3月末に四国タイムズの川上氏が、当時の大阪地検検事正である加納駿亮(かのう・しゅんすけ)氏を刑事告発しました。「公文書偽造、同行使、詐欺、私文書偽造」という罪名です。高知地検検事正時代の400万円と、神戸地検検事正時代の1000万円、合計1400万円の犯罪ということで、検事総長宛に告発しました。
(中略)
3月末にそういうかたちで刑事告発しました。そして、その3月末頃の情報では、当時大阪地検の検事正だった加納駿亮氏が高松高検検事長になるということが事実上内定していたんです。検事長人事というのは内閣の承認がいります。法務当局はどうしたのかと言いますと、当時は高村法務大臣ですが、高村法務大臣にはこの告発の事実を隠していたんです。隠したまま、「加納氏を高松高検検事長に」という上申を高村法務大臣にしたんです。そして、4月23日がその内示予定だったんです。その直前に川上氏が高村法務大臣の秘書官に告発状を全部持って、会いに行ったんです。そこで初めて、この事実が高村法務大臣の知れるところとなった。そのために、加納氏の人事は先送りです。

 この時期、4月28日の政変で森総理から小泉総理に代わりました。法務大臣は森山真弓に代わりました。それでもまだこの人事をあきらめきれずに、法務当局は交渉した。しかし、連休明けの5月7日、結論は先送りになったんです。加納氏の1期下の宗像(むなかた)氏が高松高検検事長になった。これが5月の人事です。ここまではいいんです。

 次に、その年の11月15日に福岡高検検事長が定年で辞めることになったんです。この時も、やはり森山法務大臣です。今度は、法務省は福岡高検検事長に加納氏を上申したんです。しかし、(大臣は)なかなか難色を示して、どうにもならなかったんです。そこでどうしたのかと言いますと、検察・法務当局は困ったんでしょう。いわゆる「けもの道」を通ったんです。

 「けもの道」というのは私が付けた名前ですけれども、当時の原田明夫検事総長、事務次官の松尾邦弘、刑事局長の古田佑紀、古田は後藤田正晴氏が法務大臣だったときの秘書官だった人間です。その3人がそろって、10月26日だったと思いますが、東京・麹町の後藤田事務所を尋ねました。そこには後藤田元法務大臣と秘書官がいました。

 それで、彼らは「加納の検事長人事を内閣で承認してくれないと検察が潰れます」と泣きを入れたんです。潰れるというのは、検察の裏金問題が表ざたになるという意味だと思います。当時は、週刊文春とか週刊朝日がすでに裏金問題を報じていました。そして、(後藤田氏は)小泉の秘書官の飯島に電話連絡しました。そして、その日の会談はそれで終わって、翌日、小泉に原田検事総長が直談判をした。そこで事実上、加納の検事長人事が承認されました。正式な閣議は11月13日なんです。そこで正式に承認されました。

 こんなことをしたらどうなりますか。「検察が内閣に借りを作る」という一番やってはならないことをやったんです。内閣の助けを求めた。こんなことをしてしまったら、内閣を構成している大臣クラスを事件にはできません。ここまでやるんです。

 「国策捜査」は昔からありましたが、私は、ここが最近の国策捜査の原点だと思っています。例えば、内閣の誰かを逮捕できるような事件があったとします。そしたら、小泉が「裏金どうするの?」と言う、それだけでいいんです。事件にできません。できるはずがないんです。後藤田さんはもう亡くなりましたけれども、この事実は彼の秘書から聞いた話なんです。

 本来、検察というところは真実を明らかにするところなんです。加納の事件は、この直後に「嫌疑なし」になりました。「真っクロ」なのを「真っシロ」にしてしまったのです。内閣にとってみたら、加納の刑事告発が残ったままでは承認できません。それでは内閣の責任になります。「真っシロ」なんだという判断が下っていれば、内閣の責任ではないんです。

