ダマスカス留学生有志による情報ブログ

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イスラームでは、テロは善いこと!?

2020年04月14日 | new◇イスラームとテロ
数年前に、こちらのブログで、「過激派組織「IS」が本当のイスラームと違っている理由」という投稿をしましたが、残念ながら、いまだに、イスラームはテロ行為を奨励している、真面目なイスラーム教徒こそテロをする、イスラームではテロは善行、と思っている方が多いようです(>_<、)💧 とても悲しいことですが。

 

テロをする人達に対して、イスラームの国々の諸団体が、いかにイスラームではテロを否定しているか、つまり、あなたのやっていることは、イスラームでは認められてない、ということを、わかりやすく、事細かに説明している公開書簡があるので、再度、その書簡の要点(実際の書簡はA4にして32ページの詳しく丁寧な物です)の日本語訳を貼っておきたいと思います。

 

テロをする人達の言動には、イスラーム学者たちがこの文書の中で指摘するような、イスラームに反している点が、いくつもあります。(この書簡の要点で取り上げたものだけでも、24点あります)

 

よく、テロ=イスラーム、テロ=ムスリムの真面目な人達がすること、と誤解されていますが、実際には、イスラーム世界では、イスラーム学者たちやイスラーム団体が、彼らに、以下の書簡を送って、テロをする人たちが間違っていることに気づくことができるよう、誠実に忠告をしています。

 

彼らの言動のどこがイスラームに沿っていないかは、以下の書簡の内容の要点をお読みいただいて、ご理解いただければ幸いです。

🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿

慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において 

イスラーム諸団体からISIS(イスラム国)への公開書簡の要点より

(イスラームの教えに反する彼らの言動⇔イスラームの重要な大原則) ※一部意訳

書簡の詳細は、http://lettertobaghdadi.com/

 

1.イスラーム法の見解を出す事が許されるのは、イスラーム法基礎学の文献で述べられている「ムフティー(イスラーム法学の見解を出すため、イジュティハードが可能な者)の条件」を満たす者だけであり、それ以外の者は勝手にイスラームの名のもとに見解を出してはならない

また、クルアーンやスンナ全体を考慮せず、クルアーンの一節或いはその一部を単独で根拠に引用し、独自の見解を出してはならない

 

2.イスラーム法的見解は、アラビア語に精通している者しか出す事は出来ない(訳注:アラビア語話者と言うだけでは不十分で、アラビア語学の専門的知識が必要)

 

3.イスラーム法を安易に考え、イスラームの専門的知識の無い者達に任せてはならない

 

4.イスラームにおいては、ムスリム社会に住む者なら誰でも知っている様な根本的な事以外においては、学者間の意見の相違が許される余地がある(訳注:自分達の意見のみが正しいイスラームで、他の意見は間違っていると見なしてはならない)

 

5.イスラームにおいては、法的見解を出す際に、適用対象の「現状」を考慮する必要がある

 

6.イスラームでは、無実の人を殺す事を禁じている

 

7.イスラームでは、(訳注:例え敵であろうと)使者を殺す事を禁じている。ジャーナリストや援助団体の職員たちは使者と見なされるので、殺してはならない(訳注:使者のみならず、戦いの際でも敵方の非戦闘員を害する事は禁止)

 

8.イスラームにおいて、「ジハード」は防衛的なものであり、且つ、イスラーム法に沿った原因、方法、目的を満たさなければならない

 

9.イスラームでは、明らかに不信仰な言動を行った者以外は、不信仰者と見なす事を禁じている

 

10イスラームでは、啓典の民に、害を加えてはならない(訳注:啓典の民のみならず、宗教を理由に、無実の人を害してはならない)

 

11.ヤズィーディー教徒は、啓典の民と見なされるべきである

 

12.イスラームにおいては、イスラーム学者達が一致してその放棄を認めた奴隷制を、復活させてはならない

 

13.イスラームにおいては、宗教の強制を禁じている

 

14.イスラームでは、女性の権利を尊重しなければならない

 

15..イスラームでは、子供の権利を尊重しなければならない

 

16.イスラームでは、刑罰を適用する前に、公正さと慈悲を保証する正当な手続きを経なくてはならない(訳注:専門知識があり、公正で慈悲に満ちた見解を出せる裁判官の裁定なくして刑罰は実行されない。イスラームの刑罰は、少しでも疑わしい所があれば実行されない)

 

17.イスラームでは、人々を拷問にかける事を禁じている

 

18.イスラームでは、死体を痛めつけることを禁じている

 

19.イスラームでは、自分が行った悪事を至高なるアッラーのせいにする事を禁じている

 

20.イスラームでは、預言者様達(彼らの上にアッラーの祝福と平安あれ)やサハーバ(彼らの上にアッラーのご満悦あれ)の御墓等を破壊する事を禁じている

 

