21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

豚インフルエンザ

2009年04月27日 09時48分37秒 | Weblog
 豚インフルエンザが、昨日今日と注目を集めているが、政府の対応は遅すぎる。

「水際で食い止める」と言っているが、豚インフルエンザはすでに国内に入り込んでいるし、感染も拡大している。

 ただ、豚インフルエンザは普通のインフルエンザに比べて、毒性が強くないために、日本のような先進国で、国民の栄養状態が良い国では、感染が拡大しても問題にならない。

 発展途上国のメキシコ国内で、人口密度が最も高いメキシコシティの中の、栄養状態が良くない低所得者が混雑に住んでいる衛生状態が良くない地域で、治療費の問題から、病状が深刻化するまで受信できない人が死亡しているだけである。
 これは、貧困問題・公衆衛生問題・貧富の格差問題で、政治的に対策が取られるべき問題で、日本国内での感染拡大に時間をかける必要はない。


 「危機感」を演出し、国民に恐怖感を植え付けたうえで、政府の対応力を強調してヒーローになろうとする各国政府首脳の選挙活動には嫌悪感をおぼえる。
 豚インフルエンザは日本国内では流行しない。しかしそれは、病原菌の毒性が弱いからであって、日本政府に対応力があるからではない。


 「緊急対応」名目で、物流・人の動きを制限し、国内産業(特に農業)を保護する方向に動き出せば、日本経済の悪化度は深刻さを増す。新しい「官製不況」が生み出されることになる。

 豚インフルエンザ問題への正しい対応は、メキシコのスラム地区への支援を拡大することだ。日本のODA資金を使い、日本企業の技術力で、上下水道・電力供給システムの整備を進め公衆衛生を改善するとともに、教育を普及させて産業を興し、住民が十分な食事をとれるようにする必要がある。
 北米向けの自動車を生産している工場は、人件費が高い日米での生産をやめ、メキシコに移るべきだ。

燃料電池車?

2009年04月27日 09時20分56秒 | Weblog
 ガソリン自動車が爆発的に普及した理由の一つは、「統一された給油システム」にある。

 自動車のメーカーの種類、ガソリンスタンドの系列の違いによらず、どこのスタンドでもすべての自動車・バイクが給油を受けることができる。

 ディーゼルとガソリンの違いはあるが。


 環境新時代を迎え、次世代自動車の給油システムが多様化しようとしている。

一般車 - ガソリン、ディーゼル、バイオ・ディーゼル

ハイブリッド車 ー ガソリン、ディーゼル

天然ガス車 - LNG

燃料電池車 - 水素

電気自動車 ー 電気、プラグ・イン・コンセント


 ガス車は、業務用が多く各事業所で給油しているのが一般的で、利用者(会社員)もそれには不便を感じていない。

しかし、普通車のレベルで、利用者が自分の車に会った供給スタンドを見つける手間をかけるのか? 1円でも安いガソリンスタンドを探しまわっている人も少なくはないが・・・ 自動車が、「気軽には利用できない」モノになっていくような気がする。


長期的には、燃料電池車・ガソリン自動車・電気自動車のうち、一つは消滅するだろう。もしくは、全てのガソリンスタンドで、ガソリン、ディーゼル、水素を供給できるようになる。もちろん、そのために必要な数億円の設備投資費を準備できない個人経営のガソリンスタンドは倒産する。新しい「官製不況」である。


電気自動車は、コンビニの駐車場で充電できるようになるのではないだろうか。