レンキン

外国の写真と
それとは関係ないぼそぼそ

若さ

2006年04月02日 | ぼそぼそ
 若いというだけで自信を持ったり、
反対に自信を無くしたり
焦り苛立ち刺々しい気分になったり
どうしようもない気分になって大泣きしたり
嬉しくて飛び跳ねたくなったり
逆に死にたくなったりした。

極論に走り、絶対という言葉をよく使った。
一旦走り出せばどこまでも走れる気がした。
周りを見なくて済むほど私は強く
周りを見る事が出来ないほど私は弱かった。

その当時の
刺さるような自分の鼓動を思い出すたび
ひどく切ない気持ちになり
まだ懐かしいと思うことが出来ずにいる。
若さは太陽のようなもので
直視できずに通り過ぎ、随分遠く離れてから
ようやく振り返る事が出来るものなのだろうか。


4月になるといつも
余計な事を思い出す。
4月は始まりなのか、それとも終りなのか。
綯交ぜになったあの苦い気持ちを
桜と共に思い出す。