21.イスラームでは、統治者が人々の礼拝を許している限り、明確な不信仰の言動以外の理由で、統治者に謀反を起こす事を禁じている

 

22.イスラームでは、イスラーム共同体の合意(イジュマーウ)なくして、カリフを宣言してはならない

 

23.自分の祖国に属する事は、イスラームにおいて合法である

 

24.イスラームでは、預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)の亡き後、必ずしも全員がヒジュラをしなければならないわけではない

 

🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿  🌿

 

 

これをお読みになられて、「えっ、テロするやつって、ムスリムじゃないじゃん?」って思われた方もいるかもしれません。実際、テロをする人達が、イスラームの教えに背いていることは確かです。

ただ、彼らのことを、ムスリム(イスラーム教徒)ではない、と断言することは誰にもできません。ここが、日本人にわかり難い点だと思いますが、テロをしている人達を、なぜイスラームの権限のある学者達が、「彼らはムスリムではない」、と断言しないのか、と不思議に思われるでしょう。

 

それができない理由は、イスラームでは、信仰は心の中のことで、他人が外面だけを見て、判断することではない、と考えるからです。

 

「俺はアッラーを信じているんだ!!!」と言っている人が、殺人を犯していても、テロをしても、どんなひどい犯罪をバンバンしていようと、他人が、「あなたはムスリムではない」、と言うことができないのは、「あなたは心の中で、イスラームを信じていない!」と判定すること自体が、人間には不可能だからです。

 

その人が、どんなにイスラームで禁じられていることをしていても、心の中を、切り裂いて見ることができない限り、「ムスリムではない!」判定は、嘘になってしまいます。それができるのは、神のみ、人間がすることではない、とイスラームでは考えるのです。

 

しかし、この書簡をお読みになられた方はお分かりになられたと思いますが、テロをする人達には、ムスリムとして、圧倒的に足りないモノがあります。

 

そうです、それは、イスラームの知識です。イスラームを知らない!!ということが、テロを生み出しているのです。

イスラーム世界の本当の問題は、ムスリム達の、自分の宗教に対する無知や無学です。

 

ムスリムであっても、クルアーンを読んだことがない、イスラームの教えを学んだことがない、という人たちが、イスラーム世界に大勢いること、が、テロを生み出す土台となっています。

信じられないですよね、私も最初は、えっ、ムスリム(イスラーム教徒)なんだから、イスラーム教のこと知ってて当然でしょ、と思いました。でも、シリアにいた時に、先生方が口を酸っぱくして繰り返し言っていたのが、

 

「医者の子どもが全く医学を勉強せずに、医者になれますか?

 親がムスリムだからと言って、イスラームのことを勉強せずに、本当のムスリムになれるわけないでしょ。」

 

という言葉です。なるほど。

 

テロと戦う本当の武器は、「教育」です。正しいイスラームを知ってもらうこと、これに尽きます。

 

この書簡によって、間違った主張に騙されるムスリムの若者たちがいなくなりますように。

世界中のムスリム達がイスラームの正しい教えを学び、テロから救われますように。

偏見や誤解によって、ムスリムの子どもたちに、憎しみや差別が向けられることがありませんように。

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「第二のマララさん」、今春から学校へ

2016年03月10日 | new◇イスラームとテロ

写真:広島平和記念資料館で。

同じパキスタン人のマララ・ユズフザイさんがノーベル平和賞を受賞する一方で、アメリカの無人機ドローン爆撃によって祖母を失い、自らも負傷したナビラさん(12歳)には、今も、アメリカ政府から何の謝罪も、説明も、正当化も行われていません。

世界のダブルスタンダードと教育の大切さを訴えるために、「現代イスラム研究センター」理事長の宮田先生の招へいにより、昨年11月にパキスタンから弁護士や父親と共に来日したナビラさんが、ドローン爆撃後学校に通えなくなった2年間のブランクを経て、この春からパキスタンの学校に入学できることになりました!!


引用:「ナビラ・レフマンさんと彼女の兄妹たちは、日本での募金の動きが学校によって考慮されて、3月14日(月)の新年度の始業日よりペシャワールにある「スマートスクール(Smart School)」に通えることになりました。「教育を受けたい」という彼女の日本での訴えが実を結ぶことになりました。彼女や、兄妹たちの勉学の継続には、日本での募金による支援が必要です。どうかよろしくお願いいたします。」

「有り難うございます。お金が集まらなければ新学年に間に合わないと思っていましたが、一緒に来日したアシュラフ・アリー氏が頑張って学校を説得してくれました。もう2年近くも教育から遠ざかっていますので、待ったなしでした。本当によかったと思います」

「ナビラさん、英語やコンピューターも学ぶことになります。教育って日本では「空気」みたいな感性で受け止められているかもしれませんが、ナビラさんのことを思うと、教育は大事ですね。日本の子供たちにも訴えたいと思います。」