 刑事告発事件で「真っクロ」であるものを「真っシロ」にしてしまった、これは検察の原点の崩壊です。これが1点。もう1点は、最もしてはいけないことをしてしまった。内閣を利用してしまった。その2点なんです、私が義憤を感じたのは。それから先は義憤だけです。加納のことは頭にありませんでした。

 そして、この問題を追及するために私が協力を求めたところは、やはりマスコミと政治家です。それからは、マスコミにずっと会ってきました。政治家では、民主党の管直人。彼には大阪の財界人を通して3回ほど会ってもらって「了解」を得ました。「了解」というのは法務委員会でこの問題を追及するということです。

 新聞では朝日新聞東京本社の落合博実さん。最終的には4月18日に心斎橋の日航ホテルで会って最終了解を得た。その内容は、5月の連休明けに朝日新聞東京本社が裏金問題を1面トップで報道する。社会面では、私が実名のまま1問1答形式で答える。そういう方法です。そして、NHKとか他の新聞社は、「朝日が書くのなら後追いします」ということを言った。

 そして、管直人氏の方は朝日新聞の記事を持って法務委員会で追及する。そして、その過程で私を参考人招致して、私が証言する。そして、私が国会で記者会見して、検事のバッチを外して辞める。そういう段取りが全部できあがっていたんです。それが4月18日です。

 そして、4月22日に何があったのかと言いますと、その日の昼から「ザ・スクープ」の鳥越俊太郎さんが大阪に来て、裏金問題についての取材・収録の予定だったんです。あとは、4月24日に大阪の毎日テレビの取材・収録の予定がありました。

4月22日。昼に「ザ・スクープ」の取材・収録をするその日の朝、私は8時半頃任意同行をされて、何の弁解も聞いてもらえずに逮捕された。これが第1次逮捕なんです。

 これがもし、私を逮捕していなかったらどうなっていたと思いますか?その予定通り進みますと、朝日新聞東京本社が報道する、管直人氏が法務委員会で追及する、私が証人として出廷し証言してバッチを外す。これは、外務省の機密費どころの話じゃないんです。

 まず、当時の現職検事70名が辞めなければいけない。検事総長ももちろん、森山法務大臣も辞めなければならない。それだけではありません。引退したOB連中、何人生きているか知りませんけれども、1000人くらいはいるでしょう。その人たちもみんな勲章を剥奪(はくだつ)されます。使った金を返さなければいけません。当然、国民から刑事告発を受けます。そうなれば、一時検察機能が麻ひします。私を逮捕しなかったらそうなっていたんです。だから相手も必死だったんです。

 その辺のことを考えてもらえば分かると思います。検察の置かれた立場、検察の組織的な裏金作り、これは事実です。それを隠蔽(いんぺい)するということです。仮に、私がもう少し早く公表しておればこの逮捕はなかったんです。逮捕できません。5月の連休を挟むと報道が途切れるから公表を連休明けにしたんです。それをもっと前にすれば、私の逮捕はなかった。

 裏金というのは、国民の血税なんです。にもかかわらず、こんなことまでするんです、検察は。確かに、検察はちゃんとしたこともやってきました。国会議員を逮捕したりして、ある程度は国民の期待に応えてきました。しかし、自らが犯罪者になるとこんなことまでやるんです。これが許せますか?

 最近の国策捜査の原点はその「けもの道」なんです。10月の末に裏金問題で内閣を利用したことです。

(以下略引用終わり)
検察庁の幹部は自分達が長年犯し続けていた法律違反の裏金作りが、世間に公表される事を恐れて、小泉内閣に泣きつき、検察の魂を自民党に握られてしまう事になっていたのですね。
悪い事をしても自民党議員は告発されないだけでなく、
依頼に応じて政敵抹殺の為の逮捕劇を演じるような、公正さこそ命の検察が、公正さを発揮する事が出来ないような体質に、構造的に変貌させられていたのですね。
それであの無駄の象徴のようなダムを強引に造り続けさせようとしても、
又JALをついに破綻させてしまった、不採算空港を百余りも作らせ続けても、誰一人賄賂でつかまる事がなかったと言うわけなのでしょうね。
あれだけの税金の無駄遣い工事が、全然贈収賄無しで決定されていたとは到底信じることは出来ないくらい、無茶苦茶な公共(非公共)工事の山なのですから!

