夏休みで需要増か 節電継続を

夏休みで需要増か 節電継続を　NHKニュース
東京電力は、今月に入ってピーク時の電力需要は想定をおよそ１００万キロワット下回るペースとなっており、家庭や企業の節電の効果が出ているとみています。しかし、今月後半から学校が夏休みに入ると、家庭の冷房需要が増えることも予想され、引き続き節電を呼びかけることにしています。東京電力は、先週のピーク時の電力需要の見通しを平均で４１８０万キロワットとみていましたが、実際はおよそ１００万キロワット下回る４０８５万キロワットにとどまりました。これは工場などの大口の利用者を対象に法律に基づく使用制限を行っていることに加え、家庭や企業の節電の取り組みが効果を上げているためとみられています。これを受けて東京電力は、ひとまず今週の需要の見通しを６９０万キロワット引き下げ、４３６０万キロワットとし、おおむね余裕を持って供給できるとしています。しかし、梅雨が明けて本格的な夏を迎えることで、気温がさらに上がるとみられることや、今月後半から学校が夏休みに入ると、家庭の冷房需要が大幅に増えることなどから、来週以降は電力需要が一段と高まることも考えられるとしています。東京電力は、電力の需給がひっ迫しないよう、引き続き家庭や企業に節電を呼びかけていくことにしています。