マスジド(モスク)大塚 から
東日本大震災 被災者支援のご報告-20
2011年4月28日
アッサラームアライクム ワラハマトゥッラーヒ ワバラカートゥフ
支援金などにご協力いただきありがとうございます。
4月19日に出発しました支援物資輸送第18便についてご報告いたします。
今回は、ボランティアによる手作りハンバーガーとカレーライス、支援物資を積んで、常磐道いわき湯本IC近くの2箇所の避難所へ行きました。
1、いわき市立高久小学校(避難者35人(子ども2人))
雨が降る中、現地在住パキスタン人の案内で避難所を訪れました。今回はパキスタンのネットニュース記者も同行し、何人かの被災者にインタビューをしていました。ある被災者は、津波にあった時のこと、津波から逃げる時のことを話してくれました。しかし彼の母親は津波にのみこまれてしまい、彼は深い悲しみの中にありました。60代ぐらいの老夫婦が、自分たちには帰る家がないと言った時、彼らの目には涙があふれていました。
高久小学校の校長先生は私たちをとても歓迎し、感謝の意を述べてくれました。
女性の担当者は、彼女自身も被災者であり、震災のあった3月11日の夜から避難所に泊り込んで任務にあたっていますが、自分の家が津波で押し流されたのを彼女が知ったのは、震災の3日後でした。
◆炊き出しメニュー
・カレーライス
・ハンバーガー(子どもたちのみ)
◆お渡しした支援物資
・野菜ジュース
・Tシャツ
・下着
・靴、かばんなど
2、いわき市立藤間中学校(避難者75人(子ども15人))
ここは高久小学校から車で5分ほどのところにあります。ここで出会った一人の被災者は、とても率直に私たちに話をしてくれました。彼は、いわきがどれだけ甚大な被害を受けたかを示す写真の載った地元紙のコピーを私たちに示し、全国紙やマスコミはいわきの被害について適切な報道をしなかった、だから多くの人々はいわきの人々がどれだけ苦しんでいるかについて知らないのだと訴えていました。彼が最も心配していることは、福島原発からの放射能被害でした。
私は、担当者から少し話をするよう依頼されました。そこで私は、彼らが置かれている辛い状況に対する悲しみを述べ、彼らに以前のような安心と復興が早く訪れるようアッラーに祈りました。
◆炊き出しメニュー
・カレーライス
・ハンバーガー(20個)
◆お渡しした支援物資
・野菜ジュース72パック
・下着
ジャパン・イスラミック・トラストでは、引き続き下記の物資を募集いたします。郵送する場合は、「震災救援物資」と箱に明記してお送りくださいますようお願いいたします。
【不足していて現地で要望のあったもの】
・ 果物
・ 牛乳(常温保存できるもの/200cc紙パック)
・ 野菜ジュース(常温保存できるもの/200cc紙パック)
大口の支援物資をジャパン・イスラミック・トラストに託すことを希望される方は、まずはジャパン・イスラミック・トラストに電話またはメールでご相談ください。
みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。
【支援金の振込先】
三菱東京UFJ銀行 大塚支店 普通1363828
ジャパン イスラミック トラスト
被災した方々にアッラーの助けがありますように。
ご協力くださったみなさまにアッラーの報奨がありますように。
宗教法人 日本イスラーム文化センター
ジャパン・イスラミック・トラスト (マスジド大塚)
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