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「下肢蜂窩織炎(かしほうかしきえん)」および「肝臓機能障害」

2015-06-23 | 日記

皆様、ご心配、お見舞いありがとうございました。

先週無事退院し、今はほぼ通常の生活に戻っております。

身近なところにあるリスクということで、今回の入院の顛末をお知らせいたします、参考まで。

 

最終的な診断名は、「下肢蜂窩織炎(かしほうかしきえん)」および「肝臓機能障害」でありました。

「最終的」というのは、最初に受診した医師は、この診断をしませんでした。敢えて告知しなかったのか、判断がつかなかったのかは不明です。

事の経緯は以下の通り。

6月5日の金曜日、朝起きてみると、39度越えの高熱と、右足付け根のリンパ節の腫れと痛みの症状があり、その日の午後、かかりつけの近所の病院に行き診察を受けました。

簡単な問診の後、熱が高いためインフルエンザの検査をするも陰性、しかし、血液検査をすると、白血球数が13600(基準値Max値9800)、炎症反応CRPが6.4(同0.5以下)ということで、とりあえず、抗菌剤の服用と、解熱剤の処方を受け帰宅。

その後も容態は変わらず、熱も依然高いまま。翌6月6日に再度受診。右足が腫れて痛みがあることを説明すると、抗生物質の点滴行い、帰宅。翌日も通院で点滴を行うこととなった。服薬はそのまま。

しかし、熱は依然下がらず、足の痛みと腫れも一向に変わらず、痛みで歩行も困難な状況=病状の悪化。

6月8日月曜日、症状が依然改善しない中、念のため、予てよりお世話になっているホームドクターを受診し、セカンドオピニオンをお願いしたところ、初めて「下肢蜂窩織炎(かしほうかしきえん)」と診断される。

また、同時に行った血液検査では、白血球数が8000(基準値Max値9800)、炎症反応CRPが6.57(同0.5以下)と依然高い状態に加え、初診で問題が無かった肝臓の数値が基準値を大幅に超えた状態となった。この時点で、肝機能障害ということで、「即入院」となったのでした。

肝機能を改善させるには、経口の服薬を止め、かつ右足の炎症を抑えるため、肝臓に影響の少ない抗生物質の点滴と、肝臓機能を改善する「キョウミノ」の点滴を一日二回実施。肝機能改善のため、安静状態=動かない状態が必要となる。また足の腫れと痛みの治療として、冷却と、消毒薬の塗布を数日行い、上記写真のような「ミイラ状態」となったのです。

熱と痛みが改善してきたのは、入院後4日を経過した11日木曜日のころ。包帯ははずれたが、患部の腫れと熱を帯びているため、アイスノンで24時間冷却、また、熱もまだ微熱状態でした。

13日土曜日に、血液検査を行い、白血球数が6600(基準値Max値9800)、炎症反応CRPが0.73(同0.5以下)、肝臓の数値もALT、AL-P、γーGTPともに基準値を超えてはいるものの入院時ほどではなくなっていました。

この時点で、絶対安静を条件に、状況次第で15日月曜日退院の診断が出ました。

そして、退院し、社会復帰したのですが、一週間経過した現在でも、右足の関節付近に多少の熱と痛みを感じます。また、入院していたせいか、疲れやすいですね。その代り、この一週間の健康生活で体重は5kgほど一気に落ちました。

 

ということで、献身的な看護師の皆さん、的確な診断をするドクターのおかげでとりあえず無事生還いたしました。

 

この病気は、知り合いに話すと、意外に身近で、「猫に引っ掻かれてなった」など、とにかく傷口からの感染で誰でもなる病気らしく、皆さんもお気を付けくださいませ。

特にこれからの季節、蚊にさされてかきむしったりするとリスクが高まるのではと思います。

 

ついでに、久々の入院で思ったのは、「急な入院、このまま逝っちまったらどうしよう」なんていう瞑想をさせるのが病院です。ブログが突然更新しなくなったりしたらまずいし、誰かにパスワードなど託し、Deleteしてもらった方が良いか?はたまた、ネットの銀行口座など家族の誰も知らないしなぁ、、、などと余計なことを改めて考えた一週間でした。

終わり。