近年の裁判には、余りにも不公平な裁判と思われるものが、多発しているように見受けられます。
裁判官についても、もしかしたら物語が有るのかもしれませんね。
その件の情報はまだ知っているわけでは有りませんが・・・・・

日米安保締結50周年の日 国会代表質問始まる

2010年01月19日 14時12分41秒 | 思想信条

同盟深化、年内に結論=日米安保「不可欠」-改定50年で首相が談話 日米安全保障条約の改定の署名から50年を迎えた19日、鳩山由紀夫首相は「日米安保体制はわが国の安全のみならず、アジア太平洋地域の安定と繁栄に大きく貢献してきた」と日米同盟が果たしてきた役割を評価し、「引き続き不可欠」とする談話を発表した。首相は21世紀にふさわしい形で同盟関係を深化させる協議を米政府と進め、年内に成果を公表する考えを表明した。
 同盟深化の協議は、日米の外務・防衛担当閣僚が行い、両国は今年前半に日米安全保障協議委員会(2プラス2)を開催することで合意している。日本側は、オバマ米大統領が横浜で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に参加するため来日する11月までの結論を目指す。ただ、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐる日米の隔たりは埋まっておらず、同問題の決着が同盟深化の前提条件となる。 
 談話の中で首相は、日本を取り巻く安全保障環境について「北朝鮮の核・ミサイル実験に見られるよう厳しいものがある」と言及。核兵器を持たず、軍事大国にならないとしている日本の平和と安全を確保する上で、日米安保体制に基づく米軍の抑止力が「引き続き大きな役割を果たす」とうたった。
 また、安保条約に基づく在日米軍の存在について「地域の諸国に大きな安心をもたらすことにより、公共財としての役割を果たしていく」と意義を強調した。
 日米両政府は、外務・防衛担当閣僚による共同声明も発表する。(2010/01/19-11:33)


日米安保は地域の公共財であるとは、少々がっかりな鳩山総理の演説である。
アメリカに駐留なき安保を要請していくと言うのが、
鳩山総理の民主党結党時の考えであったと、
今朝のスーパーモーニングで、海江田万里氏が語っておられた。

総理大臣になったら、理想通りの事を口にする事は憚られると言う事なのだろうが。
しかし鳩山総理も小沢幹事長も、本音においては改憲論者であると、最近天木直人さんが危惧を書いておられた。
結局において、民主党も自民党も大差ないと言うことなのだろうか?

不景気を打開する為に武器産業を育成し、国民の失業対策とするという事を目論んでいる勢力があるらしいが、
自民党政権に戻っても、自民党政権が自滅して民主党政権が単独政権になっても
この手の勢力に権力を握られてしまったらおしまいである。
経済活動のために戦争をするようになってしまったりしたら、アメリカの二の舞になってしまうだろう。

東京地検特捜部の横暴で、小沢一郎の権力を少しでもそぐ事ができれば、
国民の為には、返ってましな事になるのかも知れない。
この国の権力は、一点に結集させない事が肝要なのかもしれないと言う気がしてきた。
権力が一点に集中した所を特定の勢力に乗っ取られたり、外国から操り放題の政権になってしまったら、折角の政権交代も元の木阿弥になってしまう恐れだって有る事だし・・・・・

