Look at the Dawn Sky (^^)

生きとし生けるものが幸せでありますように。

偽りの秋、泡沫の秋

2020-08-05 07:08:28 | 日記


 「ん……なんだこれ?、涼しいの、か」



 玄関から一歩外に出ると、涼しいというか妙な肌寒さを確かに覚えたのですが、それと同時に肌にまとわりつくような湿気もまた感じられます。



 季節の変わり目には一夜を境にガラリと気温や湿度等が上下しますけれど、今は八月。

 それも始まったばかりでこれからが夏本番、な筈。

 なんとも不可解な涼しさに包まれていた今朝の川っぺりです。












 日の出まであと僅か、というタイミングで7、8羽のカラスくんたちが一斉に件の方角に向かって出撃して行きます。



 果たして今回はどうなることやら。












 それからしばらくの間、偽りの秋、とでも言いたくなるような涼しさと、むせかえるような湿気のコラボレーションがどうにも気になっていましたけれど、今朝は幸いにしてカメラのレンズも私のメガネも大して曇ったりはしていませんでした。

 その事にホッとしつつ油断なく空を見上げていると。



 カラスくんたちが向かったハズの方角から、なんだか愉しげにきりもみ急降下等を繰り返していたブサさんのお出ましです。



 まあ、想像ですけれど、ブサさんもやはり今朝の川っぺりの涼しさに嬉しくなってしまい、少しはしゃいでいたように感じられます。

 相変わらず素晴らしいスピードでの曲芸飛行を見せつけてくれたブサさんは、そのまま件の方角に戻って行きました。

 その後また、しばらくすると。













 今度はミサゴ先輩のお出ましです。



 何故か今朝は普段よりもかなり低い高度を飛んでいたミサゴ先輩も、やはり川っぺりの涼しさに誘われてのことかと思われます。










 そして



 東の空に



 お天道様がじわりじわりと滲み出て参ります。










 突如、一羽の川鵜くんが



 日の出と共に私の目の前を横切って行きました。



 そしてご来光や川鵜くんのお出ましと共に、遠赤外線的な熱が川っぺりを満たし始め、偽りの秋の涼しさは少しずつ泡沫の夢となり、静かに消え去って行きます。











 生きとし生けるものが幸せでありますように。




 230 拝

いつから梅雨明けだと錯覚していた

2020-08-04 06:53:48 | 日記

 湿度100%



 飽和水蒸気量、臨界



 確かに雨は降っていませんが、いつから梅雨明けだと錯覚していた? と、ネタ台詞を言いたくもなる、とても蒸し暑い川っぺりです。











 じわりと全身に滲む汗。

 容赦なく曇るレンズとメガネ。

 しかし、それでも鳥たちの活性は意外に高く、いつシャッターチャンスが来ても良いようにレンズを拭いたりメガネを拭いたりレンズを拭いたり、拭いたり拭いたり拭いたり拭いたりしていると。



 ブサさん(ハヤブサ)が元気に南下して行きます。

 そしてまた更に曇るレンズ。



 もうピンボケは諦めましたが、心なしかブサさんの翼もシットリと湿っていて、何だか飛びにくそうに見受けられます。

 やがてブサさんが見えなくなってから一拍置いて。



 わらわらとカラスくんたちが集まってきました。



 電線に止まったカラスくんたちは南の方、ブサさんが行ってしまった方角に目を向けていたご様子。

 ブサさんの接近に慌てて集合したカラスたちですが、五分経ち、十分経ちしてもブサさんが戻って来ません。

 やがて監視に飽きたカラスくんたちは次第に一羽、二羽と抜けて行きます。

 そして電線に残ったカラスがたった一羽になったその時、もう一羽のブサさんが素晴らしいスピードで私の頭上を駆け抜け、南下して行きました。

 私も必死にレンズを拭きながら、ファインダーでブサさんを追いますけれど、残念ながらシャッターチャンスを逃してしまいました。

 残念だったのはただ一羽、電線に居残っていた勤勉なカラスくんも同じたったようで、ブサさんが行ってしまうと仲間たちが遊んでいた対岸の民家の屋根に向かい「もー! せっかく来たのになにしてんだよー!」と、ばかりに「アー! アー! アー!」と、文句をたれていたみたいです。











