野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

濃紺のガク咲きのヤマアジサイ「海峡」(アジサイシリーズ 20-13)

2020年06月19日 10時18分12秒 | 

濃紺のガク咲きのヤマアジサイ「海峡」。済州島産なので、海峡を隔てた地で生まれたゆえの命名だろう。装飾花の柄が長いので、中性花との距離が遠いのが特色。

(2020-06 神奈川県 箱根) 

 

ヤマアジサイ「海峡」

海峡 (ヤマアジサイ)
朝鮮半島済州島産の一重ガク咲きのヤマアジサイ。
装飾花、両性花とも濃紺。
ヤマアジサイとしては小型な方で、葉の葉脈が深く鋸歯が荒いです。
また、装飾花の柄が長く、両性花と距離が離れ気味に咲きます。

 

ヤマアジサイ・シリーズ

「日高新錦山」(アジサイシリーズ 20-01)
「日向の青てまり」(アジサイシリーズ 20-02)
「瀬戸の月」(アジサイシリーズ 20-03)
「クレナイ」(アジサイシリーズ 20-04)
「天龍碧」(アジサイシリーズ 20-05)
「楊貴妃」(アジサイシリーズ 20-06)
「別子手鞠」(アジサイシリーズ 20-07)
「久住小でまり」(アジサイシリーズ 20-08)
「九重の花吹雪」(アジサイシリーズ 20-09)
「土佐涼風」(アジサイシリーズ 20-10)
「小甘茶」(アジサイシリーズ 20-11)
「満天星」(アジサイシリーズ 20-12)


ハマナスとノイバラが自然に交雑して生まれた「コハマナス」(箱根シリーズ 013)

2020年06月19日 09時42分05秒 | 

ハマナスとノイバラが自然に交雑して生まれた「コハマナス」。ノイバラの白が混ざってるので、ハマナスのような紅色に、白のグラデーションが入る。花の大きさはハマナスよりも小さい。飾り気のないシンプルな咲きっぷりがいさぎよい。

(2020-06 神奈川県 箱根) 

「コハマナス」

コハマナス
バラ科 バラ属
Rosa × iwara

ハマナスとノイバラの交雑種。
北海道、本州北部の海岸に見られます。花はハマナスより小さく、径3-4cmの淡いピンクの5弁花です。
名前 コハマナス (小浜茄子) 、コハマナシ
分布または原産地  日本(北海道、本州北部)


リップに葉脈のように浮き出た模様が目立つ「デンドロビウム・チンサイ」(蘭シリーズ 20-43)

2020年06月19日 08時37分35秒 | 

黄色のセッコクに似た花をたくさんつけるラン「デンドロビウム・チンサイ」。リップに葉脈のように浮き出た模様が、どこか血管を思わせて生々しいく、インパクトがある。

(2020-02 東京都 神代植物公園) 

 

ラン「デンドロビウム・チンサイ」

デンドロビウムの交配品種で,「珍彩」というのが本当の名らしいので,日本で作出された品種なのだろう。小柄な花だが鮮やかな黄色の花を咲かせる。

デンドロビウム・チンサイ(Dendrobium Chinsai (= Den. unicum x Den. moniliforme))は,ラン科セッコク属(デンドロビウム属)に属する園芸品種の一つで,デンドロビウム・ウニクム(Den. unicum)とデンドロビウム・モニィフォルメ(Den. moniliforme)とを人工的に交配させて作出された品種ということだ。

