地形図を上手に活用する方法(第2編)(その1)
2009年5月11日(月)
絶好の散策日和である.本当は,今日,午前中に塔ノ岳を往復したかったが,あいにく所用があって出掛けられない.2階の仕事部屋の窓を一杯に開けて,春風を向かい入れながら,パソコンに向かう.
拙宅の庭はそれこそ“ネコの額”である.ただ,幸いなことに,わが家に隣接する鎌倉中央公園の森が格好の借景になっている.絶え間なく窓のカーテンを揺らせているそよ風が,公園の森から,ちょっとむせるような,甘いような,新緑の香りを運んでくる.どの木の花か分からないが,結構,濃厚な香りである.時々,森の中でコジュケイが大きな啼き声を上げている.
私は,ショボショボする目を擦りながら,パソコンに向かう.そして飽きてくると,自分のブログやら,趣味人(シュミート)クラブを望んで,気を紛らわせている.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「さぁ~てっ・・・と!」
私は,自分が運営しているHPの中から,OCNのgooブログを選んで開いてみる.
このgooのブログの機能には,訪れて頂く皆様が,どのような検索語(key words)を遣って,どのページに何人アクセスしていただいたかが,簡単に分かる仕組みがある.
私は,ときどき,「地形図を上手に活用する方法」というページ,
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f87baa30fb7d99e5a976dbb4d65a1c81
にアクセスする方々が結構多いことに気が付いている.
このページでは,山行中に地形図を見やすくするための地図入れを紹介している.この地図入れは,私が実際の山行の際に便利だなと思っているものである.
すでに紹介した方法も,長い間,利用しつづけて,大変便利だなとは思うものの,使い込んでいる内に,まだまだ,使い勝手が不便な所や,改良したほうが良い点が幾つか出てきた.そこで,今回は,これらの問題点や改良点をクリアした地図ケースを紹介することにしよう.
まず,この写真をご覧頂きたい.
A4用の柔らかいケースである.100円ショップで購入したものである.右上に同じく100円で購入した磁石を両面テープでケースに貼り付けてある。その上に、何かを梱包してあった硬質ビニールの切れ端を,適当な大きさに切って,磁石を覆うように被せ,両面テープで貼り付けである.


なお,大急ぎで補足するが,ビニールケースに取り付ける磁石の用途は,あくまで補助であって,正確な山座同定や,ルートファインディングをするときは,当然のことながら,登山用のコンパスを使用する.
ケースを落とさないように,適当な長さのゴムひもが付けてある。そして,その先に2個100円のカラビナを取り付ける.また,ケースには,補強のためにハドメが打ち込んである.このハドメはケースの上の板だけに付けてあって,ケース全体(つまり重ねて2枚)に貫通させてはいない.
ここで重要なのは,ケースに取り付けられた磁石と,ゴムひもの位置である.色々試した結果,ケースを広げたときに,ケースの入口が前(つまり底が身体に近い方)になるように開いたときに,右上の端に来るようにするのが一番使いやすい.
蛇足だが,ゴムひもをケースの両端に付けて,首に掛けるようにすると,一見使いやすそうだが,実際は,ゴムひもが首の周りでよじれてしまい,とても使いにくい.
さて,ケースを収納するときは,次の写真のように,磁石が一番上に来るように三つ折りにする.そして,これをリュックの左側腰ベルトに,上から差し込む.すると,磁石の所が凸になっているので,この凸がベルトに引っかかって,落下する心配はない.
ゴムひもの先に付けたカラビナは,リュックの背負い紐か,ベルトに固定する. 少々,話題を転じるが,私は山行の際に,何時もA6版の小さなノートを持参している.このノートに,山行中のラップタイムを初めとして,気が付いたことは何でも記入するようにしている.
今回紹介した地図入れと,このノートを使いやすいように組み合わせる工夫もしてきた.
ノートの工夫,および,地図入れとの組み合わせの工夫については,次回から数回に分けて披露することにしたい.
(つづく)
「地形図を上手に活用する方法」の前回の記事.