現代イスラム研究センター 宮田 律理事長


こちらのサイトから、ナビラさんの学びを応援することができます。

ナビラ募金をよろしくお願いいたします。

Facebookページナビラ募金

イスラームでは、1400年以上も前から、女性も男性も平等に学ぶことが奨励されています。

日本でさえ、女子の大学教育が叫ばれたのは、明治時代ですが、イスラーム世界では、七世紀、預言者ムハンマド様(彼にアッラーの祝福と平安あれ)の死後、教友達(彼らにアッラーのご満悦あれ)の時代には、男性に教える女性の先生が存在していました。

一部の過激派の人たちが、女性の教育を否定しているのは、本来のイスラームの教えから逸脱しています。


預言者ムハンマド様(彼にアッラーの祝福と平安あれ)の言葉にも、知識を求めることの重要性を説くものがあふれています。

ムハンマド様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)はおっしゃいました。


≪ ゆりかごから墓場まで知識を求めなさい。 ≫

 

≪ 知識を求めることは、すべてのムスリムにとって、義務です。 ≫イマームアハマドとイブンマージャ伝承

 

≪ 知識を求めて道を歩む者は、それによって、アッラーが、天国への道を容易にしてくださいます。 ≫ムスリム伝承

 

≪ 最も良いサダカ(喜捨)は、ムスリムが知識を学び、それから、その知識ををムスリムの同胞に教える事です。 ≫イブヌマージャ伝承


ムアーズ・ブヌ・ジャバル様(彼の上にアッラーのご満悦あれ)は言いました。:

「知識を学びなさい。

アッラーの為にそれを学ぶことはアッラーを畏れる事です。

それを求める事は、崇拝行為(イバーダ)です。

それを教え合うことは、アッラーへの称賛(タスビーフ)です。

それを研究し深める事は、ジハード(奮闘努力)です。

それを知らない人に教える事は、サダカ(喜捨)です。

知識の徒の為にそれを与える事は、アッラーに近づく行いです。

それは、孤独な時の慰めで、一人でいる時の友人です。」


教育の大切さを訴えるナビラさんの将来に、アッラーのご援助がありますように。

写真:現代イスラム研究センター

 

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イスラームって?(初級)             ダマス留学日記by某女子留学生        

どうしたらいい?                 全ての人に必ず一度訪れるもの          

ムスリムになりました(入信記、体験記)      イスラーム講座(上級) 

「アフガニスタンという国で・・」NGO「ペシャワール会」現地代表、中村哲氏


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パリ同時多発テロ・欧米諸国が犯した「二つの誤り」

2015年11月23日 | new◇イスラームとテロ

France At War:パリ同時多発テロ 
混乱する現地レポート(2)
 2015.11.18

現地で暮らすムスリム達の率直な声が聴けます。

引用:フランス在住 医学生のインタビューから:

「フランスに暮らすムスリムは、どんな場面でも本物のフランス人としては認められていないと感じる。 

  いつも諭される。『フランス社会に溶け込め。』 

 『フランス人のように議論をして。』 

 『フランス人とは何たるか。』

 『善良なフランス市民とはなにか考えろ。』 と。

  結局フランスでは 同化が求められる。

  社会に溶け込むには自分のバックグラウンドを隠さないといけない。・・・」

 

35年前からパリのアラブ人街を見てきた哲学者の内山節氏の文章。

とてもわかりやすく、公正な見解です。

引用:「彼ら(アラブ人たち)はパリ郊外の安いアパートを探した。しかしそこで待っていたのは差別であり、ときに右翼の襲撃だった。殺された人たちも何人もいる。・・・

フランス政府はフランス語を話し、フランスの価値観を受け入れることを要求し、しかしそうしたところで最下層の生活から抜け出る道も、差別や迫害から解放されることも保証されてはいなかった。

だか、にもかかわらず彼らにとっては「祖国」はフランスなのである。両親が生まれた国は行ったこともない場所だし、アラビア語も話せない。しかしその「祖国」は自分たちを追い詰めるばかりで、人間的に扱ってはくれない。結局どこにも生きる場は存在しないのである。・・・」

 

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テロと空爆についてのクルアーン(コーラン)の教え

2015年11月22日 | new◇イスラームとテロ


アッラーは、イスラーム(イスラム教)の聖典クルアーン(コーラン)の中でこうおっしゃっています。

【善と悪とは同じではありません。

(人が悪をしかけても)一層善行で悪を追い払いなさい。

そうすれば、互いの間に敵意ある者でも、親しい友のようになります。】クルアーン41-34


今、ムスリム(イスラム教徒)がすべきジハード(奮闘努力)は、「自我との戦い」です。

自分を害する相手に、一層の善行をしていくこと、これを、預言者ムハンマド様(彼にアッラーの祝福と平安あれ)は、

「最大のジハード」と呼びました。

 

