中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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パソコンを使って3回楽しい山登り(3):資料の準備と仲間への連絡

2012年06月04日 04時43分34秒 | 趣味三昧:登山事始め

                                 <PowerPointで"いたずら”書き>

   パソコンを使って3回楽しい山登り(3):資料の準備と仲間への連絡

 前回,カシミールを使うとこまで話を進めたので,今回は登山しようとしている山の難易度を予想する作業から解説することにしよう.

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3.カシミールを使って難易度を予測する

(1)ルートを設定する
 前回は,カシミールの画面を呼び出すところまで説明した.
 つぎに,画面を見ながら,始点にカーソルを置いて右クリック,さらに「断面図」をクリックする.
 次いで,自分が行きたいルートをマウスを使って指定する.ついで曲がり角ごとにクリックしながら,終点まで追いかける.終点で「確定」をクリックすると,画面左上に小さな断面図が現れる.
      
(2)コースの難易度をチェックする
 前の図に示したように,「断面図」の右上の「」をダブルクリックすると,下図のように断面図(以下プロフィールマップと言う)が拡大表示される.
 このプロフィールマップには,予定のコースの標高の推移が図示され,さらに累積でどの程度の登り下りがあるかが分かる.さらに,水平歩行距離,沿面歩行距離などが分かるので,およその歩行所要時間も想定することができる.
 私は,これらのデータをWORDにコピーして,計画書を作成している. 
        
4.PowerPointを使って資料を整理する

(1)資料をPowerPointに移す
 つぎに,コピーペーストで,カシミールの画面をPowerPointに移す.そのやり方を示したのが,次の図である.    
 まずは,カシミールの画面に映っている地図から,必要な部分をマウスをドラッグして「範囲指定」をする.
 次いで指定した範囲を
    Ctrl+C
をしてから,PowerPointの画面を立ち上げる.そして,
    Ctrl+V
を使って,範囲指定した画面をPowerPointの画面に映し出す.

       
(3)地図の編集
 次のスライドはPowerPointで編集する手順を示したものである.
 細かい手順は煩雑になるので,PowerPointの説明書に譲るとして,簡単に骨子だけを説明する.なお,この纏め方は,あくまでFH個人の好みに従っているので,どのように纏めるかは,それぞれが工夫するほうが面白いだろう.
 まずは表題を作る.FHの場合は画面左上に作ることを原則にしているが,これは各自の勝手である.
 ついで,歩くルート(図では散策ルートと表示),主要な見所などを画面上に表示する.
 そして,画面の下の方に,カシミールで得られた情報の内,水平歩行距離,累積標高(+)(累積登攀高度と表示することもある),累積標高(-)(累積下降高度と表示することもある)など,最小限必要な情報を表示する.
       
(3)プロフィールマップの作成
 市街地や郊外を散策する場合は,改めてプロフィールマップを整理しなくても良いが,本格的な登山をする場合は,地図と同じようにカシミールで得られたデータをPowerPointに移して,下図のようなプロフィールマップを作成する.
 なお,北アルプス,八ヶ岳など本格的な登山をする場合は,単にカシミールに頼るだけでなく,自分の手で,地形図の上にルートを書き込んで,地形図から標高を読み取りながら,手作業でプロフィールマップを作っている.手作業をすることにより,これから登る山の概要が,頭に入るので.手作業は必須だとFHは考えている.
 なお,手作業の手順は,説明が煩雑になるので,解説は別の機会に譲る.
 下図はカシミールとPowerPiontを使って作成したプロフィールマップの実例である.
   
5.仲間への連絡

(1)メールの活用
 出来上がった資料は,インターネットメールあるいはパソコンメールを使って,山仲間に連絡する.ファックスや電話は全く使用していない.
 ただし,鎌倉・藤沢など近郊ハイキングや街道歩きなどでは,主として携帯メールを使用している.この場合は地図などは省略している.
 下の図は,メールをプリントアウトした事例である.
 冒頭のメーリングリスト,その下に添付ファイル(計画書,地図,参考資料など),案内文が続く.
    
 
(2)計画書の内容のチェック
 下の図は,計画書の部分を拡大したものである.
 実際に山行するまえに,このような計画書を作成して,自分たちが計画している内容に抜け落ちがないか,不足していることがないかをチェックする.
 このとき,いわゆる5W1Hがチェックに大変役に立つ.
 念のために,5W1Hは,
   When?   何時?
   Where?   何処で?
   Why?    どうして?
   What?    何を?
   Who?    誰が?
   How?    どうやって?
 急いで補足しておくが,実社会では,この他にHow Much?を加えて,5W2Hという場合も多い.ただFH個人の意見では,How Muchは何となく取って付けたような感じがしてならない.How Muchは,Howの中に含まれていると解釈すべきだと思っている.そうでないとHow many, How to, Howナントカが沢山生まれてしまうからである.
         

(3)SNSに掲示する

 次にグループによっては,計画書をSNSに掲示することがある.実物を例示すると差し障りがあるので,下図のような,それらしきモデルで例示することにしよう.
     

 さて,現代風に進化させて,Facebookの活用も有効だと確信しているが,私の山仲間でFacebookを使っている人は,まだ,ごく少数なので.活用は未だ先のこととなろう.

 今回は,この辺りでお開きにするが,次回は,実際に山行中のデータをどのように収集するかを取り上げることにしよう.
                                            (つづく)

「登山事始め」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/55e68c4e5ba6bf8cfd7afce32c2c01a2
「登山事始め」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/987ffd110cfe0d69d562cbf633d19b19

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[編集後記]

2012年6月3日(日)  曇り後晴

 心地よい天気である.
 午前中は,ヤボ用で何となく過ごす.午後から,少しは外を歩きたいな,ということで,我が家近くの鎌倉中央公園を一回りする.初夏の公園は,緑爽やかで実に心地がよい.
 公園の池の奥まったところから,蛙の鳴き声が,
 ”ボオ~,ボオ~,・・・”
と聞こえてくる.

<初夏の鎌倉中央公園を見下ろす>


<中央公園のアジサイの見頃はまだまだ先>


<この池の奥でウシガエルが"ボオ~,ボオ~"と啼いている>

2012年6月4日(月)

 今週,水曜日に塔ノ岳に登ろうかと思っているが,どうやら雨.
 今日4日は天気が良さそうだが,明日から3日間は天気が芳しくなさそう.それならば,今日,塔ノ岳に出掛けてしまいたいが,そうも行かないt.残念!
 …んなら,鎌倉の山でもぐるぐる廻ってくるかな.

 あ~あ・・・,貴重な今日1日も,ボンヤリと過ごしてしまったな~ぁ・・・!
                                    (愚痴おわり)

 



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