野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

一重の紫色の花が集まるヤマアジサイ「久住小でまり」(アジサイシリーズ 20-08)

2020年06月14日 10時01分56秒 | 

一重の紫色の花が集まるヤマアジサイ「久住小でまり」。装飾花の弁は重なり、縦に入る筋がアクセントをつけている。大分県久住産のヤマアジサイだ。

(2020-06 神奈川県 箱根) 

 

ヤマアジサイ・シリーズ

「日高新錦山」(アジサイシリーズ 20-01)
「日向の青てまり」(アジサイシリーズ 20-02)
「瀬戸の月」(アジサイシリーズ 20-03)
「クレナイ」(アジサイシリーズ 20-04)
「天龍碧」(アジサイシリーズ 20-05)
「楊貴妃」(アジサイシリーズ 20-06)
「別子手鞠」(アジサイシリーズ 20-07)

 

 

 


水辺に群生していた日本原産のクリンソウ(箱根シリーズ 008)

2020年06月14日 09時01分39秒 | 

水辺に群生していた赤のクリンソウ。園芸種にみえるが、日本原産である。最初のキバナクリオソウを紹介したが、赤のクリンソウもまた水辺を好む。

(2020-06 神奈川県 箱根) 

クリンソウ(九輪草、学名Primula japonica)は、日本原産のサクラソウ科サクラソウ属の多年。

概要
北海道、本州、四国の山間地の、比較的湿潤な場所に生育し、せせらぎや渓谷の湿地などに時に群生する。高さ30-90cmほどになり、日本に自生するサクラソウ科の植物のなかでは最も大型である。10-20cmほどの鋸歯を持つ葉のロゼットを作り、花季となる4-6月にその中心から花茎が伸びる。花は花茎を中心に円状につき、それが数段に重なる姿が仏閣の屋根にある「九輪」に似ていることから名前の由来となっている。花の色は濃い紅紫色(径2-2.5cm)が普通だが、ときにピンクや白、絞り咲きなどの変種も見られる。

花が大きく美しいため山野草として人気があり、庭に植えられることも多い。園芸品種はヨーロッパでいくつか作出されたが、普及はしていない。

サクラソウ科は、アレルゲンを持つことが多く、その毒性からニホンジカなど草食動物は忌避する。しかし、シカの個体数増加がみられる奈良県春日山では、クリンソウの葉まで食害を受ける事例が見られている。

育て方
播種は2-3月と秋まきの9-10月。春と秋は日当たりのいい場所に置き、夏季は広葉樹の下など日陰を好む。性質は強健だが、高温多湿には弱い。元来が渓流沿いなどに自生する植物のため、乾燥や水切れに注意。休眠中の冬季にも極度の乾燥は避ける。花季を過ぎたころから直射日光の当たらない明るい日陰が適す。寒さには強い。アオムシやヨトウムシなどの害虫に注意。株分けと種で繁殖させる。種まきは6-7月頃に種子を採取しすぐに蒔くが、一定の低温に当たらないと発芽しないため翌春以降に発芽する。


豪奢で妖艶なラン「リカステ・ナガイ・インターナショナル」(蘭シリーズ 20-38)

2020年06月14日 08時40分43秒 | 

リップを囲むセパルが発達していて立体感を強めているラン「リカステ・ナガイ・インターナショナル」。リップの濃い赤の模様も豪奢で妖艶だ。どっしりとした大きな花はみごとだ。リカステの名はトロイの王プリアモスの美しい娘の名前からとったという。

(2020-02 東京都 神代植物公園) 

 

 

