レンキン

外国の写真と
それとは関係ないぼそぼそ

記憶に残る本

2006年09月07日 | ぼそぼそ
十五少年漂流記

私の兄は小さい頃からとても神経質だ。
自分の物は自分の物、お前の物は片付けろ。
自分の持ち物にはペンで大きく自分の住所氏名を書き、
妹が使うことを極端に嫌った。
兄の本にはでかでかと名前及び
私が読んで良い本か、いけない本かが書かれており
そのラインは兄が飽きたか飽きていないかであった。

そしていつまで経っても「よんでだめ」と
極太マッキーで書かれたままの本があった。
「十五少年漂流記」「海底二万里」「宝島」の三冊である。
この三冊は読んでいる所を見つかると
すごい勢いで取り返され、ついでに一発叩かれるくらいの
兄の秘蔵っ子だった。私は仕方なく
十五少年漂流記を読んでいる兄を横目に
点子ちゃんとアントンだの、若草物語だの
女の子らしいご本をお読みあそばしていた訳だ。


嘘である。
隠されると暴きたくなり、ダメだと言われると
やりたくなるのが妹であり弟なのだ。
私は兄の留守を狙い、この三冊を狙い撃ちして
本棚からかっさらってきては読んだ。
兄が帰ってくるのを警戒して、背中を気にしながら
本棚の前で立ち読みした。ほとんど隠れキリシタンだ。
だから点子ちゃんとアントンや若草物語より
物音に耳をそばだてながら必死で読んだ
海底二万里の方がよっぽど覚えている。暗い話だ。
十五少年漂流記に出てくる十五人を今でもそらで言える。
ブリアンだろー、ドノバンだろー、ゴードンだろー。
(指折り)


みなさんの記憶にものすごく残ってる本はありますか?
そしてそれは今でも覚えていますか。

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3 コメント

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Unknown (ひろ)
2006-09-08 01:01:19
本はいいですね。

小3の時にシートン動物記を全部読み、小4でファーブル昆虫記、小5・6で小学校の図書館にあったSF小説を全部読んだのも良い思い出です。…そしてこのせいで視力が落ちて、高校の時についに0,1も見えなくなり、今ではすっかりコンタクト生活です。



僕の場合は、斎藤洋の「ルドルフとイッパイアッテナ」ですね。小1くらいの時に一度、小5でもう一度読みましたが、小説で心から感動したのはこの本が初めてでした。こんな面白い本があるんだって感動したのをよく覚えてます。もう一度読もうと思って、古本屋で探しても、これがなかなか見つからない。
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母ごめんよぅ。 (三十路女)
2006-09-08 21:59:50
こんばんは。

子供の頃は毎週家族で出掛けていましたが、多くは父の趣味である川釣りに連れて行かれました。

その車中、助手席の母は宝島を読んでくれました。小さい字で書かれた分厚い本。車酔いもせず、よく読んでくれたなぁと今更ながら感心しますが、内容なんて全然覚えちゃいませんね。
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こんばんわ (レンキン)
2006-09-09 01:42:33
ひろさん、三十路女さん、こんばんわ!

鈴虫は鳴いても蒸し暑い夜が続きますね。



*ひろさん*

「ルドルフと~」はむかーしに図書室で読んだ覚えが!あの、ルドルフの故郷が結構近くだったりするんですよ。(笑) シートン動物記は裏町の捨て猫と狼王ロボだけ、ファーブル昆虫記は――ご存知の通りです。拾い読み王レンキン。半端な知識で世を乗り切る。



*三十路女さん*

読み聞かせの本が「宝島」ですか。(笑) 子供が一本足の海賊の悪夢を見ますよね。あれを読んで育ったおかげで私は「ワンピース」を読んでも海賊に憧れずに済みます。

知り合いの2児の母は読み聞かせの本が「三国志」でありました。『ああ流石は孔明、――神眼。迅速。……もう遅かったか』(声色)

何はともあれ、子供がよく眠りそうですよね。
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