先週に引き続き一発カゴの作成に取り掛かった。
今回は蓋のロック部分の取り付けと天秤に取り付けるステン棒の加工で完成する。
ロック部分の微調整がポイントで、一発カゴの善し悪しが決まる。
また、深い棚に対応できるよう蓋の開閉をしゃくりできる構造にした。
まずは、蓋のロック部のパーツ作成と取り付け。
①少々スプーンの柄を下記の通り加工し、蓋の部分に半田付けできるよう曲げる。
柄にはΦ1.6mmの穴をあける。
②蓋の部分に①で加工したロックになる部分仮半田付けする。最後に重さを増やす時にはこの蓋に半田を盛ることにする。
横から見た感じ(調整前) 。ハリスが蓋に噛まれないよう蓋とステンパイプに隙間をあける。
③ばねロックになるパーツをΦ0.8mmのステン棒で作成し、ステンパイプ部に半田付けする。
ばねロックのセンターにしゃくりロック棒を挟んで半田付け。
ばねロックをロックした状態。実際には、この状態で遠投する。
下記は着水してばねロックが外れた状態を想定。この状態で棚まで沈むため、沈む途中でコマセがでない。
棚に着いたところでしゃくると蓋が全開する仕組み。
④下記は天秤に取り付ける部分。プラカゴ上部には硬質発泡材を取り付け、浮力を持たせる。ステン棒には玉ビーズを入れてプラカゴを保護する。
以上で、ほぼ完成。蓋の部分への半田盛りまたは、グルーガンによるグルーの取り付けを行い、巻き上げ時の水の抵抗低減や重さ調整を行う。
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久々に作りかけていた一発カゴの作成に取り掛かった。
ステンパイプへの作業半田付け、組み立てを行う。
Rev.2 は手順は①~⑥の通り。
次回、Rev.3は蓋のロック部分の取り付けとハリス保護、
Rev.4は天秤に取り付けるステン棒の加工と取り付け
へと進み完成させる予定。
------------------------------------ 以下、一発カゴ作り Rev.2 ------------------------------
①ステンパイプに半田付けできるようプラカゴの切り口部分に当たる位置に印を付け、その部分に仮半田付けを行う。ステンパイプに半田付けするには、専用のペースト(希塩酸液)とヤニなし半田を使用する。
② 質量を増すためにステンパイプを2重にした部分の半田張り合わせを行う
③ 蓋の部分(軽量スプーン)の蝶番部分へ半田付けを行う
以上で個別部品の準備は完了。
④ ①のステンパイプをプラカゴに挿入する。コマセの容量を増やすため、プラカゴ内にステンパイプを全て埋め込まず、5~10mm出す。
⑤ ③で作成した蓋になる部分をステンパイプに半田付けする。
⑥ プラカゴからステンパイプが抜けないようプラカゴの穴あき部分に半田盛する。
(当初予定はプラカゴとステンパイプをネジで相止めするつもりだったが、ステンパイプが硬すぎて穴あけできず、半田盛で対応。初っ端から電動ドリルの歯が折れてしまった。心もここで折れてしまった。ボール盤でないとステンパイプへの穴あけは難しいかも・・・?)
とりあえず、7個作成中。
----------------------------------- 以下、Rev1 --------------------------------------------
今年はゴロタ場でかなりの一発カゴをロストしてしまった。
一発カゴを作るうえで必要なのが、開閉するスプーン(計量スプーン)だ。最近、ダイソー¥100均を覗いても形状が変わってしまった物しか見当らなくなってしまったが、Can・Doで偶然同じ計量スプーンを見つけた。店頭に出してあった物は全て買ったが6個だけだった。在庫を調べてもらうとしたが、お客様が多く時間がかかると言う事でとりあえず、6個だけで諦めた。計量スプーンの製造は新潟県燕 TIS産業(株)のMade in Japanだ。大・小・少々の3種類セットだが、使用するのは小スプーン(Φ35mm)のみ。
在庫のスプーン合わせ7個の一発カゴとイレクタを使用したカゴ3個、計10個を作成することにした。
本体は、プラカゴにΦ32mmのステンパイプを25mmにカットし、プラカゴに嵌める形だ。
ステンパイプは質量を増やすため、パイプにスリットを入れ2重(左3個)にしたものと一重で鉛を厚塗り(右側4個)する2種類を作成予定。
第一弾
計量スプーン加工
①柄を切断。 ②内径1.5mmのステンパイプに柄を巻きつける。 ③1.5mmのステンパイプ1.2mmのステン棒を金曲加工し、32mmステンパイプに半田付けできるようにする。
計量スプーン加工第二弾は、次回へ。