衆議院の代表質問が始まった。
衆院代表質問:首相らの疑惑、論戦スタート

昼食後テレビで国会質問の中継をしていたので、自民党代表質問と、鳩山総理の答弁をじっくりと見る事が出来た。
自民党の質問は大体想像したとおりであった。
鳩山総理は自身の政治資金問題について詳しく述べ、母からの資金援助について全く知らなかったと言う事を、何度も強調しておられた。
鳩山総理がお母さんからの援助金が出ている事を御存じなかったと言うことについては、私は信用できると思っている。
2~3年以前の事だったかと思うが、テレビの政治に関する討論番組で、政治資金の話になったとき、鳩山由起夫氏が、
「個人献金が、私のところには多数寄せられていますよ。個人献金獲得に、政治家はもっと力を入れたらよいのでは・・・・・」と言うような発言をしておられたのを記憶している。
この発言は個人献金問題が問題化される、ずっと以前の事だから、
鳩山氏の秘書が記入していた個人献金の記載を、そのまま事実と信じておられたと言う傍証になるのではないかと思われる。

それは兎も角、現在の財政赤字にしても、雇用問題にしても、自公政権による長年の悪政が原因で、現政権が四苦八苦させられていると言うのに、
自公両党の代表は、全く反省の様子もなく、
与党をとっちめようとかかっている。
そんな姿を見せられると、
「誰のせいでこうなった!」と、むかむかするものではあったけれど、
でもだからと言って、野党が全然機能しないのでは、民主党に国民を憚る気持ちを忘れさせる事になりかねないから、
自公両党の旧悪は旧悪として、
政権政党は国民の批判を常に意識する為の象徴として、野党からの厳しい質問には、大変ではあろうが耐えてもらわねばならないのではないかと言う気がしたのだった。

無利子国債200兆円で景気対策

2009年12月08日 16時10分12秒 | 思想信条
私は昨年亀井静香の国民目線のユニークな発言の数々に惹かれて、国民新党に入党を申し込み、21年度から党員にしてもらった。
しかしあまり熱心な党員ではなく、党のホームページも殆ど見ていなかった。
だから亀井静香が、先日平沼赳夫に合併を呼びかけた報道を見てからは、
どうも国民新党に懐疑的にさえなっていた。

今日久し振りに国民新党のブログを覗いてみたら、
国民新党200兆円経済対策」と言う記事があった。

先日私は最近の円高ニュースに思うと言う記事に100兆円の無利子国債をなどと書いたことがあるが、
私としたら、精一杯大風呂敷を広げた積りだったのだけれど、
国民新党の記事には、200兆円の無利子国債を発行せよと書いてある。
地域の再生が今や急務!
ーーいきいき地方復活交付金
病院や学校、福祉などの社会の基盤は利益優先主義にはなじみません。人の命や子どもの将来がお金で左右される。恐ろしいとは思いませんか? しかし、利益優先主義が蔓延し、都市や地方の別なく社会基盤は崩壊寸前です。そんな基盤が崩れた社会で経済が成長するはずがありません。国民新党は地域再生のために5年間に渡って地域が独自に使用できる交付金を提唱します。毎年、各都道府県に200億円、各政令指定都市は100億円、中核都市と特別市には60億円と40億円、各市町村には5億円から20億円の予算の交付をします。

この記事を見た時、私も同じような事を考えていたので、
偉そうに言えば「わが意を得たり」と言う感じであった。
先日から亀井静香がやたらと、我侭な態度をしていると言うことで、顰蹙を買っているようであるが、
彼は彼なりに一生懸命頑張って、パホーマンスを繰り広げてでも何でも、
兎に角、日本の経済再生、地方再生を成し遂げるべく全力投球しておられたのだと知ったのだった。
泥亀と言われようと、亀は噛めば噛むほど毒を吐くとか、静香にしろ等と言われようと、
渾身の力を振り絞って頑張っておられる亀井静香金融相に、エールを送りたくなった。

「亀井静香さん、死ぬまで静かになどならないで、頑張ってください。
それから平沼赳夫と手を結ぶなんて、金輪際考えないで!」

師走を前に何とかならないものか?