アッラーはこうおっしゃっています。

【人びとよ,われは一人の男と一人の女からあなたがたを創り,種族と部族に分けました。

これはあなたがたを,互いに知り合うようにさせるためです。】クルアーン49-13


国籍も宗教も文化も違う人同士が、1つの地球上に生かされています。

お互いを理解し合い、違いを尊重し、自分がそうしてほしいように相手に接し、

もし害を受けても、「自我との戦い」によって、より一層の善行で返していく、これがイスラームです。

 

写真は、平和だった頃のシリアの子どもたち。 https://www.facebook.com/EFREWRR3R3/?fref=ts

パリで、シリアで、パレスチナで、パキスタンで、世界中の子どもたちにこの笑顔が戻りますように。

 

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【パリ同時多発テロ】犠牲者に連帯するガザの子どもたち(引用元:Twitter)

2015年11月16日 | new◇イスラームとテロ

【パリ同時多発テロ】「難民を非難している人たちへ」

2015年11月14日 | new◇イスラームとテロ

引用:パリ同時多発テロが発生したことを受け、Twitterにはシリアなどからの難民を非難する声があがっている。

アメリカの共和党下院議員、ジェフ・ダンカン氏は14日、ヨーロッパにシリア難民を受け入れることが、さらなる悲劇を起こすという考えをツイートした。

これらの批判に、反論する人もいる。イギリスに住む大学生のダン・ホロウェイさんは14日、

「パリで起きた事件で、難民を非難している人たちへ」とはじまるツイートを投稿。

「(事件を起こしたような)人々がいて、難民たちがこのような人たちから逃げようとしているのだと

実感できないのかな・・」

と訴えた。ホロウェイさんのツイートは、14日午後7時30分現在で、5万5000回以上リツイートされている。

引用元:

ハフィントンポスト

 

 

@ShahadBallan

転載:シリア出身UAE在住の女性アナウンサーのツイッターより

「敬愛するパリよ、貴女が目にした犯罪を悲しく思います。

でもこのようなことは、私たちのアラブ諸国では毎日起こっていることなのです。

全世界が貴女の味方になってくれるのを、ただ羨ましく思います。」

 

 

今回の事件によって、全ムスリムを攻撃する人たちに対して、非ムスリムの方たちから擁護の声が上がっています。not all muslims terrorists

「もしすべてのムスリムがテロリストなら、世界中には約20億人のムスリムがいるというのに、

 なぜ あなたは まだ生きているの?」

引用元:Ilm Feed

 

イスラムに報復する心理:なぜマイノリティへの偏見が生まれるのか

碓井真史 | 新潟青陵大学大学院教授(心理学)

碓井先生は記事の最後をこう締めくくっています。

引用:「偏見は持っている側は意識できません。事実だとしか思えません。でも、偏見を持たれる側になれば、偏見だと強く感じます。外国の人から「だから日本人は」と悪口を言われれば、私たちは反論したくなるでしょう。

互いに偏見を強め、復讐と憎しみの連鎖が生まれてしまえば、テロリストたちの勝利です。私たちは、テロリストに勝利し、平和な未来を作るために努力し続けていきたいと思います。」


イスラームではこのようなテロ行為は全面的に禁止されており、クルアーンにもはっきりと書かれています。

【人を殺した者、地上で悪を働いたという理由もなく人を殺す者は、全人類を殺したのと同じである。

人の生命を救う者は、全人類の生命を救ったのと同じである(と定めた)。】クルアーン5-32

 

Shaykh Mohammed Aslam (イギリスのイスラーム学者)のツイッターより意訳:

親愛なる全人類へ:

預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)は、

侮辱され、

虐待され、

迫害を受け、

故郷マッカから命を狙われ追い出され、

最愛の妻を餓死させられ、

娘達は離婚させられ、

叔父を屈辱的な形で殺害され、

彼の信者たちは拷問を受け殺され、

愛する息子の死を笑われ、

20年間も戦争を宣言され、

その後ようやく故郷マッカを最終的に無血開城した時、

自分たちを迫害したすべての人達に対し、こう言いました。

                                            
「行きなさい、あなた方は自由の身です。これは、許しの日です!」
   

                           

パリで起きた恐ろしい事件で亡くなったすべての人に、哀悼の意を表します。

現在も不安と悲しみに包まれているパリの人々にアッラーのご加護とご援助がありますように。

一日も早いパリの治安の回復と人々の心が癒される日が来ることを心から願っています。

今回の事件と何の関係もない世界中のムスリムの子どもたちに、アッラーのご加護がありますように。

 