 そして静かになった川っぺり上空に、ミサゴ先輩もまたのんびりと南下して行きました。



 猛禽嫌いで知られるカラスですが、やはりミサゴだけは多少チェックが緩いみたいですね。








 生きとし生けるものが幸せでありますように。



 230 拝


安全と安心

2020-08-03 07:21:58 | 日記

 今朝は川っぺりに向かうまでのほんの十数分の道のりで、二回ものヒヤリハットな恐怖体験を味わいました。



 最初の恐怖体験はまだまだ薄暗い幹線道路に出て、大きな交差点の手前50mほどの所でした。



 突然歩道の暗がりからフラフラと、そしてヒョコヒョコと、気味の悪い動き方のおじいさんが車道に出てきて、マジ、ビビりました。

 そして二度目の恐怖体験は、先の交差点を曲がってしばらく直進していると、後ろから明らかにとんでもないスピードで走っている車のエンジン音がガンガン迫ってきます。



 深夜から早朝にかけて交通量が少ない時間帯の幹線道路では割とよくある事なのですが、それでもそんな御バカヤロー殿が、自車の後ろから否応なしに迫って来るというのはマジで勘弁して頂きたいものです。



 ところでつい先日、コロナ自粛の影響で交通事故の「発生数」が二割程下がったという報道が流れました。



 確かに表面的な数字上では減っているのでしょうけれども、「発生数」ではなく「発生率」として数字を分析した場合は逆に重大事故が増えているというデータがかなりあっちこっちから出ています。

 これらのデータの出展については少し調べれば幾らでも出てきますのでここでは割愛しますが、今朝の出来事を経てつくづく思ったことを以下に記します。



 最近は特に、安全と安心を混同している人がとても増えていますね。

 本来、安全と安心は全くの別物です。

 安全性と安心感と言えば伝わるかな。

 或いは安全性とは理性で、安心とは感情だとも言えるでしょう。



 例えば一昔前、ビートたけしさんは言いました。

 「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」と。

 私はこれこそが安心感という、あやふやな気分、感情の正体を言い表していると思うのです。

 確かにみんなと一緒なら怖くはないのでしょうね。

 しかしだからと言って、怖くさえなければ、果たしてそれが安全だと言えるのでしょうか。

 そんなバカな話はありません。

 そんなのは危険に決まっているし、迷惑に決まっているし、悪いに決まっています。



 今朝のおじいさんにしても、暴走車両の運転手しても、おそらく彼らは、ちょっとくらい平気平気とか、俺は運転上手いからぜってー事故らねー。などという「安心感」から、危険を危険とも思わない行動を平気で行えるのだと考えられます。

 「赤信号みんなで渡れば怖くない」というギャグが当時あんなにもウケたのは、安全性よりも安心感に、理性よりも感情に重きを置く人が圧倒的に多かったという事を物語っているのだと私は考えますね。



 そして今、根拠なき安心感を有り難がる人々は、当時よりも更に増加していると感じています。

 ですが私としては、この期に及んで尚も安心感を有り難がる人々にかける言葉は何も持っていません。

 持ってはいませんが、自戒の意味を込めてあえて言うなら、スピードを出し過ぎないこと。車間距離を広くとること。

 そして思い込みからくる安心感を捨て、常に適切な危機感を保つことこそが、本当の意味で安全性を高めてくれる唯一の道なのだと結論しています。



 生きとし生けるものが幸せでありますように。

 230 拝


よーいドン!

2020-08-02 06:23:23 | 日記




 やたら長かった梅雨がやっと終わったと思ったら、またしても蒸し暑い曇り空。



 まるでそれが合図だったかのように、よーいドン! で、台風3、4号が発生していたようですね。



















 当然、鳥たちの活性も低くなり、ブサさんらしき鳥影もチラッとは見えたのですが、確信は得られませんでした。



 今朝、唯一活発だったのは最近巣立ちを果たしたばかりに見えるツバメのキッズたちだけでしたね。



























 さて、そろそろ帰ろうと思った時に。



 対岸の木立に大きなトンビくんが一羽滑り込んできて



 なんだかバッチリ目が合ってしまいました。



 生きとし生けるものが幸せでありますように。

 230 拝




梅雨明け

2020-08-01 06:29:00 | 日記




 空、久しぶりに高いですね。



 長かった梅雨もやっと終わったようです。































 のんびりと宙を漂っているあやしい鳥影を発見。



 あんよをデレーンと下ろして、どこか弛緩した風なブサさん(多分ハヤブサ)です。

 彼もまた梅雨明けを肌で感じて、なんとなくリラックスしているようにも思えます。


















































































 生きとし生けるものが幸せでありますように。



 230 拝