転載:「ASEANムスリム観光客おもてなしハンドブック」
近年ビザの緩和等による東南アジアからの訪日観光客増加に応じてムスリム観光客の増加が見込まれます。
公益社団法人日本観光振興協会では、ムスリムの信仰や戒律に基づく食事や礼拝等の受け入れに対応するために「知っておきたいこと」や、「準備しておきたいこと」などを取りまとめたハンドブックを作成いたしました。
この度、下記よりハンドブックデータをPDFファイルにて、ご覧いただけるようにいたしましたので是非、ご活用ください。
→「ASEANムスリム観光客おもてなしハンドブック」データはこちら[PDF:2.45MB]
公益社団法人 日本観光振興協会
〒105-0001 東京都港区虎ノ門3丁目1-1虎の門3丁目ビルディング6階
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【全国地域観光情報センター 全国 観るなび】 http://www.nihon-kankou.or.jp/
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そうですね、ここまで気を付けてもらったら至れり尽くせり、という感じではないかと思います。
特に、ハラルの項目のところは、ハラールマークを取得するために必要なレベルの状態まで書かれているので、一般的にムスリムをおもてなしする際に気を付けることよりも、ちょっと気を遣いすぎなかんじはしますが、、、^^;
ハンドブックにも何度も書かれている通り、ムスリムと言っても千差万別で、仏教徒の日本人でも、肉や魚を食べる人がいるように、ムスリムと言っても信仰への熱心さや自国の文化の違いによって、いろんな人がいます。
ただ、一番厳しい基準の人に合わせて用意しておけば、それ以外のムスリムにとっても全部食べられるものになるので、ビジネスとしてムスリムをおもてなしする際には、厳しい基準をクリアーしておいた方が、後々楽、というのはあると思います。
人をもてなす時の基本は、やはり、相手を思いやり尊重することなので、ムスリムを迎える方が、イスラームの文化を知ろうという気持ち、相手の文化を尊重したいという気持ちでムスリムに接することが何よりも大切だと思います。
PS:ハンドブック内の酢についての記述は、イスラームでは酒が自然発酵し完全に酢に変化した状態のものはすでにハラ―ル(合法)の食べ物になるため、ここに書かれているのは、発酵を促すために人工的にアルコールを添加した酢のことかと思います。