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「第二のマララさん」来日シンポジウム

2015年10月26日 | new◇イスラームとテロ

転載:シンポジウムのご案内

現代イスラム研究センターでは、パキスタン部族地域で米国のドローンの攻撃によって祖母を亡くし、自らも負傷したナビラ・レフマンさんと、彼女を支援し、ドローン攻撃の非人道性を非難する活動を続けるパキスタンの弁護士シャーザード・アクバル氏を招き、シンポジウムを開催します。

引用「無人飛行機は、致命的な爆弾をレマン一家に向けて発射し、この子供達の人生は、瞬時にして、苦痛の悪夢、混乱と恐怖へと変えられてしまった。

子供7人が負傷し、ナビラの祖母は彼女の目の前で殺害されたが、この行為に対しては何の謝罪も、説明も、正当化も行われていない。

先週、ナビラと、教師をしている父親と、12歳の兄が、自分達の話を語り、あの日の出来事についての答えを求める為、ワシントンDCにまで旅してきた。

しかしながら、遥か彼方の村からアメリカ合州国まで、信じがたいほどの障害を乗り越えてやって来たにもかかわらず、ナビラと家族は露骨に無視された。 議会聴聞会での彼らの証言に、出席したのは、430人の議員のうち、わずか5人だった。」

日時:11月16日(月)午後7時から午後8時半まで

場所:都市センターホテル 〒102-0093 東京都千代田区平河町2-4-1

タイトル:シンポジウム「米国のドローン攻撃とパキスタンの部族地域の教育改善を考える」(日英同時通訳付)

多くの方々のご参加を希望します。会場整理の都合上、ご参加希望の方は、ccis@hotmail.co.jpにご連絡ください。

都市センター・ホテルまでのアクセスは下のページをご覧ください。
http://www.rihga.co.jp/toshicenter/access/index.html

 転載元現代イスラム研究センター(Center for Contemporary Islamic Studies in Japan: CCISJ) 

 

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「アフガニスタンという国で・・」NGO「ペシャワール会」現地代表、中村哲氏

2015年08月09日 | new◇イスラームとテロ
 
転載:現場の声を聞く。
アフガンで難民診療に長年携わる医師、NGO「ペシャワール会」現地代表、中村哲氏

中村哲氏(なかむら・てつ)
「1946年福岡市生まれ。九州大学医学部卒。NGO「ペシャワール会」現地代表、PMS(ペシャワール会医療サービス)総院長。専門は神経内科(現地では内科・外科もこなす)。国内の診療所勤務を経て、1984年パキスタン北西辺境州の州都のペシャワールに赴任。ハンセン病を中心としたアフガン難民の診療に携わったのをきっかけに、井戸・水路工事による水源確保事業など現地での支援活動を続ける。
著書に『医者、用水路を拓く−−アフガンの大地から世界の虚構に挑む』(石風社)『アフガニスタンで考える−−国際貢献と憲法九条』(岩波ブックレット)など。」

・内政の問題:
「まず生きることです。
あとは、はっきり言って、タリバンが天下を取ろうが反タリバン政権になろうが、それはアフガンの内政問題なんですね。
そのスタンスさえ崩さなければ、我々を攻撃する連中なんかいませんよ。
それどころか、政府、反政府どちらの勢力も、我々を守ってくれるわけです。」

・何が嫌われるのか?:
「そうですね。アフガンの人たちは、親日感情がとても強いですしね。
それに、我々は宗教(イスラム教)というものを、大切にしてきましたから。
 おおむね、狙われたのはイスラム教というものに無理解な活動、例えば、女性の権利を主張するための女性平等プログラムだとか。現地でそんなことをすると、まず女性が嫌がるんです。
キリスト教の宣教でやっているんじゃないか、と思われたりして。」

・対立感情を生み出すもの:
「いや、対立感情は、むしろ援助する側が持っているような気がしますね。
【優越感】を持っているわけですよ。ああいう【おくれた宗教、おくれた習慣を是正してやろう】という、僕から言わせれば【思い上がり、もっときつくいえば、“帝国主義的”】ですけどね。
そういうところの団体が、かなり襲撃されています。
民主主義を波及させるというお題目は正しいんでしょうけれど、やっていることは、ソ連がアフガン侵攻時に唱えていたことと五十歩百歩ですよ。」

・憲法9条の意味:
「それに僕はやっぱり、日本の憲法、ことに憲法9条というものの存在も大きいと思っています。ええ、9条です。
昨年、アフガニスタンの外務大臣が日本を訪問しましたね。
そのとき、彼が平和憲法に触れた発言をしていました。
アフガンの人たちみんなが、平和憲法やとりわけ9条について知っているわけではありません。
でも、外相は、
「日本にはそういう憲法がある。だから、アフガニスタンとしては、日本に軍事活動を期待しているわけではない。
日本は民生分野で平和的な活動を通じて、我々のために素晴らしい活動をしてくれると信じている」
というようなことを語っていたんですね。
そういうふうに、日本の平和的なイメージが非常な好印象を、アフガンの人たちに与えていることは事実です。
日本人だけは、別格なんですよ。」

