耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

ユーチューブ

2019年11月22日 12時23分07秒 | 世相今昔

 小朝の独演会を聞いた。 

 円朝の名作、鰍沢をやった。身延山久延寺に参った帰りに雪道に迷った

ところから始まる、富士川の鰍沢口に因んだ、古典の名作である。 

 わざわざ、現地を訪れて下調べしたとのことだったが、私としては、

今一だった! 

 この演題は、三題話として即興でやったと言う触れ込みだが、まず

三題話とは何かと言う説明が無かった。これでは興趣が半減する。 

 円朝に与えられたお題は、鉄砲、卵酒、毒消しの護符、だったのに、

その話をはしょったから、只の落語になってしまった。 


 しかし流石は小朝、見事に演じきった。 

落語も、特に古典落語は只の笑い話ではなく、芸術の域に到達してる

演題も多い。 以前、談志の鰍沢をユーチューブで聞いたので、小朝の

講座を楽しみにしていたが、演者によってこうも違うのか、と変な感心を

することになった。枕は勿論小朝流だが、下げも違っていたしこれは

別の話になっている、と思った。 

 

 学生の頃、Beatlesにはまった。 

と言っても、おかっぱ頭にしたり、ミーハーした訳では無いが。 

手作りのFMラジオでエアチェックして、カセットテープに録り貯めた。 

貯金して、ホワイトアルバムのLP買った時は、嬉しかった。 


 時代は変わって、図書館でCD借りて、PCでコピーして、CD

ライブラリーを揃えたが、最近は、聴くことも少なくなった。 

 グループサウンズや、ロックが流行った時は、ついて行けなくて、

無視だったが、出張でメンフィスに行った時にBBKingと言う店に

連れていかれて、現地のジャズバンドとR&Bを聴いてから、ロック

ギターやジャズに目覚め、あらためてプレスリーやローリング

ストーンズを聞いて見たら、意外に面白いことに気が付いた。 

 

 先日、ボヘミアンラプソディーを見た。 

それから、Queenの曲が頭から離れない。 

彼らもグループでのライヴコンサートから始まったが、Beatles

同じように色んな楽器やオケと組み合わせて、スタジオで編集する

スタイルに変わった。 

突き詰めると、そうなるんだろうか? 


 今はユーチューブで何でも聞ける。

懐かしい交響曲や室内楽、落語や浪曲を、よく聞いているが、

Queenも良いな! 





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