2009年11月30日 15時22分00秒 | 思想信条
今日は11月も最後の日。
このところの、うっとうしかったお天気が嘘のように、朝から良く晴れて、
日向に居たら暑いくらいのお日和であった。
こんな小春日和の、のどかな日であるが、
世間には師走の冷たい風が、其処まで迫ってきているのだと思われるようなテレビの報道を見た。

今朝の朝日放送スーパーモーニングである。
ワークシェアリングのことを扱っていた。
本来の緊急避難型ワークシェアリングと言うものは、不景気になっても従業員を解雇しないで済ませるために、
一人当たりの労働時間を減らして、その分賃金を減らしてでも、雇用を守ろうと言うものであった。

ところが小泉内閣の時に考えられたワークシェアリングと言うのは、
忙しくなったら労働力を供給してくれ、暇になったら何時でも解雇できる仕組みづくりを目的にしたものであった。
それは不景気になった時、会社が人件費に苦しまなくても済むように、
正社員を最小限の人数に留め、後は派遣社員とパート従業員にしてしまったら、
何時でも補給できるし、カットできて至極便利であると言う趣旨のものであった。

それは緊急避難型のワークシェアリングと全く反対の目的で考え出されたものであった。
昨年のリーマンショックの時には、一気に派遣切りが行われて、
会社は最小限の損失で済んだかもしれないけれど、
巷には急に頚を切られ、住まい迄追われて、
師走の寒空に放り出された人々が、大勢満ちる事になってしまった。

その上、雇用の不安定は需要を落ち込ませる。
底の無い感じの不景気は、派遣切りに会った人だけでなく、今正社員である人々も、
何時わが身に馘首の災厄が降りかかってくるかもしれないと言うことで、
欲しい物も出来るだけ我慢して、買わなくなってしまうから、
需要は益々落ち込んで、いったん不景気になると立ち直れなくなってしまっているという。
昔は、現在持ち合わせが無くても、月賦で買う人が大勢有ったものだが・・・・・

小泉政権時代から、従業員は総て正社員として採用し、リーマンショックの時にも、
ワークシェアリングで、雇用を守り続けてきたと言う会社を紹介していた。
此れまでは、従業員の頚を切らないでも、ワークシェアリングで何とかやって来れたのだそうである。
ところが今年はどうしても融通がつかず、6人の人を解雇せざるを得なくなったのだそうである。
「会社を潰すわけには行きませんので・・・・・」といわれる社長さんの言葉に実感がこもっていた。
昨年のリーマンショックにも持ち堪えたのに、今年はどうにもならないと言うのは、
今年の不景気が昨年以上に厳しいということなのだろうか?
其れとも、昨年企業の持てる体力を使い果たしてしまったから、
今年はもうどうにもならないと言うことなのだろうか?

いずれにしても師走を前に政府は何か、考えてくれているのだろうか?
日本の優良企業を潰れるに任せていたら、それこそ取り返しの付かない事になってしまうが・・・・・


自民党が党名を変える?

2009年11月27日 13時16分35秒 | 思想信条
「日本がアブナイ」によると、自民党は党名を変えようとしているそうですね。
それも「和魂党」とか。
自民党の日本主義にこだわっている人達は、どちらかと言うと武力拡充を主張しておられる人達なのだから、和の魂などと言うのでは詐欺になるのではないでしょうか。どちらかと言うと「荒魂党」が、その本性ではないでしょうか?
荒魂党と言う名であれば、荒御霊の蔓延る国は、悪い事が次々出てくるから、
国民は絶対に票を入れてはいけない党と知ることが出来るでしょう。

それとも、いっそ共和党にしてしまいますか。
そうしたら「民主党」と「共和党」で、日本の現状が良く見えて、すっきりするかもしれませんね。

自民党は今のままでは、民主党の引き立て役
民主党が国民にとって、どんなに期待はずれであっても、
「自民党よりはまし」と皆思うから、
民主党にとっては小規模であっても、残って欲しい党なのではないでしょうか。

