中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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ルートバーン(35):マウントクック山麓へ(4)

2011年05月13日 15時57分49秒 | ニュージーランド;ルートバーン

                                     <フッカー谷>

           ルートバーン(35):マウントクック山麓へ(4)
             (湘南カラビナ隊)
       2005年1月25日(金)~2月2日(日)

第8日目:2005年2月3日(木)
  (つづき)

35 フッカー谷

<マウントクック村の概要>


※昼休みにハーミテージホテルからアルパインガイドまで歩いてみる.

<フッカー谷に到着>

■マウントクックが見える
 クイーンズタウンを出発した私たちのバスは,12時01分,左手にステップトンを見ながら,広い高原に広がるハーミテージの集落に入る.爽やかな日の光が集落に降り注いでいる.
 集落と言っても,草原のあちこちに建物がパラパラと散在しているだけである.小さな小学校がある.生徒数は,現在,8名である.この辺りの観光施設に働く従業員の子供達が生徒である.したがって冬になると麓に戻り,閉校になるそうである.

<フッカー谷の向こうにマウントクックが聳えている>

■ハーミテージホテルに到着
 12時04分,私たちはハーミテージホテルに到着する.すぐバスから下車する.
 クイーンズタウンを出発したのが8時丁度であった.したがって,4時間ほどの長旅であった.遠くからも目立って大きく見えた立派な建物が,私たちの宿泊するハーミテージホテルである.大きなとんがり屋根が突き出ているところが出入り口である.

(※写真35-1を挿入)

■ホテルの脇のヒラリーの立像
 途中で2回休憩を取ったものの,バスの中で座り放しだった私たちは,玄関前の広場で,思い切り背伸びをしたり,大きなあくびをしたりして,旅の疲れから身体を解きほぐす.
 明るく眩しい日光,それに乾燥した空気も気持ちがよい.
 玄関からは氷河に被われたマウントクックが間近に見える.玄関に向かって左側には,エベレストに初めて登ったヒラリーの銅像が立っている.ストックを左手に持ち,右手を後ろに回しながら,左の方を見上げている.その目線を追うと,その先にマウントクックが聳えている.
 Sさんの説明によると,ヒラリーは,エベレストに登る前に,何回もマウントクック登山を繰り返したという.
 マウントクックには,5ルートの登頂コースがあるそうである.彼は,これらのコースを全て登ってから,エベレストに挑戦した.彼は現在でもニュージーランドの「何とか(聞き漏らした)」というところで健在だという(2006年現在).


<ヒラリー卿の立像>

■ヒラリー卿略歴
 資料1によると,「エドモンド・ヒラリー(英語:Edmund Hillary,1919年7月20日-2008年1月11日)はニュージーランドのオークランド出身の登山家,冒険家である.オークランドグラマースクール卒業.なおヒラリーは騎士(Knight)に叙された「サー」(Sir)であり,貴族(Lord)ではない.サーエドモンドヒラリー,エドモンドヒラリー卿とも称される.存命中よりニュージーランドの銀行券5ドル紙幣の肖像に採用されている」人物である.
 2008年1月11日に,88歳で死去している.従って,私たちがニュージーランドを訪れたときは,まだヒラリー卿は存命だった.

■ホテルで昼食
 玄関から,ホテルの中に中へ入る.広いロビーである.まずはトイレ.トイレは通路左手の奥にあるが,手洗いの使い方が少々分かりにくい.
 12時19分,ロビーに全員が集合する.ここで,Sさんから,ホテルの案内,今日のスケジュール,注意事項などの説明を聞く.まだ,時間が早いのでホテルへのチェックインはできない.取りあえずは2階のレストランで昼食を摂ることにする.
 ロビー突き当たり右手の階段を登ると,150人ぐらいは座れそうな広いレストランがある.レストランのフロアーには,丸いテーブルがずらりと並んでいる.私たちはリュックを持ったまま入口近くの席に座る.
 カウンターには沢山の観光客が並んでいる.私は,出来合いのサンドイッチ,オレンジジュースを8ドルで購入する.見てくれはどうということはないが,ここのサンドイッチのパンは,柔らかくてとても美味しい.
 実は,本日の昼食はパック料金の中には入っていないので,全額自弁である.出発前日のミーティングで,Sさんから,
 「明日の昼食は自弁です.だからといって,バイキングの朝食のときに,食料を持ち出さないでください.もし,持ち出すと,ホテルによっては追加料金を請求されることがあります」
と情けない注意を受けていた.