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f87baa30fb7d99e5a976dbb4d65a1c81
「登山事始め」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/6fa61b0b2d88783af6b506fa611aa105
2009年5月11日(月)
絶好の散策日和である.本当は,今日,午前中に塔ノ岳を往復したかったが,あいにく所用があって出掛けられない.2階の仕事部屋の窓を一杯に開けて,春風を向かい入れながら,パソコンに向かう.
拙宅の庭はそれこそ“ネコの額”である.ただ,幸いなことに,わが家に隣接する鎌倉中央公園の森が格好の借景になっている.絶え間なく窓のカーテンを揺らせているそよ風が,公園の森から,ちょっとむせるような,甘いような,新緑の香りを運んでくる.どの木の花か分からないが,結構,濃厚な香りである.時々,森の中でコジュケイが大きな啼き声を上げている.
私は,ショボショボする目を擦りながら,パソコンに向かう.そして飽きてくると,自分のブログやら,趣味人(シュミート)クラブを望んで,気を紛らわせている.
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「さぁ~てっ・・・と!」
私は,自分が運営しているHPの中から,OCNのgooブログを選んで開いてみる.
このgooのブログの機能には,訪れて頂く皆様が,どのような検索語(key words)を遣って,どのページに何人アクセスしていただいたかが,簡単に分かる仕組みがある.
私は,ときどき,「地形図を上手に活用する方法」というページ,
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f87baa30fb7d99e5a976dbb4d65a1c81
にアクセスする方々が結構多いことに気が付いている.
このページでは,山行中に地形図を見やすくするための地図入れを紹介している.この地図入れは,私が実際の山行の際に便利だなと思っているものである.
すでに紹介した方法も,長い間,利用しつづけて,大変便利だなとは思うものの,使い込んでいる内に,まだまだ,使い勝手が不便な所や,改良したほうが良い点が幾つか出てきた.そこで,今回は,これらの問題点や改良点をクリアした地図ケースを紹介することにしよう.
まず,この写真をご覧頂きたい.
A4用の柔らかいケースである.100円ショップで購入したものである.右上に同じく100円で購入した磁石を両面テープでケースに貼り付けてある。その上に、何かを梱包してあった硬質ビニールの切れ端を,適当な大きさに切って,磁石を覆うように被せ,両面テープで貼り付けである.


なお,大急ぎで補足するが,ビニールケースに取り付ける磁石の用途は,あくまで補助であって,正確な山座同定や,ルートファインディングをするときは,当然のことながら,登山用のコンパスを使用する.
ケースを落とさないように,適当な長さのゴムひもが付けてある。そして,その先に2個100円のカラビナを取り付ける.また,ケースには,補強のためにハドメが打ち込んである.このハドメはケースの上の板だけに付けてあって,ケース全体(つまり重ねて2枚)に貫通させてはいない.
ここで重要なのは,ケースに取り付けられた磁石と,ゴムひもの位置である.色々試した結果,ケースを広げたときに,ケースの入口が前(つまり底が身体に近い方)になるように開いたときに,右上の端に来るようにするのが一番使いやすい.
蛇足だが,ゴムひもをケースの両端に付けて,首に掛けるようにすると,一見使いやすそうだが,実際は,ゴムひもが首の周りでよじれてしまい,とても使いにくい.
さて,ケースを収納するときは,次の写真のように,磁石が一番上に来るように三つ折りにする.そして,これをリュックの左側腰ベルトに,上から差し込む.すると,磁石の所が凸になっているので,この凸がベルトに引っかかって,落下する心配はない.
ゴムひもの先に付けたカラビナは,リュックの背負い紐か,ベルトに固定する. 少々,話題を転じるが,私は山行の際に,何時もA6版の小さなノートを持参している.このノートに,山行中のラップタイムを初めとして,気が付いたことは何でも記入するようにしている.
今回紹介した地図入れと,このノートを使いやすいように組み合わせる工夫もしてきた.
ノートの工夫,および,地図入れとの組み合わせの工夫については,次回から数回に分けて披露することにしたい.
(つづく)
「地形図を上手に活用する方法」の前回の記事.
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f87baa30fb7d99e5a976dbb4d65a1c81
「登山事始め」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/6fa61b0b2d88783af6b506fa611aa105