・憲法9条の底力:
「ほんとうにそうなんです。僕は憲法9条なんて、特に意識したことはなかった。
でもね、向こうに行って、9条がバックボーンとして僕らの活動を支えていてくれる、これが我々を守ってきてくれたんだな、という実感がありますよ。
体で感じた想いですよ。
 武器など絶対に使用しないで、平和を具現化する。
それが具体的な形として存在しているのが日本という国の平和憲法、9条ですよ。
それを、現地の人たちも分かってくれているんです。
だから、【政府側も反政府側も、タリバンだって我々には手を出さない。
むしろ、守ってくれているんです。
9条があるから、海外ではこれまで絶対に銃を撃たなかった日本。
それが、ほんとうの日本の強味なんですよ。」

・憲法9条のリアリティ「世界のどこにいても守ってくれるもの」:
「具体的に、リアルに、何よりも物理的に、僕らを守ってくれているものを、なんで手放す必要があるんでしょうか。
危険だと言われる地域で活動していると、その9条のありがたさをつくづく感じるんです。
日本は、その9条にのっとった行動をしてきた。
だから、アフガンでも中東でも、いまでも親近感を持たれている。
これを外交の基礎にするべきだと、僕は強く思います。」

Source:「アフガニスタンという国で、9条をバックボーンに活動を続けてきた」
http://www.magazine9.jp/interv/tetsu/tetsu.php

【写真】アフガンで難民診療に長年携わる医師、NGO「ペシャワール会」現地代表、中村哲氏


二度と過激派に参加しないと誓ったモーリタリアの過激派の若者たち

2015年05月23日 | new◇イスラームとテロ

転載:YouTube動画:モーリタニアで収監されている過激派の若者たち78人に対し、学者たちが彼らに、彼らの誤解を正し、本当のイスラームを説明した結果、57人が後悔し、二度と過激派に参加しないと誓った例に関する講義。

ある意味、彼らも犠牲者で、イスラームでないものをイスラームと教えられたり、誤解したりしている。

力で抑えるより、それを根本から正し、正しいイスラームを理解してもらう事が、彼らをも救うことになる。


マーシャーアッラー、こういう先生を「預言者様(彼にアッラーの祝福と平安あれ)の遺産相続人」っていうのでしょう。

メジャーなイスラームチャンネルでは一度もお見かけしたことはないけれど、穏やかで誠実で知識があふれ出る語り口。

無駄な言葉がありません。


【本当のイスラームを見分けるポイントの一つ】

2015年04月07日 | new◇イスラームとテロ

【本当のイスラームを見分けるポイントの一つ】

「ムスリムたちがイスラームの名のもとに一致団結しているのを見たら、

彼らは、このイスラームの実践において、正しく導かれていると確信してください。

一方、彼らがイスラームの名のもとに分裂したり対立しているのを見たら、

彼らは導きから外れて迷ってしまっていると確信してください。

なぜなら真のイスラームを実践することで得られる最初の収穫は、

共同体の一致団結と、分裂する原因の除去だからです。」

by 故ブーティー博士(アッラーのご慈悲あれ)



転載元:
Dr M. Saeed Ramadan Al Bouti - English


ヨルダン人パイロットのためのサダカ(任意の喜捨)

2015年02月17日 | new◇イスラームとテロ

ヨルダンのあるレストラン(下の写真)が、ISISに殺されたパイロットのために、無料の食事を提供する活動、サダカ(任意の喜捨)

始めました。

このレストランでは、困窮者のために無料の食事を提供し、その善行を、行っている本人ではなく、亡くなったパイロットへ

褒賞が行くよう、彼のサダカ(自由喜捨)として行っています。

イスラームでは亡くなった方のために、サダカ(任意の喜捨)をし、そのご褒美を故人が来世で受け取ることができます。

憎しみの連鎖を止めて、故人の冥福を祈るステキな善行に、アッラーのご満足がありますように。

転載元:http://www.assabeel.net/local/item/92078

*料理の写真は一般的なヨルダン料理で、このレストランとは関係ありません。シリア料理にそっくり。

 

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【動画】シリアのおばあちゃんVSダーイシュ(ISIS)の戦士

2015年02月15日 | new◇イスラームとテロ

「わたしゃ誓うよ、あんたたちのやってることは、まったくアッラーの道じゃない!」

「アッラーはあんたたちのすることを見てるんだよ!」


 

【動画】シリアのおばあちゃんVSダーイシュ(ISIS)の戦士 

Elderly woman filmed confronting ISIS and branding them 'devil' before quoting Koran

 