自民党員が本気で民主党を脅かしたいのなら、
自民党は解党して、出直しするべきなのではないでしょうか?
自民党は酷すぎたから、雲散霧消してしまった。
「私達は自民党の墜ちた過ちを謙虚に見据えて、反省と共に国と国民の為の政治とはどういうものであるかを、真剣に考え抜いた者の集まりです。」と言って
新しい党を結成したならば、民主党を脅かす事もできるかもしれませんが、
今までの構成のままで、党名を変えても、今よりももっと落ち込んでいくだけだろうと思われます。

勿論新しい党になったら、此れまで党内で幅を利かせていた大御所連は、
そのよりどころをなくしてしまうのですから、
このまま自民党がジリ貧に凋んで行ったとしても、結果は同じ事になるのでしょうが・・・・・
でも国のための政治に志の有る人達がもし有るなら、その人達は沈み逝く船から逃げ出して、浮かぶ瀬に巡り会う事が出来るかも知れません。

(身を捨てて 浮かぶ瀬も有る 世渡りに 船のみ頼む 身こそ哀しき)

その位に、このところの自民党がやってきた事は、国民を怒らせ嫌悪されていると言う事を、自民党の代議士は、よく知るべきだろうと思います。

仏教徒として考えてみたら

2009年11月26日 12時47分04秒 | 思想信条
お釈迦様の出家された動機は、人間の生老病死の四苦について、悩まれたからであったというのは有名な話です。
悟られたお釈迦様は、
外的条件は悩んで出家された頃と全く同じなのに、
「煩悩即菩提」悩みに思えることが、そのまま悟りに通じるものであり、
「この世はこのままで、極楽浄土である。」と喝破されたのだそうです。

動物が互いに殺し合っている、地獄のような世界に見えるけれど、
本当は、万物は互いに生かしあって、生々加育のこの宇宙を形作っているのである、という事に気が付かれたのだそうですね。
総ては御仏の御心のまま、粛々と行われている。
今現在、自分の周りに問題があるとしたら、それは自分にとってその問題が必要だからであって、その問題に一生懸命取り組む事によって、新しい境地を得る事ができる。
それぞれの天命を果たす事を通じて、自分の人生を楽しみ、思考を深化させる為に、人はこの世に生を受けたのだから、
どんな事からも逃げないで立ち向かっていたら、おのずと道は開かれていくと、いうのが仏教の大元に有る思想ではないでしょうか?

宗教的に考えていくと、現在の世界に様々な不正義、不合理、非人情etcが有っても、それらはそれらと取り組む為に生まれた人々のためのものだから、そのままこの世は天国浄土、人に堪えられない試練を御仏は与え給わない、絶えられない時には安らかな眠り、即ち死を賜る。と言うわけです。

こんなことを言うのは非常に不人情、無責任の限りであると思うのですが、
一面の真理でもあるような気がしているのです。
国民の精神年齢が幼い時、国民はどうしようもない人間に騙されて、好い様に虐げられていても、何も改善の努力もしようとはしません。

日本は一時一億総中流と言われ、この世の春を謳歌していたのに、
いつの間にか格差社会の不合理、不人情な世界が現前しています。

私達の親の世代が、あの戦争で苦労の限りを経験して賢くなっていたから、
国民(公務員を含む)も互助の精神が出来、政治家達も国民の為になる政治を行って、現状を次々に改良して行っていたから、あのような一億総中流と言う、世界がうらやむような社会が築き上げられていたのでしょう。

私達の時代の者は、先人のお陰で恵まれて育って、苦労が足りなかったから、
先人の御苦労の結晶をもっと尊重して守って行けば、ずっと幸せに行けたかも知れないのに、それが出来なかったのだろうと思います。
物心ついたときから世の中は、良い方に向ってどんどん進歩していたので、
この状態が永遠に続くものと勘違いして、
政治家が改革と言ったら、今より更に良くなるものと、丸信じしてしまっていたようです。
日本人の殆どが、お金持ちのボンボンの感覚になっていたのかも知れません。

