＜エリザベッタ小屋に到着＞
ツールドモンブラン(16)；2日目(4)；エリザベッタ小屋の夜
(アルパインツアー)
２０１１年７月１６日（土）～２４日（日）
第４日目；２０１１年７月１９日（月）（トレッキング２日目）
＜ノンビリとティータイム＞
■ラッキーな2人部屋
今朝，7時42分にモッテ小屋を歩き出してから，9時間22分の後，16時42分に，私たちは漸く今夜の宿泊地エリザベッタ小屋に到着する．
Ｆ田さんと私の男性2人は，２階4号室，2人部屋を宛がわれる．ラッキー．今夜は男2人だけで，のんびりと気兼ねのない夜を過ごすことができる．
部屋は6畳ほどの広さ（もう少し狭いかな）．入口を入って右手に2段ベッドと机が置いてある．突き当たりは2重窓．外側はすかしのある扉になっている．ベッド横の空間はそれほど広くはないが，リュックなどの荷物を置くには十分な広さである．
歩行中に足を痛めてしまったＦ田さんには，2段ベッドの下段を使って頂く．
私は2段ベッドの上に登って，荷物の整理をする．
＜2段ベッドの部屋；2階4号室＞
■ロビーでお茶
荷物の整理が一段落する．夕食まで時間があるので，Ｆ田さんをお誘いして，17時13分，１階食堂に降りて，お茶を楽しむ．
旅の疲れを癒すには何といってもコーヒーである．まずは，1ユーロのエスプレッソを注文する．何だかやけに安価な感じがする．
窓際の席に座って，エスプレッソを賞味しながら雑談を始める．まもなく，ガイドのクリストファさんも私たちの隣に座る．
3人で雑談をしていると，女性軍も三々五々と集まってくる．コーヒーを飲み終わった私は，まだ何となく口が寂しいので，缶入りのコーラを注文する．
やがて，私たちのグループのほぼ全員が集まる．暫くの間，大変賑やかになる．私は，日本から持参した花林糖を一同に振る舞う．
辺りを見回すと，私たち以外にも沢山の登山客が楽しそうにおしゃべりをしている．
18時20分頃，小屋の係員が，
「そろそろ夕食の支度をするので，場所を空けて下さい・・」
と言う．まずは一旦，2階の自室に引き上げる．
＜食堂でエスプレッソ；テーブルクロスが素敵だ＞
＜エリザベッタ小屋の夜＞
■夕食
19時丁度に夕食．
私たちと同じようなコースを歩いている郵船航空のツアー客と一緒になる．
食堂の係員が，スープがたっぷり入った大きな鍋を，テーブルごとにデンと置いていく．お皿に勝手に入れて飲んでくれである．たっぷりと量があるので満足．
メインディッシュは焼き豚．あまりに量が多いので，とても食べきれない．3分の１ほどは残してしまう．
デザートは，大きな桃一つ．ゴロンとそのまま．皮をむくのが面倒なので，そのまま丸かじりする．
＜スープ；おかわり自由＞
＜主菜は焼き豚；量が多すぎる．パンも写っている＞
＜デザートは桃1つゴロリ＞
■こうして今日１日も無事だった
20時05分，夕食はお開きになる．私は，すぐに自室に戻る．
20時10分，2段ベッドの上段に潜り込む．快適．今夜は気分良く眠れそうである．
こうして，ツアー4日目（トレッキング2日目）は無事に終わる．
＜第４日目（トレッキング2日目）のラップタイム＞
６：００ モーニングコール
６：２３ 朝食
７：２０ ボンノム小屋発
７：２８ ボンノムのコル
８：０４ プーのコル（８：１４まで展望休憩）
８：５０ 小さなコル（９：００まで休憩）
１０：４７ チーズ工場（１１：０４休憩）
１１：３３ モッテ小屋（１３：００まで昼食）
１５：００ フランスとイタリアの国境（１５：０７まで休憩）
１５：２６ 展示場（１５：４２まで見学）
１６：２１ 小さな教会
１６：３４ 旧兵舎
１６：４２ エリザベッタ小屋着
１９：００ 夕食
２０：１０ 就寝
[山行記録]
■専用車による移動距離 なし
■水平歩行距離 17km(概算)
■累積登攀高度 940m
■累積下降高度 725m
■所要時間（休憩時間を含む）
専用車による移動 なし
（所要時間） 0分（0.０7h）
歩行所要時間
ボンノム小屋 発 7:20
エリザベッタ小屋着 16:42
（所要時間） 9時間22分(9.37h)
総行動時間
0分(0.00h）＋9時間22分(9.37h)＝9時間22分（9.37h）
※1日の約39パーセントの時間に相当する．
■移動速度
専用車による移動速度 ---------
水平歩行速度 11km/6.57h＝1.67km/h
登攀速度(軽微な下り無視) 1240m/6.57h＝188.7m/h
(つづく)
「ツールドモンブラン」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/ec1a8588999ad57da2e8f8ce62fce12e
「ツールドモンブラン」の次回の記事
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「ツールドモンブラン」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/4a4c5fb759853b8b140c4d3944095d8c
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[編集後記]
２０１１年９月２１日（水） 台風15号，雨
夜半，激しい雨音で目が覚める．風15号は紀伊半島を北上して，今日午後東海地方に上陸するという．すでに台風接近によって，各地に大変な被害が出ているようである．それにしても，よくもまあ，こう次から次へと災害に襲われるものだ．私もボヤボヤしていないで，自分の家の防災に気を配らなければ・・・・
それにしても，ここのところ連日雨ばかりだ．
昨日来，2～3キロメートルほどの散歩は欠かさないものの，纏めて長距離を歩くことはしていない．また，一段と脚力が萎えてしまうのではないかと心配になる．
散歩以外の時間は，家に籠もって，もっぱら水彩画の制作に没頭する．今，画いている絵は，このツールドモンブランでスケッチした何枚かの絵の1枚である．
以前にも，このブログのどこかで書いた覚えがあるが，私にとって，山は単なる遠景や背景ではない．山は自分が立っている場所である．そこには，地下から伝わってくるマグマの気配や，ここまで努力して登ってきた自分の汗が滴れ落ちてる場所でもある．そんな諸々の感情が注入された絵を画きたいなと思っている．
（愚痴おわり）