一部転載:ISISの戦士たちに、クルアーンを引用しつつ、説教するシリア人のおばあちゃん。マーシャーアッラー。

世界がかれらを恐れても、おばあちゃんは怖くない。孫のような戦士たちが心配なんです。

「あっちでも、こっちでも誰も殺したりしちゃいかん、

あんたたちのやっている事はイスラームじゃない、後悔してアッラーに戻りなさい、

アッラーはあんたたちのすることを見てるんだよ!そうしないと、、、」

そう言って、おばあちゃんが朗誦したクルアーンの節:


【わが印を偽りであるとし、それに対し高慢であった者たちには、天の門は決して開かれないであろう。

またラクダが針の穴を通るまで、かれらは楽園に入れないであろう。このようにわれは罪ある者に報いる。

かれらには、臥床として地獄があり、その上は(層また層で)覆われよう。われはこのように不義なる者に報いる。】7-40,41


後藤さんの死を悼んで

2015年02月02日 | new◇イスラームとテロ

(写真:インディペンデント・プレス)

日本人お二人の方の尊い命が奪われた事件に対して、ご遺族の方に哀悼の意を表し心からお悔やみ申し上げます。ISIL(アイシル)の残虐な犯罪の犠牲となってしまったことに、同じ日本人として、無念の極みと言い表せない深い悲しみを感じています。

後藤さんは最後のビデオ・メッセージの中で、『何が起こっても責任は私自身にあります。どうか日本の皆さん、シリアの人たちに何も責任を負わせないで下さい』と言われていました。後藤さんの現地の人を思う優しさに心を打たれます。憎しみが憎しみを産み、暴力に暴力で向かうことでは何も解決できないことを、世界中の紛争地を通して十分に知っていた後藤さんだからこその言葉だと思います。

後藤さんがもう紛争地から伝えることができなくなった今も、世界中で戦争の犠牲になり苦しんでいる子どもたちが、今この瞬間にも、たくさんいます。私たちが平和な日本にいながら、その子どもたちに目を向けること、これ以上そういう子どもたちを増やさないために、できることがないか考え続けること、あきらめないこと、後藤さんもそう願っているのではないでしょうか。

一人一人は無力かもしれません。それでも、後藤さんが一人で紛争地から伝え続けてくれたように、この世に生きている私たちにはまだ、できることがあります。

世界中でこれ以上、人の命が奪われないために、自分にできる努力を続けていけますように。

両親や家族を殺されたムスリム達が、預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)のことを思い出し、暴力による負の連鎖を止められますように。

ISIL(アイシル)の犯罪が産む偏見によって、世界中で罪のないムスリムの子どもたちが暴力で、また言葉で、傷つけられることがありませんように。

私たち一人一人が自分の利益よりも、世界平和を最優先に考えられますように。

ダマスカス留学生有志

 (写真:サウジアラビア・マディーナ)

 

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動画[Not in my name]「私の名(ムスリム)の元に行うのはやめてください」

2015年01月30日 | new◇イスラームとテロ

過激派ISIL(アイシル)へのメッセージ:ムスリム達が作成した動画

[Not in my name]「私の名(ムスリム)の元に行うのはやめてください」

アラビア語バージョン@モロッコ Not in My Name - Morocco Campaign

英語バージョン@イギリス    Not in my Name - Muslims against ISIS

 

後藤さんとパイロットのモアーズさんが一刻も早くご家族の元へ無事に帰ることができますように。

世界中のムスリムがこれ以上人の命を奪うことをやめられますように。

両親や家族を殺されたムスリム達が、預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)の事を思い出し、負の連鎖を止められますように。

私たち一人一人が自分の利益よりも、世界平和を最優先に考えられますように。

 

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各地に広がる人質解放の祈り

2015年01月24日 | new◇イスラームとテロ

↑写真:祈りをささげるイスラム教徒ら=東京都渋谷区の東京ジャーミイで2015年1月23日、斎川瞳撮影

日本国内のイスラム教徒の間でも、人質の解放を求める動きが広がっている。日本社会に溶け込もうとする教徒からは、イスラム国による日本人殺害脅迫事件について「イスラム教に対する偏見を助長させる」と不安視する声も上がった。イスラム教徒の集団礼拝日の金曜日にあたる23日、国内最大級のモスク「東京ジャーミイ」(東京都渋谷区)では正午すぎから集団礼拝が始まり、都内近郊から集まった約600人が祈りをささげた。

転載元:Yahoo ニュース

東京ジャーミイ

金曜日の説教(フトバ) 2015 年 1 月 23 日 「イスラームにおける生命の安全」

親愛なるムスリムの皆様。イスラームの崇高な教えは、神が最も美しい形で創造された人間の生命、財産、宗教、尊厳、安全を不可侵なものとしています。人は何よりもまず、自分や愛する人々の生命の安全を求めます。