<レストランの片隅に陣取る>


<ささやかな昼食>

<マウントクック村周遊>

■マウントクック村ショートトレッキング
 ハーミテージホテルのレストランで昼食を済ませた私たちは,これからフッカー谷(Hooker Valley)のショートトレッキングにでかける.美しい花が咲きこぼれる谷間のトレッキングである.
 13時丁度,再びロビーに集合する.
 午後から,Sさんの案内で,ホテル近くを散策する予定である.
 私たちは,村の南東から,マウントクック空港(Mt. Cook Airport)の脇を通って,高速道路ルート80を北上しマウントクック村に到着した.そしてハーミテージホテルに2泊することになっている.
 マウントクックは,このホテルから北北東に15キロメートルほど離れたところに聳えている.マウントクックの山頂は,3つのピークが南北に連なっている.
 マウントクックの南西の斜面にフッカー氷河(Hooker Glacier)が,フッカー湖(Hooker Lake)に向けて流下している.一方,マウントフットストール(Mt. Footstool,海抜2767メートル)からミューラー氷河(Mueller Glacier)がミューラー湖(Muller Lake)に流下している.
 フッカー湖から流れ出た川も,このミューラー湖に流れ込んでいる.さらにミューラー湖からフッカー川(Hooker Liver)がタスマン川(Tasman River)に向かって流下している.
 ホテルから2キロメートル程北の辺りから,フッカー川の河原が急に広がり見晴らしの良い平原になっている.

<フッカー谷周辺のトレッキングコース>

■トレッキングコースの概要
 午後のトレッキングは,ホテルから北上し,まず,キャンプ場(Camping Ground)に向かう.その後,東へ回り込んで,高台にあるモニュメント(The Monument)で小休止する.そして,高台を下り,フッカー川に懸かる吊り橋を渡った所まで進む.
 ここで休憩した後,往路を引き返す.
 明日のトレッキングは,まず,ホテルの北側の尾根にあるケアポイント(Kea Point,海抜956メートル)まで登る.そこで,間近に迫るマウントクックを見学する.
 その後,ミラー湖に廻り,ホテルまで帰ってくる.
 トレッキング終了後,自由行動の時間を利用して,マウントクック村を散策したいと思っている.
                                 (つづく)

[参考資料]

資料1;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%92%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC

「ルートバーン」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/ec17ca33768676f1b0fd460b40d8c8dc
「ルートバーン」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/2f6a2b0acc5ff6df981783f0eecc0f65


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[編集後記]

2011年5月12日(木)
 曇時々晴

 このところ,まるで梅雨のようなジメジメした日が続いていたが,今日は久々に雨も上がり,ほんの少し青い空も顔を出しているようである.
 こんな日は,なんとしても少しはまとまった歩きをしたいと思う.それに,家にいるにしても,隣家の家屋解体工事が今日も続いていて,朝から重機の音がガーガーと聞こえてくる.このガーガー音がとても耳障りなので,10時頃,早々と家から出かけてしまう.
 特にどこへ行こうかという宛もないが,成り行きで,山之内の尾根伝いに北鎌倉駅まで出る.ここまで来たら,いっそのこと天園ハイキングコースを一回りしてしまうことにする.天園の峠の茶屋では,五条連のEさんと久々に会う.すっかり話し込んでしまい,峠の茶屋出発が13時近くなってしまう.全くオーソドックスなコースを辿って,14時過ぎに鎌倉駅に到着する.
 天園ハイキングコースの記事は,数日中に,別途,このブログに掲載するが,まだ,クラクラ感が少し残っているようである.上り坂はほとんど問題ないが,下り坂で,頭を下向きにしたときに,時々クラクラが出てくるので,健常なときのように軽快なステップで歩くことができない.我ながら誠に不甲斐ないことである.とはいえ,少々の上り坂は,全く問題なく上れることが立証できただけでも,まあ,良かったなと思うべきなのだろう.
 明日からの土,日の2日間は,私が所属する散策グループの鎌倉案内の日である.今晩は十分に眠って,2日間の体調を万全に近づけなければ・・・
                                             (愚痴おわり)

 



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