小泉改革と言う構造的日本社会改悪は、次の世代の人々に活を入れて、
新しい時代の人のため、社会を形成するるチャンスを与えられたのかもしれませんね。
仏教で言う、賽の河原で子供達が石を積み上げたら、鬼がやってきて毀してしまう。それでも子供達は又石を積み上げる。又鬼に毀される・・・・・
と言うのはこういう事を言っているのかも知れません。

見ようによっては鬼が毀してくれるから、又積み上げる事もできるというものであるとも言えるでしょう。

こんな事を考えていたら、政治運動も人生の楽しみと言うか、人生の味付けの一つなのではないかと言う気がしてきました。
人はみなそれぞれの立場で、それぞれの隣人を大事にして、自分に回ってきた課題をこなしていくべきものである。だから現状にイラつく事は無い。総ては解決される為に与えられた課題なのだから、慌てる事は無い。
鬼が石積みを毀してくれるので、又子供は石を積み上げて遊ぶ事ができる。
石積みを毀すのは、鬼ではなく御仏そのものである。
石を積み上げるという行為そのものが、人生の目的なのだから・・・・・

こんな事を思った時点で、私はもう今の政治運動に混ぜていただける資格を失っているという事に気がついたのでした。

人生は真剣勝負であるところに、醍醐味が有るのですから・・・・・

コメント欄で 或記事のURLの紹介規制を受けて

2009年11月24日 16時19分04秒 | 思想信条
昨日「平成維新とは?」に頂いたコメントに、返事を書いていて、
晴耕雨読さんの「エコノミックヒットマンが語るアメリカ帝国秘史」のURLを記入して、入力しようとしたら、
「不正なURLがありますので、入力できません。」と言う表示が出て、コメントに入力してくれませんでした。(このURLを消したらすぐに入力できました。)

私はこのURLを拒否する手続きをした覚えは有りません。
と言うより入力する言語についての禁止事項を、このブログになってからは一切行ってはいないのです。
此れはgooブログの運営者が、不正なURLとして決めているとしか考えられない事でした。

ネット言論が、段々と規制される動きに有ると言う話を、あちこちで目にしていましたので、法律が改正されたらやりにくくなるのかなと思っていたのですが、
もう既に、ブログ運営者を通じて、ネット規制は始まっているのだと言う事を実感した次第です。
しかしコメント欄では入力できませんでしたが、ブログの本文の方ではまだ記入できるようです。(さっきためしに入力してみました)

オリジナルは/20070605-1">エコノミック・ヒットマン(経済の殺し屋)と呼ばれる仕事についていた米国人・ジョン ・パーキンス氏が告白している動画があります。
米国に刃向う指導者や、賄賂が効かない国家指導者にはジャッカルと呼ばれる殺し屋を派遣し、飛行機事故などを装って殺害している事や、ODAなどで貧しい国を開発する事を大義名分にし、借金まみれにして植民地化してしまうという告白もしています。
参考:竹中平蔵「民営化した郵政はアメリカに出資せよ!」 -- もしほんとにそんなことしてたら

オリジナルは/20070605-1">エコノミック・ヒットマンが語るアメリカ帝国の秘史  ―経済刺客、暗殺者、グローバルな腐敗の真相 に有ります。
以下DemocracyNow! Japanの解説から転載です。
アメリカでは超ベストセラーなのに、なぜか日本では紹介されない本。
どうみても日本人の興味を引きそうなのに、いまだに翻訳が出ないのが不思議なのが、ジョン・パーキンスのConfessions of an Economic Hit Man(『エコノミック・ヒットマンの告白』)です*。

と言う紹介文で、筆者がエコノミックヒットマンとしてやってきたことを告白した本の紹介と、インタビューで語ったときの動画が掲載されています。

まだ読んでおられない方は、御一読をお勧めします。
アメリカが世界で(日本でも?)どんなやり方で、その国の政治家を動かしてきたかを、窺がい知らせてくれる貴重な記事だと思いました。

