一橋大「春に入学、秋から授業」 独自案を検討 :日本経済新聞
-東京大学が全面移行を検討している秋入学について、一橋大学が入学時期を春のままにしながら、本格的な授業の開始を秋に移す独自案を検討していることが21日、わかった。入学から秋学期までを「導入学期」、4年次の最後の3カ月を「修了学期」とし、実質的な学部教育は7学期で終える。春入学・春卒業の枠組みのまま、国際標準の秋入学に合わせた授業日程が組める利点がある。
東大案と異なる具体的な独自案が明らかになったのは初めて。一橋大は、東大が秋入学に向けて有力11大学に呼びかけ、発足させる協議会の参加校で、今後の議論に影響を与えるのは必至とみられる。他の大学でも秋入学移行をめぐる検討の動きが加速しそうだ。
山内進学長によると、独自案では、新入生の入学時期は4月で現行と同じ。4~7月の導入学期中に、大学の責任で、語学や歴史、思想、理工系の科目など大学で学ぶ基礎教育を行う。希望者には海外留学も奨励する。
夏休み(8月)を経て、1年次の秋学期(9~12月)から本格的な大学教育を開始。冬休みを経て、春学期(1~6月)に入る。学部教育は7学期で終え、4年次の12月後半~3月を修了学期として卒業論文を完成させれば3月に卒業が可能。留学生は9月入学を認め、留学生や卒業単位が足りない学生は8学期も学び、6月卒業とする。
一橋大では現行でも、4年生の前期には大半の学生が卒業に必要な単位をほぼ取得、後期は卒論に集中するため、7学期でも十分対応できる。
山内学長は、この案の利点として、(1)高校卒業から秋までの期間(ギャップターム)の教育に大学が責任を持ち、無為に過ごさせない(2)春入学・春卒業のまま、国際標準の秋入学と同じ効果が得られる(3)学部の期間が延びないので大学院進学に影響がない――などをあげている。
同案は、昨年から役員の間で検討を重ね、今月15日に初会合を開いた「秋入学に関する検討会」で説明した。山内学長は「東大の協議会の議論に加わる一方で、検討会で独自案の議論を深め、今後の対応を決めたい」と話している。
というわけで東大が全面移行を検討している秋入学について、一橋大学が入学時期を春のままにしながら、本格的な授業の開始を秋に移す独自案を検討していることが21日、わかりました。
東大との違いはこんな感じです。
東大案は足掛け5年卒業までにかかるのに対して一橋案は4年のままでいいというのがメリットです。現状ですと交際標準とずれてしまっているため、留学生が来にくいということがあるようでこのようなことが議論されていますが、日本の慣習のことを考えると一橋案のほうが現実的ですね。普通の会社は4月に新入社員が入るわけで東大案だと日本の社会制度を変えないとやはり厳しいと思います。
ただ、この案は一橋だから出来るという感じもしますね。一橋は全て文系の学部ですからね。全て理系の東工大を始め、理系学部でこれをやるのはきついと思います。理系の場合は卒業研究のためにだいたい半年以上は使うと思います。この案ですと12月後半~3月で卒論を仕上げることになりますから十分に時間が取れない人で溢れてしまいますね。理系の場合は大学院に行く人も多いですが同じ研究を出来るとも限らないですし、この案ですと理系からすれば非現実的な気もします。
まぁこの秋入学議論はされてはいますが、ホントに導入されるのでしょうかね?正直導入した所で…という感じです。
-東京大学が全面移行を検討している秋入学について、一橋大学が入学時期を春のままにしながら、本格的な授業の開始を秋に移す独自案を検討していることが21日、わかった。入学から秋学期までを「導入学期」、4年次の最後の3カ月を「修了学期」とし、実質的な学部教育は7学期で終える。春入学・春卒業の枠組みのまま、国際標準の秋入学に合わせた授業日程が組める利点がある。
東大案と異なる具体的な独自案が明らかになったのは初めて。一橋大は、東大が秋入学に向けて有力11大学に呼びかけ、発足させる協議会の参加校で、今後の議論に影響を与えるのは必至とみられる。他の大学でも秋入学移行をめぐる検討の動きが加速しそうだ。
山内進学長によると、独自案では、新入生の入学時期は4月で現行と同じ。4~7月の導入学期中に、大学の責任で、語学や歴史、思想、理工系の科目など大学で学ぶ基礎教育を行う。希望者には海外留学も奨励する。
夏休み(8月)を経て、1年次の秋学期(9~12月)から本格的な大学教育を開始。冬休みを経て、春学期(1~6月)に入る。学部教育は7学期で終え、4年次の12月後半~3月を修了学期として卒業論文を完成させれば3月に卒業が可能。留学生は9月入学を認め、留学生や卒業単位が足りない学生は8学期も学び、6月卒業とする。
一橋大では現行でも、4年生の前期には大半の学生が卒業に必要な単位をほぼ取得、後期は卒論に集中するため、7学期でも十分対応できる。
山内学長は、この案の利点として、(1)高校卒業から秋までの期間(ギャップターム)の教育に大学が責任を持ち、無為に過ごさせない(2)春入学・春卒業のまま、国際標準の秋入学と同じ効果が得られる(3)学部の期間が延びないので大学院進学に影響がない――などをあげている。
同案は、昨年から役員の間で検討を重ね、今月15日に初会合を開いた「秋入学に関する検討会」で説明した。山内学長は「東大の協議会の議論に加わる一方で、検討会で独自案の議論を深め、今後の対応を決めたい」と話している。
というわけで東大が全面移行を検討している秋入学について、一橋大学が入学時期を春のままにしながら、本格的な授業の開始を秋に移す独自案を検討していることが21日、わかりました。
東大との違いはこんな感じです。
東大案は足掛け5年卒業までにかかるのに対して一橋案は4年のままでいいというのがメリットです。現状ですと交際標準とずれてしまっているため、留学生が来にくいということがあるようでこのようなことが議論されていますが、日本の慣習のことを考えると一橋案のほうが現実的ですね。普通の会社は4月に新入社員が入るわけで東大案だと日本の社会制度を変えないとやはり厳しいと思います。
ただ、この案は一橋だから出来るという感じもしますね。一橋は全て文系の学部ですからね。全て理系の東工大を始め、理系学部でこれをやるのはきついと思います。理系の場合は卒業研究のためにだいたい半年以上は使うと思います。この案ですと12月後半~3月で卒論を仕上げることになりますから十分に時間が取れない人で溢れてしまいますね。理系の場合は大学院に行く人も多いですが同じ研究を出来るとも限らないですし、この案ですと理系からすれば非現実的な気もします。
まぁこの秋入学議論はされてはいますが、ホントに導入されるのでしょうかね?正直導入した所で…という感じです。
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