<会場入口の展示>
芸術の秋だ!;横浜トリエンナーレ見物とお散歩(中編);会場見学
(独り散策と鑑賞)
2020年9月14日(月) 曇
前編の記事
↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/ad3c56453ec3656ca4207588d8b9b25e
<ルート地図>
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<会場に入る>
■入口の飾り付けにビックリ
横浜美術館の前で、予約時間の13時になるのを待って、会場へ向かう。入口に大きな立て看板が設置されている。そこには、
2020ヨコハマ トリエンナーレ
YOKOHAMATRIENNALE
2020 7.17(Fri)-10.11(Sun)
とかいてある。
その横に縦書きで、
「AFTERGLOW光の破片を捕まえる」
とのこと。
”光の破片って?・・・一体、何のことだろう?”
と訝りながら、建物の中に入る。
すると目の前に異様な雰囲気の大きな飾り物が天井からぶら下がっている。ちょうど吊し飾りを大きく派手にしたような感じである(冒頭の写真)。まずこの飾りでドキリとさせられる。解説文によると、この綺麗な展示の中に弾丸のような凶器も混じっているそうである。
<会場入口>
■コロナ・チェック
たくさんの観客が飾り物を見上げている。その脇を恐る恐る通り抜けて、会場入口へ向かう。途中で係員が私の入場券のチェックし、
「13時からですね。今、13時を過ぎたところですのでどうぞ・・・体温を測らせてください」
ということで、私の額の体温を測定する。
「ハイッ・・・! どうぞ奥へお進みください・・・」
ということでパス。
入口の階段前で、入場券と学生証を提示する、係員が、入場券に印刷されているQRコードを読み取ってから、
「どうぞお入りください・・・」
と丁重である。
階段を登ったところに係員が居る。
「あの・・・スミマセン。写真を撮っても良いですか?」
と伺う。
「撮影禁止のところには表示があります。それ以外のところでは、ご自由にどうぞ・・」
とのこと。
そんなわけで、興味のあるところは手当たり次第に写真を撮る。
”どうせ、後で見ないくせに・・・”
と思いながら・・・
<多種多様な展示物>
■まずはパンフレット
公開されているパンフレットの一部だけを記録のために転載しておこう。
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■無作為に選んだ解説文
たくさんの写真を撮ったものの、やはり著作権があると思う。なので詳細をブログ記事にするわけにはいかないので、説明なしで何枚かの写真を掲載する。
これで雰囲気は分かると思う。
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■会場でのスナップ写真
記録のためにスナップ写真を何枚か投稿しておく(説明は省略)。
とにかく、
”百聞は一見にしかず”
である。現物を直接見ることをおすすめする。
<会場でのスナップ写真>
<会場を一巡して>
■私は、一体、何をみたのだろうか
一つひとつの作品をじっくり見学する時間はないので、やや急ぎ足ですべての作品を見終わる。見終わった後、なんだか”毒気”に当たったかのような衝撃を受ける。
”一体、芸術って何なんだ・・・!?”
これが、私の偽りのない感想である。
パンフレットには、この展覧会のキーワードは、
「ラスク・メディア・コレクティブ」
である。
パンフレットによると、ラスクはペルシャ語などで「ダンス」のこと。回転して踊りながら思想を深めることである。そして、この展覧会では、以下に示すラスクの考えの種となる5項目のキー・ワードを提示して、ディレクター、アーティスト、来館者皆でアイデアを育てようということのようである。
5項目のキーワードとは、
①独学;人に教えられるのではなく、自ら学ぶこと
②発光;学んで光を外に放つこと
③友情;光の中で友情を育むこと
④ケア;互いにいつくしむこと
⑤毒;世界に否応なく存在する毒と共生すること
だそうである。
また会場の壁には作品の解説があるが、パンフレットでは、
「(解説文は)詩のような謎めいた文章で、作品の見方を簡単には教えてくれません。ラスクはこの「わからない」状態を楽しんでほしいと願っています」
とのこと。
「この作品はこういうことを言いたいのかな、と想像し、連想を広げる(まさに「独学」!)ーこのわくわくをぜひ味わってください」
と主張している。
会場を一回りしてみての率直な感想は、
”私は、一体、何を見たのだろうか?”
”これらの展示は、一体、何を私に訴えたかったんだろうか?”
である。
私の頭の中は混乱する。
■売店で衝動買い
混乱する頭を冷やすために、売店に立ち寄ってみる。
たくさんの美術書が揃っている。癒やされる。
今回のトリエンナーレの解説本を入手したかったが、まだ、完成していないとのこと。
会場を一巡して衝撃を受けた”毒”を解毒するために、たまたま面白そうな本があったので衝動買いをした。
秋田麻早子(著)『絵を見る技術ー名画の構造を読み解く』朝日出版、2019年。
この本を見ると、この春卒業した学部時代に見慣れた絵がたくさん掲載されている。これらの絵を見た途端に、なんだかホッとした気分になれる。この時の気持ちは、ちょうど風邪を引いて熱が出たときにアスピリンを飲んで熱が下がったような感じである。つまりこの本がアスピリンという訳だ。
<衝動買いをした本>
■またまた魅力的な企画だな
売店から会場に戻る。
会場の一角にパンフレットやチラシが置かれているコーナーがある。
「一度手にしたチラシ類は戻さずに、必ず持ち帰ってください」
という注意書きがある。コロナ対策のためのようである。
沢山のチラシの中から「トライアローグ」というのを見つけ出す。
「語らう3つのコレクション
トライアローグ(Trialog)」
横浜美術館・愛知県美術館・富山美術館・20世紀西洋コレクション
2020.11.14(Sat)→2021.2.28(Sun)」
観覧券;一般1,500円。大学生・専門学校生1,100円。65歳以上1,400円
(日時指定予約制)
”これはまた、魅力的だな~ぁ・・・”
私は、この展覧会も是非みたい。11月14日が待ち遠しい。
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<会場から外へ;横浜駅まで歩こう!>
■思わぬ頂き物
会場の出口に近づく。
格好良い青年に、呼び止められる。
「大変申し訳ありませんが、アンケートにご協力いただけませんか・・・」
とのこと。
”なんだ、そんなことか。びっくりしたな・・・もう”
と思いながら、
「いいですよ・・・」
と快く引き受ける。
アンケート用紙には、定番の性別、年齢、どこからどんな交通機関を使ってきたか。買い物はいくらぐらい。食事は外食か・・・等々。どうやら経済効果を調べるようである。
勿論、まじめに回答する。
用紙を係員に手渡すと、「お礼に」ということで、秋の花の種を2種類頂戴する。
”家内への言いお土産になるな・・・”
と思いながら、ありがたく頂戴する。
<アンケートのお礼として貰った花の種>
■横浜駅まで歩こう!
14時15分、私は次回の「トライアローグ」も是非訪れようと思いながら、会場を後にする。
まだ、ちょっと歩き足りない。時間は少々押しているが、これからミナトミライ地区を適当に歩いて、横浜駅まで向かうことにする。
ちなみに会場内で歩いた歩数は、約400歩。ずいぶんあちこち歩いたなと思ったが、歩数を見るとたいしたことないのに逆に驚く。
(後編に続く)
後編の記事
↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/45920261ea2a1a075fcbc088d09dd5e8
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