悪人正機

2009年11月19日 15時32分25秒 | 思想信条
浄土真宗の教えに、
「善人尚もて往生す、況や悪人おや」と言う教えが有ります。
普通の感覚から言ったならば、善人の方が阿弥陀様のみ心にかなうはずである。「阿弥陀様は慈悲のみ仏であるから、悪人でさえも救ってくださる。」と言うはずなのに、言い間違いではないかと、気をまわすところであると思います。

しかし言い間違いではないのです。
自分が生まれて此の方只の一度も悪い事をしたことが無い、と思い込んでいるような反省心の無い
「自称善人」でさえも、阿弥陀様は救ってくださるのであるから、
この苦娑婆に生まれて、色々な経緯から罪を重ねて、やっと命を繋いで来た哀れな凡夫、
自分のような悪人は、絶対に許されるはずは無いと諦めて、
自暴自棄になって更に罪を重ねている者もある、そんな哀れな凡夫こそ、
阿弥陀様は正客として、極楽浄土にお迎えくださるであろう言うのが、悪人正機の意味であると教えてもらった事が有ります。

この世の中で、何の罪も犯さないで生きて行ける訳が無いと言う諦観が基本にあります。
生きていく為には、日々何かを食べねば為りません。
今はあまり言われなくなりましたが、仏教では殺生を禁じています。
少なくとも殺生戒を犯さないで生きる事はできません。
魚を自分が殺した事がなくても、誰かに殺させて、
自分は殺生戒など犯したことは無いと言うとしたら、
他人に罪を犯させているのだから、もっと悪いと言う見方も出来るでしょう。

もし本気で自分に罪(法律的な意味ではない)が無いか調べ上げたら、必ず一つや二つは思い出されるだろうと思います。

「私は生まれてからこの方、只の一度も嘘をついたことが無い。等と言う者が有ったら、その者は間違いなく大嘘つきである。」と言うたとえ話もあります。
嘘を付いた事が無いと言うその事が、既に嘘のはずですから・・・・・

という訳で、自分は善人だと思っている者よりは、自分を悪人だと思っている者の方が、反省心が有るだけ、まだしも救われるだろうと言うことのようです。

先日私のブログのコメント欄に、
「だから貴方は騙されるんですよ。」と言う事を書いてこられた、若い右翼の方がありました。
それで私は「私はだまされたことに気づいているだけ、貴方よりもましだと思っています。」とつい書いてしまいました。

自分が騙されたと言う事を言いたがらない、騙されたと思いたがらないで、何時までも騙された事を否定し続けていたら、どうなるか?
騙した相手の計画に乗せられて、着々と生きながら地獄のような世界に連れて行かれるかもしれません。
イラクやアフガニスタンの現状がどうなっているか、
その報道を聞くだけで、恐ろしくなる地獄のような様子は、
私達は既に見せられています。
騙されたまま地獄の世界にまっしぐらに進むくらいなら、
騙された事を認めて、引き返えそうではありませんか。
もう間に合わず手遅れになっていて、地獄に行くしかないかも知れませんが、
もしかしたら助かる道もあるかもしれません。

親鸞聖人は、「法然上人の教えが、全くの嘘であって、
念仏をしたために地獄に落ちたとしても、私は一向に構わない。
元々地獄に落ちるしかしようの無い自分なのだから、
万に一つでも極楽に行けるかも知れないのなら、私は念仏を唱える。」と言っておられます。
末世の今、地獄に行くしか道は残されていないかもしれませんが、
でも万に一つでも、人類に生き残る道が残されているならば、それを探したい。
騙された事を恥じるより、騙された事に気づかない事をこそ、
恥じるべきだと思います

悪人正機とは、もっともっと奥の深い教えでも有るらしいですが、
私の理解した程度であっても、なかなかのものであると感心しています。