蘭シリーズ・リスト


「エピデンドラム・プリティーレディーミスミ」(蘭シリーズ 20-01)
「スリーピング ルナグラード 」(蘭シリーズ 20-02)
「シンビジウム・アリス・ルナ」(蘭シリーズ 20-03)
「オンキディウム・アンプリアツム」(蘭シリーズ 20-04)
「エピデンドラム 'スター・バレー'」(蘭シリーズ 20-05)
「デンドロビウム・スペルバウンド・ミュー」(蘭シリーズ 20-06)
「シンビジューム・スウィートワイン」(蘭シリーズ 20-07)
「カトリアンセ  ジュエル・ボックス シェヘラザード」(蘭シリーズ 20-08)
「カトレヤ・ウェンディーズ・バレンタイン」(蘭シリーズ 20-09)
「カトレア・コッキネア」(蘭シリーズ 20-10)
「デンドロビウム・フォーミディブル」(蘭シリーズ 20-11)
「ファレノプシス・サクラコ・ファレノ」(蘭シリーズ 20-12)
「ファレノプシス・シレリアナ」(蘭シリーズ 20-13)
「ファレノプシス・メモリア・アン・フェジェン」(蘭シリーズ 20-14)
「ファレノプシス・リトル・メリー・チェリー・ソング」(蘭シリーズ 20-15)
「ファレノプシス・シルク・オレンジ」(蘭シリーズ 20-16)
「ドリテノプシス・シティーガール モリタNo.2」(蘭シリーズ 20-17)
「ファレノプシス・ビーチアナ」(蘭シリーズ 20-18)
「ドリテノプシス・リビングストンズ・ジェム」(蘭シリーズ 20-19)
「ファレノプシス・オトヒメ」(蘭シリーズ 20-20)
「ファレノプシス・ゴールデン・エンペラー "スイート"」(蘭シリーズ 20-21)
「ホンコンシュスラン」(蘭シリーズ 20-22)
「エピデンドラム・コスモ・ドリームカラー アスカ」(蘭シリーズ 20-23)
「エピデンドラム・カショクサイサイ」(蘭シリーズ 20-24)
「デンドロビウム・アオヤマ」(蘭シリーズ 20-25)
「デンドロビウム・ラウシー・ビカラー」(蘭シリーズ 20-26)
「オンシジウム・トゥインクル」(蘭シリーズ 20-27)
「デンドロビウム・ロイ・トクナガ」(蘭シリーズ 20-28)
「マキシラリア・ポルフィロステレ」(蘭シリーズ 20-29)
「デンドロビウム・カシオペ」(蘭シリーズ 20-30)
「デンドロビウム・キンギアナム」 (蘭シリーズ 20-31)
「オドンティオダ・ラブリー・アップル」 (蘭シリーズ 20-32)
「クロウエシア・グレイスダン 'Chadds Ford' 」 (蘭シリーズ 20-33)
「オンシディオダ・チャールズワーシー」(蘭シリーズ 20-34)
「ワルツェウィツェラ・メリオン」(蘭シリーズ 20-35)
「デンロビウム・エンジェルベイビー グリーン愛」(蘭シリーズ 20-36)
「デンドロビウム・ファレノプシス・サクラ」(蘭シリーズ 20-37)
「リカステ・ナガイ・インターナショナル」(蘭シリーズ 20-38)
「リカステ・ワイルドファイア・タカツ」(蘭シリーズ 20-39)
「デンドロビウム・イエローチンサイ・マジカルカラー」(蘭シリーズ 20-40)
「デンドロビウム・タイ・ジャスミン」(蘭シリーズ 20-41)
「デンドロビウム・スノーフレーク・オトメ」(蘭シリーズ 20-42)


濃い黄色のバラとして人気のあるバラ「ヘンリー・フォンダ」(薔薇シリーズ226)

2020年06月19日 07時34分15秒 | 

濃い黄色のバラとして人気のあるバラ「ヘンリー・フォンダ」。コンテストで多くの賞を受賞している。俳優ヘンリー・フォンダが黄色いバラを好んだことによる命名らしい。剣弁高芯咲きの大輪のバラだ。

(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑) 

 

バラ「ヘンリー・フォンダ」

ヘンリー フォンダの詳細
フルーツ系の甘い良い香り。別名トロピカーナ。濃厚な黄色大輪系では初の品種です。 1960年にバガテル金賞、NRS金賞、ポートランド金賞、1963年にAARS、1967年にARSナショナル金賞などを受賞しており、黄色系では、最高の色彩を持つ品種です。 1996年の作出当時は切り花用品種として大変人気がありました。樹形は比較的コンパクトで鉢でも育てられます。早咲きでもあります。 「十二人の怒れる男」「荒野の決闘」で有名なアメリカの俳優ヘンリー・フォンダ氏は、黄色のバラが好きで育てていたそうです。暑さにも強い品種です。篠宮バラ園でも大変人気の品種です。

品種名 ヘンリー フォンダ
英語名 Henry Fonda
系統 ハイブリッドティ
作出年/国 1996年/アメリカ
作出者 Christensen,J.
香り 軽い
開花習性 四季咲き
花形 剣弁高芯咲き 10cm
樹高 1.4m

 


クチナシと梅雨の雨空

2020年06月19日 06時59分00秒 | 

梅雨入りして初めてのざんざん降り。それでも燕の鳴く声が聞こえます。今年はとくに燕たちが元気なような気がします。巣は確認できないのですが、あちこちで巣作りに励んでいるようすです。

 

今年は花の咲き始めも咲き終わりも早く、油断できません。数日前に咲き始めたばかりのクチナシ、昨日はもう咲き終わりかけていました。クチナシは俳句の世界でも好まれる季題ですね。「山梔子の香が深き息うながしぬ 中村汀女」。そばを通っただけでも香るクチナシの匂いは独特なものがあります。詳しくは昨年の記事をごらんください。

匂いたつ花は遠くからも見分けることができるクチナシ

コロナ・ウィルスのもたらしたものは悪いものばかりではなかったようです。北京でも大気汚染が改善されて青い空がみえたとか。イタリアのベネチア運河もきれいに澄み渡り、いかにわたしたちが通常の活動において、あるいは観光によって大気と環境を汚染していたかが目の当たりになりました。

 

ベネチアの運河がきれいに 新型コロナで観光客減り
 AFPBB News 2020/03/19 07:08
© ANDREA PATTARO / AFP イタリア・ベネチアで、きれいになった運河と観光名所の「リアルト橋」(2020年3月18日撮影)。
【AFP=時事】新型コロナウイルスの影響によりイタリア全土で封鎖措置が敷かれる中、水の都として世界的に知られる同国のベネチア(Venice)では、観光客の出すごみがなくなり水上交通量もほぼ皆無となって、きれいに澄んだ運河の水が住民の目を楽しませている。