野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

目にも鮮やかな黄色と赤で目立つウキツリボク(20-117)

2020年06月06日 10時43分52秒 | 

奇妙な形と目にも鮮やかな黄色と赤で目立つウキツリボク。ツリは釣りではなく、花が浮かぶように吊り下げられていることによる。チロリアンランプの名前のほうがはるかにスマートだ。今では垣根などにも絡まって咲いていて、歩く人の目を楽しませてくれる。

(2020-05 川崎市 道端) 

ウキツリボク(チロリアンランプ) [浮釣木]
花の色 黄 、 赤
開花時期 6月 、 7月 、 8月 、 9月 、 10月
花の特徴 葉の脇から長い花柄を垂れ下がらせて、赤い筒状の萼が目立ち、ランプをぶら下げたような形の色の花を咲かせる。 そのため、流通名をチロリアンランプという。 花は黄色だが、膨らんだ赤い5稜形の萼が目立つ。 雄しべと花柱(雌しべ)は飛び出している。
葉の特徴 葉は円形ないし三角形に近に、互い違いに生える(互生)。 葉には柄があり、托葉(葉のつけ根にある付属体)を持つ。 葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
その他 和名の由来は、花が空中に浮かんで吊り下がっていることからきている。 属名の Abutilon は「a(否定)+bous(牡牛)+tilos(下痢)」からきている。家畜の下痢止めに効果があるという意味で名づけられた。 種小名の megapotamicum は「リオグランデ川の」という意味である。
生育地 鉢植え
植物のタイプ つる性
大きさ・高さ 20~150センチ
分布 原産地はブラジル
名前の読み うきつりぼく(ちろりあんらんぷ)
分類 アオイ科 イチビ属
学名 Abutilon megapotamicum
花の色 黄 、 赤
開花時期 6月 、 7月 、 8月 、 9月 、 10月
花の特徴 葉の脇から長い花柄を垂れ下がらせて、赤い筒状の萼が目立ち、ランプをぶら下げたような形の色の花を咲かせる。 そのため、流通名をチロリアンランプという。 花は黄色だが、膨らんだ赤い5稜形の萼が目立つ。 雄しべと花柱(雌しべ)は飛び出している。
葉の特徴 葉は円形ないし三角形に近に、互い違いに生える(互生)。 葉には柄があり、托葉(葉のつけ根にある付属体)を持つ。 葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
その他 和名の由来は、花が空中に浮かんで吊り下がっていることからきている。 属名の Abutilon は「a(否定)+bous(牡牛)+tilos(下痢)」からきている。家畜の下痢止めに効果があるという意味で名づけられた。 種小名の megapotamicum は「リオグランデ川の」という意味である。
生育地 鉢植え
植物のタイプ つる性
大きさ・高さ 20~150センチ
分布 原産地はブラジル
名前の読み うきつりぼく(ちろりあんらんぷ)
分類 アオイ科 イチビ属
学名 Abutilon megapotamicum


シンプルでスマートな釣鐘型の花がかわいいオトメギキョウ(20-116)

2020年06月06日 10時05分02秒 | 

シンプルでスマートな釣鐘型の花がかわいいオトメギキョウ。開くと清楚な五弁の花弁が星形に開く。色はたしかに桔梗色だ。

(2020-05 川崎市 花壇) 

 

オトメギキョウの基本情報
学名:Campanula portenschlagiana
和名:オトメギキョウ(乙女桔梗)  その他の名前:ベルフラワー

科名 / 属名:キキョウ科 / ホタルブクロ属

オトメギキョウは初夏に花を咲かせる、ベルフラワーの名でよく知られた常緑性の小型多年草です。3月ごろから促成栽培されたものが出回り始め、4月から5月に最も多く流通し、花屋の店先を飾ります。
草丈は10~15cmほどで、小さな濃い緑色の葉を多数つけ、茎は根元から密に枝分かれして直径30~40cmほどのクッション状の茂みになります。それぞれの枝先に1~数輪の花をつけます。花は青紫色で直径2cm前後、釣り鐘形で上向き、あるいは斜め上向きに咲きます。
自生地は石灰岩の崖ですが、栽培に石灰を使用する必要はありません。

基本データ
園芸分類 山野草,草花
形態 多年草 原産地 クロアチア西部
草丈/樹高 10~15cm 開花期 4月~5月(促成株は3月ごろから)
花色 紫 栽培難易度(1~5) 
耐寒性 強い 耐暑性 やや弱い
特性・用途 常緑性,耐寒性が強い


小輪だが、姿の美しいラン「デンドロビウム・キンギアナム」(蘭シリーズ 20-31)

2020年06月06日 08時35分04秒 | 

小輪だが、姿の美しいラン「デンドロビウム・キンギアナム」。オーストラリア原産の香りの高い蘭だという。リップだけ濃くなる紫がかったピンクのグラデーションがきれい。

(2020-02 東京都 神代植物公園) 

ラン「デンドロビウム・キンギアナム」

デンドロビウム・キンギアナム系の基本情報
学名:Dendrobium
その他の名前:デンドロビューム
科名 / 属名:ラン科 / セッコク属(デンドロビウム属)

