野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

薄い青のテマリ咲きヤマアジサイ「舞子」(アジサイシリーズ 20-18)

2020年06月24日 09時47分09秒 | 

薄い青のテマリ咲きヤマアジサイ「舞子」。レンガ色の中性花が顔をのぞかせていてチャーミング。装飾花は次第に青が強くなるらしい。

(2020-06 神奈川県 箱根) 

ヤマアジサイ「舞子」

マイコ (ヤマアジサイ)
三重県旧美杉村(現津市)産のヤマアジサイで、テマリ咲きヤマアジサイの代表品種です。
咲き始めは薄青色ですが、花の終盤では青色へと変化します。
また、花房も葉も小型の品種です。
次第に花の房が大きくなってくるとともに、ガク片の先端から青色に色づいてきます。
花の房には若干、両性花が残りますが、咲き進むにつれて装飾花に埋もれて見えなくなってしまいます。
ガク片の外側から薄青色に染まり、内側の白色へのグラデーションが何とも言えず爽やかな感じです。

 

ヤマアジサイ・シリーズ

「日高新錦山」(アジサイシリーズ 20-01)
「日向の青てまり」(アジサイシリーズ 20-02)
「瀬戸の月」(アジサイシリーズ 20-03)
「クレナイ」(アジサイシリーズ 20-04)
「天龍碧」(アジサイシリーズ 20-05)
「楊貴妃」(アジサイシリーズ 20-06)
「別子手鞠」(アジサイシリーズ 20-07)
「久住小でまり」(アジサイシリーズ 20-08)
「九重の花吹雪」(アジサイシリーズ 20-09)
「土佐涼風」(アジサイシリーズ 20-10)
「小甘茶」(アジサイシリーズ 20-11)
「満天星」(アジサイシリーズ 20-12)
「海峡」(アジサイシリーズ 20-13)
「嶺の妖精」(アジサイシリーズ 20-14)
「濃紫」(アジサイシリーズ 20-15)
「土佐のまほろば」(アジサイシリーズ 20-16)
「富士の滝」(アジサイシリーズ 20-17)


俯き加減の花の黄色い花芯がチャーミングなクロユリ(箱根シリーズ 018)

2020年06月24日 09時21分29秒 | 

以前に八ヶ岳でみつけたことがある「クロユリ」。たくさん咲いていて感激した。「北海道型」の特色だが、俯き加減の花の雄しべの葯の黄色がチャーミング。

(2020-06 神奈川県 箱根) 

 


クロユリ
科名 ユリ科
学名 Fritillaria camschatcensis
原産地 日本 アラスカ シベリア サハリン 千島
大きさ
本州型:高さ15cm~30cm
北海道型:高さ30cm~50cm
開花期
主に4月~5月

北海道、本州中部の高山地帯、アラスカ、シベリア、カムチャッカ、サハリン、千島など北半球に広く分布する球根植物です。園芸では主に山野草として扱います。

主に北海道の低地に自生する「北海道型」と本州中部の高山に自生する「本州型」の2種が存在しまし、花姿などが若干異なります(以下の項でくわしく説明)。「ユリ」と名前は付きますが、一般的によく知られるユリはリリウム属、クロユリはフリチラリア属でクロユリはユリとは異なる植物です。

葉は茎の同じ高さの場所に4~5枚が放射状に付く輪生です。球根は白色で小さな鱗片がたくさん集まりひとつの形になります。花びらが重なって咲く八重咲き(重弁花型)や黄色い花を咲かせるキバナクロユリがあります。

北海道型と本州型

北海道型は染色体を3組もつ3倍体です。草丈が50cmほどの高さになり花数が多く、花色は黒に見えるほど濃い暗紫色で、雄しべの葯(やく)が開くと真っ黄色の花粉が現れ、花びらとのコントラストが非常に良く印象的です。花の咲く時期は4月~5月です。一般的にクロユリというとこちらを指します。

本州型は一般的な2倍体です。草丈が15cm~30cmにおさまり、花は2~3輪しか咲かせません。花色は全体的に緑がかっています。花の咲く時期は7月頃です。北海道型と区別するために、ミヤマクロユリ〔var. alpina〕と呼ばれることもあります。


ペタルの桜色が特色のラン「オンシディオダ・モーニングメドレー・サクラ」(蘭シリーズ 20-48)

2020年06月24日 08時42分54秒 | 

ピンクの桜色が特色のラン「オンシディオダ・モーニングメドレー・サクラ」。写真は少し橙色が強い個体のようだ。花芯とリップが強いアクセントになっている。

(2020-02 東京都 神代植物公園) 

 

 

■珍しいピンク色♪ オンシジューム「モーニングメドレー」
■Oncidium[略号:Onc.] Morning Medley ‘Sakura'
   (Onc.roseoides ✕ Onc.obryzatum)


白花や黄色花のイメージがあるオンシジュームですが、こちらは淡いピンク色の花が特徴です♪
小型のピンク原種と、ボリュームのある小輪黄色原種との交配から生まれた、素敵な雰囲気の品種となっています。