人々の破滅ではなく導きを根本とする私たちの崇高な教えは、善いムスリムについて、「他者に安心感を与え、手(暴力)や舌(言葉)によって人々が害を受けることがなく、災いももたらさないと信頼できる人」という形で定義しています。

大切な兄弟姉妹の皆様。イスラームはどのような形であれ、他者の権利を侵害することに許可を与えておらず、迫害や暴力を認めていません。聖クルアーンは、1人の人間を正当な理由もなく殺害することは、全人類を殺害することであると説いています。預言者ムハンマド(彼の上に平安あれ)はこのことについて次のように仰せられています。

「人々に対し慈しみ深く接しない者にはアッラーも慈しみを持って振舞われない」

思想、肌の色、民族が何であれ、皆が等しくアッラーのしもべなのです。人々が、人間であるがゆえに与えられている権利を侵害するどのような動きも騒動や反乱とみなされ、騒動を起こすことは生命を傷つけることよりもなお大きな罪とされているのです。

大切な兄弟姉妹の皆様。預言者ムハンマド(彼の上に平安あれ)は「あなた方は地上にある者に対し慈しみ深く振舞いなさい。そうすれば天にある存在もあなた方に慈しみ深く振舞われるだろう」と仰せられました。崇高なる神が、生命、財産、そして全ての尊いものを侵害する者たちから私たち皆を守ってくださいますように。私たちの国やイスラームを混乱や騒動、騒乱からお守りくださいますように。

転載元:Facebook Tokyo Cemii

富山モスク

県内のイスラム教徒たちが祈りを捧げる(富山モスク)
過激派の「イスラム国」とみられるグループが、人質にした日本人2人を殺害するとして身代金を要求している事件で、県内からも解放を願う祈りです。

射水市にあるイスラム教の施設=モスクでは2人の無事を願って県内のイスラム教徒たちが祈りを捧げています。

転載元:北日本放送|KNB WEB [テレビ] 

横浜モスク

少ない情報に焦燥感が募る中、希望をつないで無事を願う知人たち。日本在住のイスラム教徒らも解放を祈った。

 金曜日の集団礼拝日に当たる23日午後。横浜市都筑区にあるイスラム寺院「ジャーメ・マスジド横浜」(横浜モスク)には、県内に住む約200人のイスラム教徒が集い、一心に祈りをささげた。 「拘束された日本人2人の無事を祈った」。同モスクの代表を務めるスリランカ出身のハミル・ラムザンさん(46)=同区在住=は、手を合わせながらそう話した。家族とともに日本で暮らして18年。「日本人とは兄弟のような気持ち」でいるからこそ、「2人が無事に戻り、家族のもとで平穏な暮らしに戻ってほしい」と願う。

 イスラム教徒として、イスラム国へ向けるまなざしは厳しい。同モスク運営委員でパキスタン出身の林アルタフさん(55)=川崎市高津区=は、「『イスラム』と名乗ってはいるが、殺人を繰り返すイスラム国は他者を尊ぶイスラム教の教えとは全く異なる」と批判する。

転載元:【神奈川新聞】

群馬・伊勢崎モスク

群馬県伊勢崎市のモスクでも、県の内外から集まったイスラム教徒が、2人の無事の解放を願い、祈りをささげています。
伊勢崎市にあるイスラム教の礼拝施設のモスクでは、毎週金曜日に行われている集団礼拝に、県の内外からパキスタン人を中心に、およそ80人のイスラム教徒が集まりました。
通常の集団礼拝のあと、このモスクの代表のハーフィズ・ムハンマド・アハマド・カマルさんが「テロ行為や人質を取ることはイスラムの教えには書かれていない。人質となっている2人が日本に無事に帰るよう祈りましょう」と呼びかけました。
そして集まった人たちは、うなずきながら話を聞き、それぞれ真剣な表情で祈りをささげていました。
礼拝のあと、パキスタン人の男性は「人質事件は本当に残念で、とてもつらいです。2人が無事に日本に帰ってくるように心の中でも祈っています」と話していました。

転載元: 動画 NHK News Web

ヨルダン アンマンのモスク

アンマン市内のモスクに集まり、祈りをささげる人たち=23日(共同

「日本人は友人だ。2人が無事でいてほしい」。23日、ヨルダンの首都アンマンの住民は無事を願う声を上げ、日本の現地対策本部の関係者は懸命の情報収集を続けた。 23日昼の金曜礼拝。アンマン市内最大のモスク(イスラム教礼拝所)から祈りを呼び掛ける声が響き渡った。モスクに入りきらない人々が道路まであふれ、一斉に祈りをささげる。 「イスラム教とイスラム国は違う存在。日本人にも分かってほしい」。礼拝を終えたアハメド・アズウールさん(65)が訴えた。

転載元:産経ニュース

 

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