特徴
オーストラリア原産の原種デンドロビウム・キンギアナム(Dendrobium kingianum)をもとに交雑育種されてきた交配種群をキンギアナム系と呼びます。株の形態が多くのデンドロビウムと異なり、根元が太く上部が細くなる、やや堅いバルブの上部に葉をつけます。上部の葉の間にある節から花茎を伸ばし、たくさんの小輪花を穂状に咲かせます。ノビル系などのほかのデンドロビウムとの交雑はほとんどなく、独特の形態をもったデンドロビウムです。花色は赤紫からピンク系、白がほとんどでしたが、最近では黄色い花をもつ交配種もできてきました。香りも比較的強いものが多く、よい香りのものからやや強すぎるものまであります。
強い日光を好み、日当たりが悪いと花をつけなくなります。一度咲いたバルブにも翌年以降花芽をつけることがあるので、古いバルブも取り除かないほうがよいでしょう。

基本データ
園芸分類 ラン
形態 多年草 原産地 オーストラリア
草丈/樹高 15~50cm 開花期 2月~5月(3月~4月がピーク)
花色 白,ピンク,黄,赤,紫 
耐寒性 強い 耐暑性 強い
特性・用途 常緑性,香りがある,開花期が長い,耐寒性が強い,初心者でも育てやすい

 

 

蘭シリーズ・リスト


「エピデンドラム・プリティーレディーミスミ」(蘭シリーズ 20-01)
「スリーピング ルナグラード 」(蘭シリーズ 20-02)
「シンビジウム・アリス・ルナ」(蘭シリーズ 20-03)
「オンキディウム・アンプリアツム」(蘭シリーズ 20-04)
「エピデンドラム 'スター・バレー'」(蘭シリーズ 20-05)
「デンドロビウム・スペルバウンド・ミュー」(蘭シリーズ 20-06)
「シンビジューム・スウィートワイン」(蘭シリーズ 20-07)
「カトリアンセ  ジュエル・ボックス シェヘラザード」(蘭シリーズ 20-08)
「カトレヤ・ウェンディーズ・バレンタイン」(蘭シリーズ 20-09)
「カトレア・コッキネア」(蘭シリーズ 20-10)
「デンドロビウム・フォーミディブル」(蘭シリーズ 20-11)
「ファレノプシス・サクラコ・ファレノ」(蘭シリーズ 20-12)
「ファレノプシス・シレリアナ」(蘭シリーズ 20-13)
「ファレノプシス・メモリア・アン・フェジェン」(蘭シリーズ 20-14)
「ファレノプシス・リトル・メリー・チェリー・ソング」(蘭シリーズ 20-15)
「ファレノプシス・シルク・オレンジ」(蘭シリーズ 20-16)
「ドリテノプシス・シティーガール モリタNo.2」(蘭シリーズ 20-17)
「ファレノプシス・ビーチアナ」(蘭シリーズ 20-18)
「ドリテノプシス・リビングストンズ・ジェム」(蘭シリーズ 20-19)
「ファレノプシス・オトヒメ」(蘭シリーズ 20-20)
「ファレノプシス・ゴールデン・エンペラー "スイート"」(蘭シリーズ 20-21)
「ホンコンシュスラン」(蘭シリーズ 20-22)
「エピデンドラム・コスモ・ドリームカラー アスカ」(蘭シリーズ 20-23)
「エピデンドラム・カショクサイサイ」(蘭シリーズ 20-24)
「デンドロビウム・アオヤマ」(蘭シリーズ 20-25)
「デンドロビウム・ラウシー・ビカラー」(蘭シリーズ 20-26)
「オンシジウム・トゥインクル」(蘭シリーズ 20-27)
「デンドロビウム・ロイ・トクナガ」(蘭シリーズ 20-28)
「マキシラリア・ポルフィロステレ」(蘭シリーズ 20-29)
「デンドロビウム・カシオペ」(蘭シリーズ 20-30)

 

 


椿のような絞りのあるディープカップ咲きになるバラ「アラン・ティッチマーシュ」薔薇シリーズ213)

2020年06月06日 07時38分57秒 | 

咲き始めはごく普通のバラだが、開くと椿のような絞りのあるディープカップ咲きになるバラ「アラン・ティッチマーシュ」。花の重みで俯いて咲くのもいかにもである。命名はイギリスの著名な園芸家の名前によるとか。イングリッシュ・ローズらしい一品。

(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑) 

 

バラ「アラン・ティッチマーシュ」

アラン ティッチマーシュ Alan Titchmarsh

オールドローズの花形、香りを現代に蘇らせた素晴らしいバラです。
真ん丸の蕾から多くの花弁があらわれるディープカップ咲きはとても美しいです。
また花の重さと、花首の柔らかさから、
うつむいて咲き、それもオールドローズ風。
浅めに剪定すれば長く伸び、弓なりに伸びる枝は低めのアーチやフェンスに向きます。
また、剪定を深めにすれば、木立風のこんもりとしたシュラブになり、花壇の前面にも向きます。
有名な園芸家に捧げられたバラです。 


品種名 アラン ティッチマーシュ     Alan Titchmarsh
作出  2005年 イギリス David Austin
系統  S シュラブ
交配  実生 × 実生

花色  ディープピンク
花形  ディープカップ咲き 
花径  大輪
芳香  強香     ★★★★☆
香質  ダマスク
開花  繰り返し咲き ★★★☆☆

樹高  1.7m