蘭シリーズ・リスト


「エピデンドラム・プリティーレディーミスミ」(蘭シリーズ 20-01)
「スリーピング ルナグラード 」(蘭シリーズ 20-02)
「シンビジウム・アリス・ルナ」(蘭シリーズ 20-03)
「オンキディウム・アンプリアツム」(蘭シリーズ 20-04)
「エピデンドラム 'スター・バレー'」(蘭シリーズ 20-05)
「デンドロビウム・スペルバウンド・ミュー」(蘭シリーズ 20-06)
「シンビジューム・スウィートワイン」(蘭シリーズ 20-07)
「カトリアンセ  ジュエル・ボックス シェヘラザード」(蘭シリーズ 20-08)
「カトレヤ・ウェンディーズ・バレンタイン」(蘭シリーズ 20-09)
「カトレア・コッキネア」(蘭シリーズ 20-10)
「デンドロビウム・フォーミディブル」(蘭シリーズ 20-11)
「ファレノプシス・サクラコ・ファレノ」(蘭シリーズ 20-12)
「ファレノプシス・シレリアナ」(蘭シリーズ 20-13)
「ファレノプシス・メモリア・アン・フェジェン」(蘭シリーズ 20-14)
「ファレノプシス・リトル・メリー・チェリー・ソング」(蘭シリーズ 20-15)
「ファレノプシス・シルク・オレンジ」(蘭シリーズ 20-16)
「ドリテノプシス・シティーガール モリタNo.2」(蘭シリーズ 20-17)
「ファレノプシス・ビーチアナ」(蘭シリーズ 20-18)
「ドリテノプシス・リビングストンズ・ジェム」(蘭シリーズ 20-19)
「ファレノプシス・オトヒメ」(蘭シリーズ 20-20)
「ファレノプシス・ゴールデン・エンペラー "スイート"」(蘭シリーズ 20-21)
「ホンコンシュスラン」(蘭シリーズ 20-22)
「エピデンドラム・コスモ・ドリームカラー アスカ」(蘭シリーズ 20-23)
「エピデンドラム・カショクサイサイ」(蘭シリーズ 20-24)
「デンドロビウム・アオヤマ」(蘭シリーズ 20-25)
「デンドロビウム・ラウシー・ビカラー」(蘭シリーズ 20-26)
「オンシジウム・トゥインクル」(蘭シリーズ 20-27)
「デンドロビウム・ロイ・トクナガ」(蘭シリーズ 20-28)
「マキシラリア・ポルフィロステレ」(蘭シリーズ 20-29)
「デンドロビウム・カシオペ」(蘭シリーズ 20-30)
「デンドロビウム・キンギアナム」 (蘭シリーズ 20-31)
「オドンティオダ・ラブリー・アップル」 (蘭シリーズ 20-32)
「クロウエシア・グレイスダン 'Chadds Ford' 」 (蘭シリーズ 20-33)
「オンシディオダ・チャールズワーシー」(蘭シリーズ 20-34)
「ワルツェウィツェラ・メリオン」(蘭シリーズ 20-35)
「デンロビウム・エンジェルベイビー グリーン愛」(蘭シリーズ 20-36)
「デンドロビウム・ファレノプシス・サクラ」(蘭シリーズ 20-37)
「リカステ・ナガイ・インターナショナル」(蘭シリーズ 20-38)
「リカステ・ワイルドファイア・タカツ」(蘭シリーズ 20-39)
「デンドロビウム・イエローチンサイ・マジカルカラー」(蘭シリーズ 20-40)
「デンドロビウム・タイ・ジャスミン」(蘭シリーズ 20-41)
「デンドロビウム・スノーフレーク・オトメ」(蘭シリーズ 20-42)
「デンドロビウム・チンサイ」(蘭シリーズ 20-43)
「スパトグロッティス・ゼブリナ 」(蘭シリーズ 20-44)
「オンシジウム・マカリイ・ゴトー」(蘭シリーズ 20-45)
「デンドロビウム・ミレニウム・グリーン」(蘭シリーズ 20-46)
「セロジネ・スペシオサ」(蘭シリーズ 20-47)

 


ギボウシと晴れかけてきた空

2020年06月24日 07時49分16秒 | 

いまいたるところで咲いているギボウシ。淡い紫の花が可憐なので、好まれるようだ。詳しい説明は昨年の記事を参照されたい。昨年は山中湖の草原で撮影したコバギボウシだったが、最近はどこの花壇にも植えられるようになっている。

自然な感じがとてもよいコバギボウシ

 

今朝の六時の空。晴れかけていて、どんよりとした昨日の空とはずいぶん印象が違う。今日は青空がみれるだろうか。


赤みがかった朱色のきれいなバラ「ロジー・ミッターマイヤー」(薔薇シリーズ231)

2020年06月24日 07時35分48秒 | 

赤みがかった朱色のきれいなバラ「ロジー・ミッターマイヤー」。強い芳香を放つ中輪のバラ。スキー選手のロジー・ミッターマイヤーに捧げられた。コルデス社の作出によるもの。

(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑) 

 

バラ「ロジー・ミッターマイヤー」

Orange or orange-red Floribunda.
Registration name: KORmiora
Exhibition name: Luminion ®
Bred by Reimer Kordes (1922-1997) (Germany, 1975).
Floribunda.  
Orange or orange-red.  Strong fragrance.  34 petals.  Average diameter 3".  Blooms in flushes throughout the season.  
Height of 2' (60 cm).