<PowerPointのいたずら>
パソコンを使って3回楽しい山登り(4):山行の実施と実績記録
前回は山登りの計画をインターネットメールやSNSを使って仲間に連絡するところまで話を進めた.
さて,今回は,いよいよ山行当日のことを説明することにしよう.
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6.いよいよ楽しい山行
(1)天気予報を確認
宿泊を伴わない日帰り山行の場合は,前日夕方の天気予報をチェックして,もし雨天が予想される場合は,躊躇なく山行を中止することを原則としている.ただ,アジサイ見物のように,多少,雨の火の方が風情があって良い場合や,鎌倉市内ハイキングのように多少の雨でも差し支えない場合は,もちろん計画通りに実施する.
もし中止する場合は,前日夕方までに,インターネットメール,携帯メールなどを使って,中止することを参加予定者に連絡する.電話,ファックスなどは全く使っていない.
なお,FHの場合は,有料の山岳天気予報を使っている.
なお,宿泊を伴う山行の場合は,山行期間中,3日に1日程度の雨は覚悟の上で掛けるが,台風接近や大雨が予想される場合は,やっぱり安全第一で中止している.
(2)実績の記録
①ノートに記録
FHの場合,2種類のノートを使い分けている.
日常的に出掛ける丹沢塔ノ岳などの山や,街道歩きのときは,B6版(91×128mm)の小さなノートを使っている.この大きさだとズボンのポケットに入るし,携帯用のボールペンを挟み込むのにも丁度良い大きさなので重宝する.
多少の雨でもノートが濡れないように,100円ショップで軟質ビニール製の定期入れを購入して,ノートの表紙にかぶせる.B6の大きさのノートだと,定期入れにピッタリである.
蛇足だが,一時期,濡れても構わない紙のノートを使ってみたが,一旦濡れると,紙と紙が水でくっついてしまうし,中々乾かないので,私には始末に負えない.使い方にもよるので,一概にどちらが良いとは言えないが,私の場合は,普通紙のノートを使っている.
海外旅行や,いろいろとスケッチなども楽しみたいときは,無地でざら紙のB5版ノートを使っている.私の場合,固い表紙が付いている専用のスケッチブックは使わない.なぜなら山行に携行するには嵩張ってしまい扱いにくいからである.丸めて小さくして,リュックの肩紐の間に挟み込めるように,敢えて普通のノートを使用するが,山行中に雑な扱い方うぃするので,表紙に市販のビニールシートを被せて使っている.そして,このノートに,何でも気がついたことを記帳するようにしている.
ただ,岩場や危険の多いところで,このノートを使うことはできないので,そんな場合はこのノートはリュックの中.そして,ポケットに入る小さなノートだけを頼りにする.後で,小さなノートからこのB5版のノートに転記しておく.
このノートの事例は後で紹介することにして,先を急ごう.
②デジカメに記録
下のスライドに示したように,私は常に安物の(・・と言ったら叱られるかもしれないが)デジカメを持参している.そして,絶えず写真を撮っている.デジカメには撮影時間が記録されているので,後からデータを整理するのに大変重宝する.
ただ,時差のある場所に出掛けたときに,デジカメの日付などの調整を忘れてしまい,後で苦労することもしばしばである.これは当の本人のウッカリミス.
③GPSの利用
必要に応じて,時にはGPSを使って,現在地やルートを確認することもある.そしてこれらのデータも,やっぱり手持ちのノートに書き込んでおく.
(3)ノートからパソコンへ
①パソコンでデータ・写真を整理する
山行から帰宅したら,ノートの内容,デジカメで撮影した写真などを,パソコンを使って整理する.
私の場合は,Word,Excel,PowerPoint,Picture Manager,カシミール,デジカメ付属の画像処理ソフトウエアなどを使っている.
整理したデータは外部記憶装置にバックアップを取りながら蓄積しておく.
山行当日のことを思い出しながら,この一連の作業を勧めるのが実に楽しい.
②資料を見るのが楽しい
パソコンで整理したデータの概要を,所定のフォーマットにしたがって,プリントアウトしておく.その事例が,下のスライドである.
データは年月別,テーマ別,行先別の整理するが,この作業がとても楽しい.
また,出来上がった資料を,仲間達と見ながら,思い出に浸るのも実に良いものだ.
これらのデータは,当然,仲間内には公開している.
7.実績の記録
(1)小さなノート
FHと良くお目に掛かる街道歩き,山仲間,塔ノ岳ご常連の皆様は,FHが持参している小さなノートをご覧になっていると思う.
FHは,このノートに記帳したデータは,なるべくその日のうちにパソコンに入力してしまうようにしている.だから,一旦,入力してしまえば,こんなノートは不要なはずだが,実際に過去のデータを探すとなると,パソコンより,この源データが記帳されているノートの方が便利なことが意外に多い.
ただ,小さなノートをそのままバラバラにしておいたのでは扱いにくいので,FHの場合は概ね4冊ずつを束ねて1冊に纏めている.下の写真は,直近3~4年間の小さなノートの写真である.
(2)B5版ノート
①ノートの外観
下の写真はB5版ノートの事例である.右上は無地のノートにビニールフィルムを被せた状態.このノートを丸めて持ち歩く.
下は,実際にこのノートに記帳した事例である.
左上は,帰宅後,このノートに表紙を付けた事例である.
②ノートの中身紹介
下の写真は,実際のノートの中身である.
この例でも分かるにように,何でも構わずノートの書いてしまう.なお,ノートに書き込むには,通常ボールペンが良い.それもφ1.0~1.6mmの太いものが,私には書きやすい.ただし,標高4000メートルを超える高山や,厳冬期の極寒の山へ行くと,ボールペンは使えなくなるので,こんな場合は鉛筆に頼るしかない.
また,寒い所で手袋をしたままでは何も書けないので,そんなときは頭の中一時に記憶しておいて,書けるところで急いで一言二言メモしておくことが大切である.後で,そのメモを頼りに思いつくことをランダムに書き留めておく.
これらの絵は,全部現場で画いているわけではない.現場では休憩時間などを利用して,ボールペンでごく簡単にスケッチしておいて,その日のうちに山小屋などで描き足しておく.さらに帰宅後,暇を見付けては,書き込んでいく.
次回は,これらのスケッチから,20~40号程度の水彩画に描き込んだ事例を紹介することにしよう.
(つづく)
「登山事始め」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/eb064d67d43be4de4276eb6adeb21436
「登山事始め」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5e0d801f3cbd35f4a0416a3bc964d7bd
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[編集後記]
2012年6月6日(水) 雨
今日は水曜日.
このところ,水曜日は"塔ノ岳に登るぞ”と決めていたが,今日は残念ながら悪天候なので,塔ノ岳用では諦める.いらその気になっても天候には勝てない.仕方がないなと諦めるしかない.
午後は天気も回復するようだ.そうしたら,アジサイの様子を見に,一昨日回れなかったところを,2~3時間ほど回ってこようかな・・・それとも,温和しく家に籠もって,水彩画でも画いていようかな・・・
年間の塔ノ岳詣での目標を約60回と決めているが,これ,回数が少ないように見えるが,私にとっては結構大変な数字である.それにしても,年間200~300回も,塔ノ岳を往復している人が居られる.本当に凄いなと実感している.
(愚痴おわり)
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