耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

ワンマン電車

2013年12月10日 11時49分30秒 | 世相今昔
 久しぶりに地下鉄南北線に乗ったら、ワンマン運転だという。

 以前からホームドアが導入され、車内放送が自動化されていたが、
車掌を省略するとは、恐れいった。駅の改札も自動改札だから、駅員
の姿も見当たらない。

 我が家の前を走っている京葉線が開通した時は、乗客が少ないもの
だから、一人の駅長が5つの駅を兼任していた。今では各駅に多くの
駅員が常駐している。特に舞浜駅なんかは、山手線並みの混雑だから
大変だ。

 昔は街中のバスでさえ車掌が居て、ドアの開閉や乗客の対応を担当
していた。踏切を渡る時は車掌が下車して、安全を確認して誘導して
いたし、バックする時もピーピー笛を吹いて手を振って居た。


 電車の車内放送やドアの開閉は車掌の役目で、時々切符の改札に
車内を回るものだから、次の停車駅までに車掌室に戻れるか、見てて
ヒヤヒヤしたものだった。

 それが今はワンマン運転だという。如何に機械が進歩したからと
言って、多くの乗客を載せる列車を一人の運転手に任せて、本当に
良いのだろうか?

 高速道路の遠距離バスの事故は極端な例かもしれないが、冗長性
というか、何かバックアップが欲しいように思う。

 新橋からお台場に行くゆりかもめや、ディズニーのモノレールに
至っては無人運転である。中央監視センターで集中管理しているの
だろう。
 しかし何か有ったら、担当者が現場まで急行するまで、高架の車両
に乗客は無人で放置されることになる。




 銀行のATMに入金に行った時、機械にお金を入れてから金額が表示
されるまで、僅かな時間だがとても不安になるものだ。
 今の機械は人間よりも余程信頼出来るのかも知れないが、顔が見え
ないということはどうにも落ち着かない。

   古い人間だから、なのだろうか。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