蘭シリーズ・リスト


「エピデンドラム・プリティーレディーミスミ」(蘭シリーズ 20-01)
「スリーピング ルナグラード 」(蘭シリーズ 20-02)
「シンビジウム・アリス・ルナ」(蘭シリーズ 20-03)
「オンキディウム・アンプリアツム」(蘭シリーズ 20-04)
「エピデンドラム 'スター・バレー'」(蘭シリーズ 20-05)
「デンドロビウム・スペルバウンド・ミュー」(蘭シリーズ 20-06)
「シンビジューム・スウィートワイン」(蘭シリーズ 20-07)
「カトリアンセ  ジュエル・ボックス シェヘラザード」(蘭シリーズ 20-08)
「カトレヤ・ウェンディーズ・バレンタイン」(蘭シリーズ 20-09)
「カトレア・コッキネア」(蘭シリーズ 20-10)
「デンドロビウム・フォーミディブル」(蘭シリーズ 20-11)
「ファレノプシス・サクラコ・ファレノ」(蘭シリーズ 20-12)
「ファレノプシス・シレリアナ」(蘭シリーズ 20-13)
「ファレノプシス・メモリア・アン・フェジェン」(蘭シリーズ 20-14)
「ファレノプシス・リトル・メリー・チェリー・ソング」(蘭シリーズ 20-15)
「ファレノプシス・シルク・オレンジ」(蘭シリーズ 20-16)
「ドリテノプシス・シティーガール モリタNo.2」(蘭シリーズ 20-17)
「ファレノプシス・ビーチアナ」(蘭シリーズ 20-18)
「ドリテノプシス・リビングストンズ・ジェム」(蘭シリーズ 20-19)
「ファレノプシス・オトヒメ」(蘭シリーズ 20-20)
「ファレノプシス・ゴールデン・エンペラー "スイート"」(蘭シリーズ 20-21)
「ホンコンシュスラン」(蘭シリーズ 20-22)
「エピデンドラム・コスモ・ドリームカラー アスカ」(蘭シリーズ 20-23)
「エピデンドラム・カショクサイサイ」(蘭シリーズ 20-24)
「デンドロビウム・アオヤマ」(蘭シリーズ 20-25)
「デンドロビウム・ラウシー・ビカラー」(蘭シリーズ 20-26)
「オンシジウム・トゥインクル」(蘭シリーズ 20-27)
「デンドロビウム・ロイ・トクナガ」(蘭シリーズ 20-28)
「マキシラリア・ポルフィロステレ」(蘭シリーズ 20-29)
「デンドロビウム・カシオペ」(蘭シリーズ 20-30)
「デンドロビウム・キンギアナム」 (蘭シリーズ 20-31)
「オドンティオダ・ラブリー・アップル」 (蘭シリーズ 20-32)
「クロウエシア・グレイスダン 'Chadds Ford' 」 (蘭シリーズ 20-33)
「オンシディオダ・チャールズワーシー」(蘭シリーズ 20-34)
「ワルツェウィツェラ・メリオン」(蘭シリーズ 20-35)
「デンロビウム・エンジェルベイビー グリーン愛」(蘭シリーズ 20-36)
「デンドロビウム・ファレノプシス・サクラ」(蘭シリーズ 20-37)

 


オレンジ色に黄色や桃色が混じるバラ「ケーニギン・ベアトリクス」(薔薇シリーズ221)

2020年06月14日 07時58分22秒 | 

オレンジ色に黄色や桃色が混じるバラ「ケーニギン・ベアトリクス」。半剣弁咲きの中輪のバラで、複色の色合いが味わい深い。現オランダ王妃に捧げられたバラ。ドイツの著名なバラ育種業者のコルデス社による作出である。

(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑) 

 

 

バラ「ケーニギン・ベアトリクス」

ケーニギン ベアトリクスの詳細
花弁はオレンジを基調とし、黄色桃色を含む色合いで強健種です。樹勢は強く、花付き、花持ちも良いです。まとまりよく育つため鉢植えにも向いています。ケニギン(k?nigin)はドイツ語で女王の意味。花名はオランダのベアトリックス現女王に捧げられた事によります。

品種名 ケーニギン ベアトリクス
英語名 Konigin Beatrix
系統 ハイブリッドティ
作出年/国 1983年/ドイツ
作出者 Reimer Kordes
香り 中香
開花習性 四季咲き
花形 半剣弁高芯咲き 11㎝
樹高 1m

 

 


晴れそうな空とタケニグサ

2020年06月14日 07時36分14秒 | 

パラパラと雨は落ちているが小鳥の声も聞こえ、晴れてきそうな今ソラ。昨日はいかにも梅雨らしい一日だった。今年の梅雨は雨が多いようだ。

 

今年はもうタケニグサが開き始めた。人々に嫌われる草ではあるが、とても元気だ。足元でドクダミと小さなアジサイが咲いている。

昨年の記事は

嫌われ者世に憚るタケニグサ

 でごらんいただける。2019年06月29日の記事だった。

 

コロナ禍は中南米で猛威を振るい始めたらしい。ペルーでも埋葬が追い付かない状態だという。厳しいロックダウンを実行したペルーでも、ブラジルと同じ程度の比率の感染者が出ているという。ロックダウンにどれほどの効果があったのか、疑問になるデータである。日経新聞の写真を借用した。